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喜びのとき。屋久島に咲く花をかたどって、ネックレスとピアスを作りました #屋久島でつくる結婚指輪

春の柔らかな光が満ち始めた朝に。

緑に包まれて、小さなジュエリーを眺めるひととき。

静かで、そして力強い

イエローゴールドとダイヤモンドが紡ぐ煌めきに、こころ癒されました。

 

ペアで仕立てたピアスとネックレスが、

屋久島と響き合っているように感じられました。

 

冬が近づくころ、庭先や散歩道にぽこぽこと姿を見せる黄色い花。

陽にほどけるように咲く、その佇まいに出会うたび、なんだか嬉しくなります。

大好きなツワブキの花をモチーフにお作りしたジュエリーです。

 

ツワブキのネックレス 18k yellow gold, diamond

 

ペンダントトップの大きさは約8mm

指の先に収まるくらいの、とても繊細なフォルムです。

 

それでも、その小さなかたちのなかに、

凛とした余韻のような気配を感じるのは、

ツワブキの花が纏う、生きる美しさによるところなのかもしれません。

 

憧れはいつも、アトリエの庭先に出会う花々にありました。

 

ツワブキのピアス 18k yellow gold, diamond

 

花びら一枚一枚が浮き上がるように見えて、儚い雰囲気を感じますが、

しっかりとした安定感があり、日常の中で安心してお使いいただけます。

 

ダイヤモンドとゴールドで仕立てたジュエリーは、耐久性に優れ、メンテナンスフリーなのが嬉しいところ。

 

長くご愛用いいただけるよう、透明度が高く、カットの美しいダイヤモンドを選んでセットいたしました。

 

お二人がアトリエを訪れてくれたのは、ちょうど島にツワブキの花が満開を迎えた、昨年の冬のことでした。

テーブルを囲みながら、彼女と彼と一緒に、
金属の種類や天然石のカラーをひとつずつ選んでいった日のことを、今でも鮮明に覚えています。

 

あれから月日が流れ、長く続いた冬が去りました。

島には、若々しい緑と光が溢れています。

お二人と再会できる日まで、あと少し。

 

ともに育んできた種が、まるで本当の小さな花を咲かせたような

幸せな喜びを抱きながら。

 

お二人とご一緒する、楽しいジュエリー作りは、あと少し続くのでありました。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

枝垂れ桜の指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

material: 18k pink gold, platinum, pink sapphire
size:花約7mm、リング1.2mm幅

Delivery time is within 2 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせてオーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約2ヶ月。

屋久島でつくる結婚指輪

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京都に出会う春の喜び、枝垂れ桜の指輪が出来上がりました #屋久島でつくる結婚指輪

1.7mm and 2.0mm wave ring in platinum #屋久島でつくる結婚指輪

material: platinum

size: 1.7mm and 2.0mm

Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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プラチナで紡ぐ、お二人の大切な想い。波のリズムリング #屋久島でつくる結婚指輪

An Octagon Ring for the Rhythm of the Seasons #YakushimaWeddingRingsStories

Spring, Summer, Autumn, Winter.

In harmony with the rhythm of the seasons, I set four sapphires into the octagon ring.

The joy of seeing the ring in a new way, depending on the season or your mood.

The 5mm-wide ring in 18k yellow gold rests in harmony with the lush green of Yakushima Island.

 

We can feel the rich variation of the seasons in Japan.

That beauty always offers us delicate and vibrant moments.

The flowers are singing and the mountains are smiling.

Living on this island, If I listen closely with my heart, I can feel the natural mystic blowing through the air.

I think we are sharing these precious feelings.

 

I’m truly grateful to have been entrusted with creating their meaningful wedding rings.

Thank you, Yakushima, for bringing us together.

 

The gentle green of springtime. The brilliant summer blue.

 

And the deep, rich orange of autumn.

He and I have had so many conversations about the types, colors, and arrangement of the stones.

So happy to see the vision we’ve grown together come to life here.

 

Though the form is sharp, I shaped the inside softly where it touches the finger.

I hope this ring will stay close to their life together for many years to come.

 

Sending love from the lush green of Yakushima.

Wishing you a beautiful life together.

Spring, Summer, Autumn, and Winter #YakushimaWeddingRingsStories

Under the Cherry Blossoms in Kyoto #YakushimaWeddingRingsStories

Under the Cherry Blossoms in Kyoto #YakushimaWeddingRingsStories

We finally met up in Kyoto, just as the cherry blossoms were in full bloom.

It had been four years since I made their engagement rings.

It was a warm Sunday, filled with sunlight after the rain had passed.

 

They’re visiting Japan now for their honeymoon, and I had brought one of the rings they ordered as their wedding bands.

I was so happy to hand it over in person.  It was a truly special moment.

We enjoyed some coffee together and shared updates about the cherry blossoms.

It was also lovely to have a chance to talk about the next ring project.

 

They told me with happy smiles about their plan to visit Arashiyama that afternoon.

And finally, we took some photos together and said goodbye with a warm “Let’s stay in touch.”

 

After that, wrapped in the afterglow, I felt truly happy.
I realized I was growing even more fond of them.

 

Spring, Summer, Autumn, and Winter #YakushimaWeddingRingsStories

A Octagon Ring for the Rhythm of the Year #YakushimaWeddingRingsStories

春の喜びに出会う、枝垂れ桜の指輪が出来上がりました #屋久島でつくる結婚指輪

枝垂れ桜の指輪 platinum, 18k pink gold, pink sapphire ¥220,000

 

京都への旅行に合わせて、春のジュエリーを作りました。

枝垂れ桜の指輪

満開の桜の下で、その佇まいをそっと眺めて。

 

はんなりと、薄紅色に染まる時間。

風に舞う花びら。

ずっと思い描いていたリングが、初めて形になりました。

 

1mm幅ほどのピンクゴールドのリングをベースに仕立てた、繊細なデザインです。

プラチナでかたどった花びらの中央には、ピンクサファイアをあしらいました。

 

蕾を模した小さな粒の中にも、ピンクサファイアをセットしているのが見えるでしょうか?

 

雫のように、そっと蕾を抱いている枝垂れ桜の美しさもまた、心に残ります。

 

まだ少し寒さの残る中、お抹茶をいただきながら、

静かに、心を躍らせ眺める桜が大好きです。

 

特にお気に入りなのが、御所の枝垂れ桜で、

その開花のタイミングに合わせて、

今年も会いに来ることができました。

 

雲の合間から、柔らかな光が降り注ぎ、

まどろむぬくもりがリングを包み込みました。

 

うららかな春を、そっと手にとるような。

繊細な喜びに満ちたジュエリーだと思います。

 

春夏秋冬。

日本の四季に寄り添うように、

ジュエリーを作り進めてゆくのも、素敵かもしれませんね。

 

思えば、毎年京都を訪れながら、

数年がかりで取り組んできた制作でした。

 

デザインもつけ心地も、洗練されたものに仕上がっています。

いよいよこれからは、オーダーメイドのご相談も承れるようになりました。

 

わたしも大好きな、枝垂れ桜の指輪です。

春の喜びを、皆さまとも分かち合えたら、何よりも幸せです。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
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tel: 0997-47-3547

 

 

屋久島の季節を纏うように。島で出会う草花や海、月星をモチーフにしたジュエリーを作っています

 

海の向こうの皆さまに、オンラインでオーダーメイドのご相談を承っております。

 

お二人だけの結婚指輪が出来上がるまでの流れ、素材、価格

結婚指輪のオーダーメイドにつきまして #屋久島でつくる結婚指輪

 

アフターケアについて

お選びいただいたジュエリーのメンテナンス、お修理につきまして #屋久島でつくる結婚指輪

 

 

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

ありがとう、屋久島! プラチナとダイヤモンドでつくる、紫陽花のエタニティーリング #屋久島でつくる結婚指輪

さて、

紫陽花をモチーフにしたエタニティリング作りも、その工程はいよいよ佳境を迎えている。

 

プラチナで仕上げた小さな花を12個、リングの上に一周配置していくわけだけど、その作業は、繊細で、そしてとても感覚的だ。

細やかなバランスの出会いが、一つだけの造形を生み出してゆく。

 

雨の季節に咲く紫陽花の佇まいを思い描きながら、心静かにタッチを重ねていく。

 

菜の花の季節も、そろそろ終わりを迎え、

雨の多い日が続くなかで、緑はますます深まってきた。

 

屋久島の時間に寄り添いながら、お二人にお届けするジュエリーをひとつひとつ、心静かに作っている。

 

冬のあいだに収穫され、ジュースになったタンカンは、今年もとびきり美味しい。

この大好きな場所で出会う喜びを、お二人と分かち合えることが、なによりも嬉しい。

 

造形作業を無事に終えて、リングにセットする12粒のダイヤモンドを眺めながら、ほっとひと息。

 

気がつけば、もう4月に入っている。

ずいぶんと暖かくなり、島にも少しずつ賑わいが戻ってきている。

海も、山も、心躍る季節だ。

あと少しで、お二人が島にやってくる。

 

今日も美しい。

ありがとう、屋久島!

 

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海、紫陽花、祝福のエタニティーリングをつくる #屋久島でつくる結婚指輪

海、紫陽花、祝福のエタニティーリングをつくる #屋久島でつくる結婚指輪

とても細やかな作業が続いているので、アトリエからすぐ近くに海があるのは、助かる。

 

ここのところは、冬の名残の北風が長く吹き、いつものビーチではサイズのある波にも乗ることができた。

雪解け水を含んだ海水は、まだまだ冷たい。

波に乗るうちに、風が体を通り抜けていくような感覚が宿る。

自然と視野は遠くを捉え、ふわりと力が抜けていく。

 

早朝の運動を終え、すっきりとした気持ちでアトリエに戻る。

少し遅めの朝食をとり、熱いカフェオレを大きなマグカップいっぱいに作って、作業机に向かう。

 

窓の向こうからは、春の柔らかな光が差し込んでいる。

いつもの島の時間が、今日も静かに流れてゆく。

 

鉄鋼ヤスリを片手に、細やかな造形をかたどっている。

紫陽花を模した、5mmほどの小さなプラチナだ。

 

大きさと形に変化を持たせつつ、全部で12個。

それと予備のためにいくつか。

この小さな花たちが、リングをぐるりと囲むことになる。

 

とてもスローなペースではあるけれど、少しずつリングが形作られてゆくこの時間も、また愛おしい。

 

エタニティーリングは、リングをぐるりとダイヤモンドが囲むデザインで、そのエレガントで洗練されたスタイルは、世界中の人たちに広く愛されている。

中でも、お花をモチーフにしたエタニティーリングは、どこか花冠を思わせる雰囲気があって、わたしは特別に好きだ。

 

あるいは、ハワイのレイのように、島に降り注ぐ祝福にも似ているのかもしれない。

私自身もその喜びを享受するような気持ちで、作業机に向かっている。

 

削り出したプラチナの花は、紙やすりを丁寧に使い、段階的に細やかに磨き上げておいた。

こうしておくと、仕上げ作業を、より美しく、スムーズに行うことができる。

 

そして、木槌で叩き、花びらに柔らかなカーブを施して、花の印象に近づけておく。

その造形の手本になっているのは、もちろん、いつも眺めている島の紫陽花たちである。

 

雨の季節が、少しずつ深くなってきている。

 

 

制作編

雨とプラチナとダイヤモンド。紫陽花をモチーフにした指輪を作っている #屋久島でつくる結婚指輪

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プラチナで紡ぐ、お二人の大切な想い。波のリズムリング #屋久島でつくる結婚指輪

時の巡り。響き合う波のリズム。

 

雨上がりのビーチにて、

プラチナリングは、春の柔らかな風と潮騒に包まれていました。

 

屋久島からお二人へ。

ご結婚おめでとうございます!

 

海とジュエリー。小さな島の結婚指輪作り。

時の巡り。響き合うリズム。#屋久島で作る結婚指輪

 

大切な何かを分かち合いながら、ともに歩むオーダーメイドは、いつも楽しい。

小さな船に一緒に乗って旅をしているような、心躍る日々だったように思います。

 

わたしたちが大好きな、海と響き合う結婚指輪が出来上がりました。

 

波打ち際まで歩いてゆき、そっとリングを手に取ってみる。

 

彼のリングは2.0mm幅。彼女のリングは1.7mm幅。

すっきりと細身のシルエットで、お作りしました。

 

繊細ではありますが、手の中にプラチナの確かな重みが伝わってきます。

 

雨上がり、雲のフィルターを通り抜けて降り注ぐ光を受けて、

リングの表面に、波模様の陰影が強く映し出されています。

 

その波の曲線が重なり、一つの模様のような、新しいリズムを作り出しています。

 

包まれる波音の中で、

プラチナリングは二つでもあり、同時に一つでもあります。

 

ありがとう。

足元の水はとても冷たかったけど、穏やかな気持ちが広がってくる。

 

この小さな二本のリングが、島の時間とも響き合っているように感じられ、

胸がいっぱいになりました。

 

 

波のリズムは、実は少しだけ、その波長の大きさに変化をつけて仕上げてあるのは、ここだけのお話。

 

少しずつ違っていながらも、二つで一つになるように。

デザイン作りで大切にしたところです。

 

表面の質感も、変化を持たせて仕上げると、

一つだけの息吹のようなものが、

確かな温もりをまとって芽生えたように感じられました。

 

海を越えて、これまでずっとメールを通して、指輪作りを行ってきたけれど、

どんなお二人なのだろう。

いつか、お会いできるだろうか。

 

雨が降ったり虹が出たり。

わたしたちの暮らしの中にも、実にさまざまな出来事が訪れるけれど、

ほんのささやかな喜びを、分かち合うことのできる誰かがそばにいると、

日々は幸せに包まれるように思います。

 

ご結婚おめでとうございます。

お二人との素敵な出会いに、ありがとう。

 

キラキラと輝きながら、風に舞う花びらのような光を手に取り合って、優しく紡ぐように、

お二人の新しい時間が、ゆっくりと育まれてゆきますように。

 

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屋久島の祝福、お二人に結婚指輪をお渡しする日 #屋久島でつくる結婚指輪

お二人に結婚指輪をお渡しする日。

ずっと雨が続いていた屋久島だったけど、

約束の時刻になると、アトリエの周りには春の柔らかな陽光が降り注ぎました。

 

庭先ではハイビスカスが花を咲かせ、

山々は明瞭なシルエットを描いていました。

爽やかな海風がふわりと漂ってきます。

 

これまで大切に育んできた結婚指輪を手に取っていただくのに、

素敵なタイミングだったように思います。

 

お二人から始めてメッセージをいただいたのは、屋久島サウスにまだ夏の余韻が残る、去年の10月のことでした。

「来年の春に、夫婦で屋久島を訪れることを考えていて」

考えてみると、長いオーダーメイドの日々が、そのひと言から始まったように思います。

 

その期間は5ヶ月に及び、

お二人とは何度もメッセージを交わしながら、

ここまで共に歩んできました。

 

なので、この日、屋久島でお会いすることができたことは、

一つの大切なことを、3人で達成した記念日のようでもありました。

 

これまでずっとありがとう!!

 

もちろん、リングを手に取っていただくのも、初めてのことで、

サンプルリングを作成して、確実に進めてきた制作ではあったけど、

実際につけていただく瞬間は、ドキドキするものです。

 

最初に彼が彼女の指に。

そして彼女が彼の指に、リングをそっとつける。

 

その一度きりの瞬間にご一緒することができ、

幸せでいっぱいになりました。

サイズもピッタリで、本当によかった!

 

お二人が選んでくれたのは、

プラチナとピンクゴールドのコンビネーションデザインです。

リング全体に柔らかなカーブを施して、柔らかな付け心地に仕上げました。

 

二つの素材が合わさって一つのリングになり、

そして二本のリングが重なり、響き合うように。

そのような想いを込めて作ってきたのですが、

お二人とお会いした瞬間、「ああ、なるほど!」と、

リングに込めた想いとお二人の雰囲気がぴったり重なり合っていることに、深く納得しました。

とても、とても仲良しのお二人なのでした。

 

これまでずっとインスタグラムを見てくれていて、ありがとう。

そして、お二人にとっては、ここが新しい始まりでもありますね。

ご結婚おめでとうございます!

島に降りそぐ祝福のような光が、

これからもお二人の日々を、爽やかに照らし続けてくれますように。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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完成編

ピンクゴールドとプラチナで紡ぐ大切な想い、結婚指輪の物語 #屋久島でつくる結婚指輪