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雨上がりの屋久島から大阪にお送りするサンプルリング #屋久島でつくる結婚指輪

夜の間降り続いた雨は、朝にはぴたりと止んでいました。

空にはふんわりと青空が広がり、窓を開けると、モワッとした暖かな空気が流れ込んでくる。

久しぶりのこの湿度感に驚きつつも、どこか嬉しくなる。

屋久島らしい、潤いに包まれた1日の始まりでした。

 

これから島はいよいよ南国のムードをまとい、賑やかになっていくのですが、

短かった冬もまた、とても貴重で大切な時間だったように思えます。

 

お二人にお会いしたのは、山茶花やツワブキの花が満開の、とても寒い日のことでした。

年明けに島で開催されたマラソンに参加され、その翌日にアトリエを訪ねてくれました。

島には珍しく、あられも降ったタイミングで、「むっちゃ寒いですねー」と肩をすくめ合ったのをよく覚えています。

その冬の日に始まった結婚指輪作り。

あれから少しずつイメージが育まれ、

春が訪れ、

いよいよデザインが完成しようとしています。

 

そして、最後の確認として、改めてお二人が暮らす大阪へサンプルリングをお送りすることに。

サンプルリングは、シンプルなラウンドシェイプを中心に、リング幅やデザインにバリエーションを持たせて揃えました。

プラチナの素材サンプルと、彫刻模様のサンプル、サイズゲージ、

そして価格表を添えて、いよいよ島を発つところです。

 

実は、わたしも大阪から屋久島に移り住んで創作活動を行っているのですが、

同じ大阪人同士が、この小さな島で出会うというのも、なんだ、かとても素敵な巡り会いを感じます。

 

メールでやり取りをするうちに、大阪の同じ公園で散歩をしたり、スポーツをしたりしていることがわかり、

「もしかすると、どこかですれ違ったかもしれませんね!」と嬉しくなったりもして。

 

偶然のようで、どこか必然のような、

柔らかな引力のようなものに導かれるように、お二人と結婚指輪作りをご一緒しています。

 

そして、指輪が完成する頃には、きっと島には雨の季節がやってきていることでしょう。

潤いに包まれた緑の世界の中に輝くプラチナリングを思い浮かべながら、静かに胸を高鳴らせています。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

出会い編

ご家族と過ごす幸せな日。2025年最初の相談会でした! #屋久島でつくる結婚指輪

大切な手仕事、二つのリングに生まれた素敵なハーモニー #屋久島でつくる結婚指輪

彼女のシャンパンゴールド。

リングの内側を丸く削り出していく。

表には見えない部分をしっかりと頑張っていく。

 

スッキリシャープだけど、フレンドリー

やわらかなスクエアシェイプとは?

やわらかなスクエアシェイプの結婚指輪をつくる #屋久島でつくる結婚指輪

一通りの造形作業を終えたところで、電気炉の中に入れる。

400度の熱の中で1時間ほど。こうして最後に熱を加えることで、ゴールドをキュッと硬く仕上げることができる。

 

ほんのひと手間だけれど、焼き上がったケーキを冷蔵庫で数時間寝かせるのと同じように、欠かすことのできない大切な作業だ。

 

なんといっても、お二人の結婚指輪が完成を迎えることは、同時に、本当の意味でのこのリングの始まりを意味しているのだから。

 

 

指輪作りがひと段落するのと歩調を合わせるように、冬の寒さもどこか遠くへ去っていったようだ。

 

南の島にしては、長く厳しい冬だったけど、その冷たく澄み渡る空気を通して眺める情景に、いつも励まされていたように思う。

椿も咲いたし、ヒカンザクラも咲いた。雪山を眺めながら海に入り、温泉にもたくさん行ったし、タンカンも食べた。

 

いつも指輪作りに寄り添っていてくれた屋久島にありがとう!

 

2本のリングを重ね合わせて眺めていると、たった今仕上がったばかりなのに、ずっと長い間一緒に寄り添っていたようにも見えて、なんだか心があたたかくなった。

 

プラチナとシャンパンゴールドのリングが、重なり合い、一つになる。

実は、細部のデザインにはわずかな違いがある。

あるいは、だからこそ、そこに調和が生まれるのかもしれない。

 

お二人のリングには、その結びつきを確かにするように、お揃いの模様を彫刻し、いよいよ完成となる予定だけど、それはもう少し先のお楽しみに。

お二人の素敵な物語の続きは、また別のお話で。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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やわらかなスクエアシェイプの結婚指輪をつくる #屋久島でつくる結婚指輪

やわらかなスクエアシェイプ

彼のリングは、スクエアシェイプのデザインをベースに作り進めている。

スクエアシェイプというと、たしかにタイトでシャープな印象が先立ってしまうけれど、

その中に、やわらかな手触りを感じていただきたい。

 

彼女のシャンパンゴールド、彼のプラチナ、二つのリングにつ繋がりを持たせて仕上げていく。

祝福のとき。シャンパンゴールド、やわらかに描いたフォルム #屋久島でつくる結婚指輪

 

リング幅は2.5mm 。

手にすると、プラチナの程よい重みが伝わってくる。

表面は、気づくか気づかないかほどのほのかな丸みを帯びた曲面に仕上げた。

こうしておくと、リング全体の緊張が和らぎ、光の流れが滑らかになる。

大地から生まれたプラチナの美しさが、いっそう際立つのだ。

 

そして、体と金属が直接ふれあう部分の造形は、特に大切にしたい。

リングの内側は、ラウンドしたカーブを描くように、思い切りよく削り出した。

シャープに仕上げた側面から、限りなくスムーズに曲面がつながっている。

 

これから何十年もお使いいただく結婚指輪だ。

時間を重ねるごとに、体の一部になるような感覚をお楽しみいただけると、何よりも嬉しい。

 

屋久島サウスにスモモの花が咲き始めると、新しい季節がやってきたのだと、胸が高鳴る。

繊細で、力強くて、美しい。

ジュエリー作りの憧れはいつも、いつも島の自然の中にあるような気がする。

 

さらに圧力を加え、そのアウトラインに緩やかなカーブをもたせたプラチナリング。

その付け心地を確かめながら、細やかな調整を加えていく。

 

ときおり酸素トーチを使い、炎を当てて真っ赤になるまで温度を上げ、

金属の緊張を解いてから、木槌でコンコン、と叩いてゆく。

 

試してみると、わたしの人差し指にちょうど合うくらいのサイズだったけど、

プラチナの重さも心地よく、とても親密なつけ心地だった。

 

そして、またコンコン。

リングに再び緊張を与え、硬くなったところで、形成作業を完了させる。

 

 

世の中は日々アップデートを重ねてゆくけれど、季節のように変わらないものもある。

ジュエリー作りにも、昔ながらの手作業のリズムが、今も静かに息づいている。

 

島のスローな時間の中で、手を動かしていると、

今この瞬間が、とても大切で、愛おしいものに思えてきた。

祝福のとき。シャンパンゴールド、やわらかに描いたフォルム #屋久島でつくる結婚指輪

寒さの中にほのかに漂い始めた春の香りを感じながら、お二人の結婚指輪を作っている。

日中は太陽の光が心地よく、作業の合間に庭先へ出て一休みできるようになったのも嬉しい。

造形作業をひと段落したリングを眺めていると、木漏れ日の中でシャンパンゴールドとプラチナも喜んでいるように見えた。

 

とりわけ、土に近い場所では季節の移ろいが一足早く感じられる。

裏庭では、緑が色濃くなり始めたシダの葉のあちこちから、くるくると巻いた若芽が顔を覗かせている。

腰を下ろすと、新しい緑のみずみずしい香りがして、なんだか嬉しくなる。

風にゆらめくその佇まいを眺めながら、どこか自由で、希望に満ちた気配に包まれていた。

 

作業机に戻り、爽やかな緑の余韻を抱きながら、タッチを進めていく。

彼女のシャンパンゴールドの表面を、鉄鋼ヤスリで削り出していく。

最初は目の荒いヤスリを使い、角を一周ざっくりと落とす。

そして少し細かい目のヤスリに持ち替えて、もう一度。

側面にはしっかりと平面を残しつつ、表面に緩やかなカーブを与えていく。

リング幅には、太い部分と細い部分があるデザインなので、その繋がりをスムーズに整えていかなくてはならない。

お二人とイメージしたシルエットが、少しずつ形になってきている。

削りだされたゴールドの破片が作業台の上に散らばり、キラキラと輝いている。

そのなんともいえない美しさに癒され、静かに呼吸を整えて、また手を動かし始めた。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

シンプルな日々。プラチナ×シャンパンゴールドの結婚指輪づくり #屋久島でつくる結婚指輪

シンプルな日々。プラチナ×シャンパンゴールドの結婚指輪づくり #屋久島でつくる結婚指輪

久しぶりの早起き。寒い!

でも、島に暮らすようになってから、朝が本当に好きになった気がします。

 

澄み渡る空気。

1日の始まりを祝うように広がる、色彩のグラデーション。

 

屋久島サウスの山々を眺めていると、まだ夢の続きを見ているような気持ちになりました。

 

 

お二人とは、お互いにはるか海を超えた場所で暮らしているのだけど、だからこそ、何かを想う大切な気持ちで繋がっているような気がします。

こうして指輪作りをご一緒することができたこと、素敵なご縁にありがとうございます!

シャンパンゴールド、プラチナ、春の光。お二人の結婚指輪作りが始まる日 #屋久島でつくる結婚指輪

 

目を覚ますと、朝の光や鳥のさえずりに喜びを感じ、そよぐ風と響き合う。

もしかすると、お二人もそうなのかもしれません。

ただそのシンプルな時間を愛おしく思いながら、今日も作業机に向かっています。

 

プラチナとシャンパンゴールドを、くるりとリング状に巻きました。

2.5mm前後のボリュームだと、思い切り力をかけて、なんとか曲げることができるくらいの硬さです。

 

それにしても彼のサイズが大きいこと!

大小ふたつのリングが並ぶ様子を眺めていると、なんだか心温まりました。

いつか、お二人とお会いできると嬉しい。

 

お二人のサイズに合わせ、リングをカットする。

そしてその両端をぴたりと接続し、炎に包んで温度を上昇させていく。

シャンパンゴールドの場合、およそ980度ほどになったのを見極めて、少しだけ融点の低いゴールドをその繋ぎ目に流し入れる。

 

これまでにも何度も行ってきました。

けれども、このシンプルな工程に、いつまでも背筋が伸びる思いです。

 

そして、その両端がしっかりとつながると、リングは強度を増し、手で圧力をかけてもびくともしなくなる。

 

その現象を、手を取り合い一つになっていく姿と、ついつい重ね合わせてしまうのです。

 

そういえば、夜明けの時刻も随分と早くなってきました。

早起きをして、空に残る月を眺めると、なんだかラッキーな感じがしますよね。

 

みなさま、どうぞ素敵な週末を。

春が近づいてソワソワ感もありますが 笑、まあ、ゆっくりいきましょう。

指輪作りも島のリズムで、ゆるやかに進んでまいります。

 

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シャンパンゴールド、プラチナ、春の光。お二人の結婚指輪作りが始まる日 #屋久島でつくる結婚指輪

気がつけば、島全体がうっすらとした霞に覆われている。

目に映る全てが、ふわりと優しい。

いつもの散歩道で満開になった河津桜の下に佇み、のんびりと見上げていると、風に舞う花びらが淡い色彩を持って、心を癒してくれた。

 

毎年のことではあるけれど、やはり桜が咲くと、どこか特別な気持ちに包まれる。

卒業式や入学式の節目とも結びついているし、花見もある。

この儚い美しさが好きで、日本に暮らしていると、その時の流れがとてもしっくりとくるのかもしれない。

 

お二人が暮らす国は南半球にあるので、桜の開花は半年ほど先になるのかな。

春の木漏れ日の中、プラチナとシャンパンゴールドを眺めながら、海のずっとずっと向こうを想う。

植物たちに鼓動を感じ、大切なシンボルのように思うことのできる暮らしは、とても幸せなのかもしれない。

 

静かに、そしてダイナミックに移ろいゆく島の時間に歩調を合わせながら、お二人の結婚指輪を作っていこう。

 

アトリエまで歩いて戻り、まだ桜の余韻が残る中、さっそくリング作りに取り掛かる。

彼女のシャンパンゴールドを酸素トーチの炎に包み、柔らかく焼きなましてから、金槌を使い、その厚みに強弱をつけていく。

コンコン、コン。金属が合わさる音がアトリエに響く。

窓からは春の明るい日差しが降り注いでいる。

リング幅は2.0mmと1.6mm

目標の寸法を目指し、注意深く、そしてリズムよく金槌を打ち続けていく。

ずっと向こうから微かに聞こえてくる海の音を感じることができる。

 

新しい風が吹きはじめた海に、そっと船を浮かべて漕ぎ出すように、

わたしたちの指輪作りは、静かな始まりを迎えた。

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2025 桜の始まり #屋久島

ヒカンザクラから、ソメイヨシノ、そして山桜の季節へ。

案外と、島での桜シーズンは長かったりします。

今年もありがとう、散歩道の河津桜が満開になりました。

きらり お二人に結婚指輪をお届けする日 #屋久島でつくる結婚指輪

お二人に結婚指輪をお渡しする日。

長く続いた寒波がようやく緩んだタイミングでした。

天候がずっと荒れていて心配だったけれど、無事に海を渡ってお越しいただけて本当に良かった!

 

相談会が去年の夏だったから、お二人とは、もう半年のお付き合いになりました。

これまでずっとありがとう。

 

初めて纏う指輪を眺めながら、これから始まるお二人の新しい暮らしのお話をしていると、

なんだか、わたしも希望に満ちた喜びに包まれるのでした。

 

ご結婚おめでとうございます。

芽生えたばかりのお二人の時間が、すくすくと育まれ、

やがて森のように豊かに広がっていきますように。

 

菜の花の香りと、あたたかなムードに包まれたアトリエにて。

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完成編

屋久島の響き オーダーメイドでお届けする、祝福のプラチナリング #屋久島でつくる結婚指輪

相談会編

お二人とともに歩む日々。屋久島のアトリエから、結婚指輪作りが始まりました! #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島の季節と響き合う、お二人と分かち合う結婚指輪づくり #屋久島でつくる結婚指輪

2月も半ばとなり、冬の静けさの中に、小さな気配が動き始めるのを感じるようになった。

庭先では若々しい緑が背丈を伸ばし始めている。

朝の雫を抱いて煌めく佇まいが、なんだか嬉しそうにも見える。

数ヶ月ぶりに黄色い小花が咲いているのを見つけ、心が躍った。

春がもう、すぐそこまでやってきているのだ。

 

冬の間に作り進めていたプラチナリングも、まるで島の季節と歩みをそろえるように、少しずつ完成へと近づいている。

造形作業がひと段落したところで、そのフォルムを朝の光の中で眺めていた。

 

彼女のリングは、1.2mm幅のとても細いシルエット。

トップには柔らかなカーブをつけ、側面は平らに仕上げ、すっきりとシャープな印象を持たせた。

 

こんなにも繊細なリングの中に、確かな強さと精巧な美しさが息づいている。

育まれていく時間と向き合えることは、ジュエリー作りの喜びのひとつだと思う。

 

彼のリングと重ね合わせてみる。

島の緑と木漏れ日の中で、二本のリングからぬくもりが伝わってきて、優しい気持ちに包まれた。

この抱かれるような癒しは、もしかすると、大地の響きなのかもしれない。

 

自然と共にあるフィーリングを、お二人もきっと感じていることだろう。

ありがとう。

同じ屋久島に暮らすお二人と、大切な気持ちを分かちあえることが、何よりも嬉しい。

 

これからリングに最後の仕上げを施し、お二人のリングはいよいよ完成となるわけだけど、

急がず、じっくり進めていこう。

お届けする頃には、きっと季節が新しくなり、眩しい南国の日差しが降り注いでいることだろう。

 

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制作編

虹とプラチナリング。島時間で紡ぐ結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島からお二人へ、オーダーメイドで結婚指輪をお届けしています #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島からお届けするオーダーメイドの結婚指輪、お二人の素敵な物語と。

 

 

屋久島のアトリエから皆さまへ。

 

オーダーメイドの結婚指輪作りは、お二人とご一緒させていただきながら、ゆっくりと時間をかけた手作業となりますが、末長くご愛用いただけるよう、心を込めてお作りしています。

 

海の向こうに暮らすお二人とは、メールやお電話でデザインのご相談を重ね、サンプルリングをお送りして、大切な指輪作りのサポートをさせていただいています。

もちろん、屋久島のアトリエにお越しいただき、直接ご相談いただくことも大歓迎です。

 

 

屋久島の季節に包まれて、

穏やかな心地でお作りした結婚指輪です。

昔ながらの手作業で、じっくりと丁寧に仕上げました。

 

お二人の暮らしに、ずっと寄り添ってくれますように。

生産と品質

糸鋸で金属の板や線を切り出し、コンコンと金槌で叩き、曲げ、火を当てて、また叩く――マリッジリングの制作は鍛金という技法によって一点ずつ丁寧に進められます。

 

制作開始から完成までの期間は約2ヶ月。

その間に、何度も細かな調整を行いながら、理想の形を追求します。

デザインの打ち合わせが1ヶ月で完了した場合、合計約3ヶ月でのお届けとなります。

挙式の日程などが既にお決まりの場合は、ご指定の納期にできる限り対応させていただきますので、前もってご相談いただけると幸いです。

 

price

Kei Nakamura Jewelleryでは、皆さま一人ひとりのお好みに合わせ、最高のジュエリーをご提案させていただいております。

お二人のライフスタイルに寄り添った、かけがえのないマリッジリング作りをお手伝いします。

オーダーメイドの指輪作りでは、使用する金属の種類や重さ、デザインの複雑さによって、指輪の価格が変動いたします。

同じデザインでも、シルバーよりもプラチナの方が高価になりますし、同じプラチナを使用しても、繊細なデザインの方が重厚なデザインよりもお手頃な価格になる傾向があります。

 

ご予算にあわせて、お好みのデザインや素材を重視して、などお二人のリクエストに合わせたご提案、制作を承っております。どうぞお気軽にご相談ください。

参考価格
silver ring 2本で¥120,000より 平均¥180,000程度
gold ring, platinum ring 2本で¥180,000から¥450,000 平均¥350,000程度

 

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長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、

そのようなリズムを繰り返す中で、ジュエリーはより味わいを深めていきます。

 

時間の経過そのものが一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのものになるのかもしれません。

 

実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、メンテナンスという形で関わらせていただけることが、わたし自身の大きな楽しみでもあります。

 

わたし自身の手で、心を込めてメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。

 

 

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インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

 

オーダーメイドジュエリーのカタログはこちらから

 

虹とプラチナリング。島時間で紡ぐ結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

まだまだ寒さが残る、屋久島サウスです。

 

それにしても、冬の澄んだ空気の中では、虹によく出会います。

2月の海に入るなんて!自分でも信じられないけれど 笑、水の中は驚くほどあたたかいのです。

 

この寒さが、いつものビーチに美しい波を運んできていたので、

朝一番の波に乗ってから、1日の制作を始めることにしました。

 

海に入った帰り道に温泉に寄るのが、冬のささやかな楽しみなのですが、

いつもここで日向ぼっこをしているネコ。

 

観光のシーズンをもう少し先に控えた屋久島ですが、静かな時間が流れるこの日々も、心穏やかなものですね。

なんとものんびりしたムードの中で、今日もジュエリーを作っています。

 

指輪作りの始まりは、屋久島サウスに訪れた数年ぶりの雪景色を眺めながら。

雪の日の朝に。プラチナリングの儚さと強さについて #屋久島でつくる結婚指輪

 

さて、アトリエです。

いよいよ、これからプラチナリングの表面を削り出していくところ。

彼女のリングは細く、体の一部のように馴染む仕上がりを目指します。

 

アトリエでお会いした際にお話ししたイメージを大切に、タッチを重ねてゆきます。

 

お二人とは同じ島で暮らしているので、日々の手仕事のことがよくわかります。

気がつけば、一日中手を動かしていることも多いですよね。

 

そのような毎日に優しく寄り添う指輪となるように。

手に馴染む確かな丈夫さを備え、そして何よりも、島の情景と響き合う、ぬくもりのある質感に仕上げていきます。

 

彼のリングは2.3mm幅で、安定感よく仕上げていきます。

細部を確認しながら進めていくので、作業中にはルーペが手放せません。

 

表面を丸く、側面をすっきりと仕上げるのは、もちろん彼女とお揃いのフォルムです。

 

二本のシンプルなリングには、ミル打ちという装飾を加えていくのですが、

その作業で使用するタガネを、これから作っていくところです。

 

完成までにまだ少し時間がかかりますが、これも島ならではの、指輪作りにじっくりと向かい合うことのできる時間なのかもしれません。

ゆっくりとしたリズムに、いつもお付き合いをいただき、本当にありがとうございます。

 

プラチナリングは、表面に続き、内側にも緩やかなカーブを削り出し、付け心地を柔らかにしていきました。

そして、紙やすりを使い、丁寧に磨きあげていく。

 

お二人のリングが少しずつ育まれてゆく時間もまた、愛おしく感じながら。

冬の指輪作りは続いていくのでありました。

 

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