窓の向こうにサキシマフヨウと夕焼けを眺めながらいただくモンブランパイの美味しさよ。
sankara hotelさんのケーキは貴重な一つの体験だと思う。
今日も屋久島にありがとう!
窓の向こうにサキシマフヨウと夕焼けを眺めながらいただくモンブランパイの美味しさよ。
sankara hotelさんのケーキは貴重な一つの体験だと思う。
今日も屋久島にありがとう!
屋久島サウスのアトリエです。
プラチナリングが手の中で少しずつ育まれてゆく、
変化を続ける造形を前にできるのはオーダーメイドならではの喜びだと思うのです。
お二人と一緒にデザインした地図を片手に、宝探しのような指輪作りの時間なのかもしれません。
デザイン作りの際には、決まったお二人のデザインで一度サンプルを作るのだけれど、
結局、プラチナを使って進める本番の制作は一度きりのものであるし、潜ることのできる集中の深さや、一つ一つのタッチに感じる喜びのようなものは格別だな、と作業机に向かってしみじみ思いました。
波に乗ったりファインダーを覗いたりしているとゾーンに入って時間がゆっくりになるような感じでしょうか。
世界がとても静かで、心がどんどん平らになっていく感じ。
そういう意味では、自分自身を癒すために始めた表現活動なのかもしれないけれど、
気がつくと、その溢れる感情のようなものをジュエリーに変えてお届けしたいと思うようになっていました。
誰かと分かち合いたくなったのです。喜びのバトンをリレーするような感じですね。
今は希望でいっぱいのお二人にオーダーメイドでご一緒いただいて、幸せを交換しているような気分です。
ヤスリを段階的に細かく使い分けてプラチナリングの表面を整えると、そこに1本のラインがくっきりと浮かび上がりました。
波そのもののような、月のリズムを表す図形のような、緩やかなカーブを描くラインです。
作業自体は同じ動きを何度も繰り返してゆくのですが、角度と強さに変化を与えてあげると幾何学的なイメージが次々と生まれてくるのがとても面白く感じます。
アトリエから海までの散歩道。
今年のサキシマフヨウを収めておく。
海面がキラキラと輝きだしたら冬が近づいてきた合図。
お二人の指輪が出来上がる頃にはポンカンの収穫も始まっているだろうなあ。
少し先の未来をワクワクと想いながら、作業机に向かっています。
さっき眺めた海のような、眩しいくらいの時間が溢れています。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
島に漂い始めた冬の気配と共にお二人の結婚指輪を作っている。
庭先では山茶花がポツリポツリと花を咲かせ、長い旅から帰ってきた鳥たちの姿も見ることができる。
暮らしの中に感じる巡りだったり、リズムのようなものをプラチナリングに刻み込む。
宮古島に暮らすお二人とは、海を大切に思う仲間なのである。
そう考えると、海の中ではその“リズム”のようなものを直接肌で感じることができているのかもしれない。
かたちのないものと、かたちあるもの、水はそのどちらも伝えてくれている。
きっとお二人もこのフィーリングを知っているだろう。
窓の向こうには虹も見ることができた。
これから寒さも深まってくるに違いない。
キリリと冴え渡る冬の景色が好きだ。
彼女のリングには、まずその表面にペンを使って波の模様を描いた。12個のピークを持つ波長の短い波のリズムだ。
そのラインを大切に消さないようにしながら、鉄鋼ヤスリを使って表面を削り取っていく。
まずはピークに近いところにしっかりと面を作り、そこから角度をつけながら波の下の方へ、たくさんの面を重ねていく。
ピークから左下へ、そして右下へ。そのようなタッチを6回繰り返す。そしてリングを反対にして同じ作業を6回繰り返す。
ヤスリの目を荒いものから細やかなものに変えながら、夢中になってタッチを繰り返していた。
海で眺める波もそうだけれど、
均一性を持つ反復の中に生まれる変化があって、そこに有機的な味わいを感じることがある。
バッハのプレリュードを聞いて感動するのは、自然の中に漂う神秘のようなものがそこにあるからかもしれない。
端正なフォルムの中に豊かさを感じられるリングになると素敵だと思う。
窓の向こうに虹が見えたのが嬉しくなって、実は急いでお気に入りの虹スポットまで出かけていました。
ここにやって来るといつも安定の!長いアーチを見ることができた。
あとからsnsで友人が同じ場所から撮影した虹をアップしているのを見つけて、すれ違いだったのだろうなと想像すると、その小さな世界にほっこりでした。
何気ない感動を大切な人と分かち合うことができれば、日々は喜びに包まれる。
実はほんとすぐ近くにあるのかな、といつも思ってしまうのです。
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material: 18k yellow gold, diamond
size: 3.0mm wide
Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.
こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。
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夕暮れ時、作業がひと段落したとろろでいつものビーチまで出かけた。
アトリエから車を走らせて15分ほどの距離にあるビーチは島の西側に面しているのでサンセットを眺めることができて嬉しい。
今日はずっと曇っていたのだけれど、15分くらいのゴールデンタイムに出会えることもできた。
何よりも生まれ大阪で育った私は海のある暮らしにずっと憧れてきたように思う。
もちろん、こうして浜辺を歩いたり、波に乗ったり泳いだりする時間が幸せであるのだけれど、
窓の向こうから何気なく漂ってくる潮の香りだったり、月の満ち欠けを何気なく気にしていたり、友人が釣ったばかりの魚を持ってきてくれたりして。
海と共にある暮らしを愛してやまない。
宮古島にいるお二人とはそのようなフィーリングでつながっているのかな、とも思う。
実のところまだお会いしたことのないお二人ではあるけれど、
気の合う大切な友人に届けるように、結婚指輪をお作りしているような気がする。
屋久島から海を越えてはるか南へ。宮古島に暮らすお二人に。
作り始めた結婚指輪は海で眺める情景をモチーフにしてつくるプラチナリングである。
もちろん、海でのアクティビティーでも安心してお使いいただける丈夫さも備えていなくてはならない。
デザイン作りではメンテナンスのやりやすさにもこだわってきた。
1000度を超える作業温度であるのもプラチナが持つ耐久性のベースになっているだろう。
リング状にしたプラチナの表面は金槌で強く叩いた。圧力を与えてリングの強度を上げるためだ。
表面を、側面も、何度も同じ作業を繰り返すと、表面には風波が海面に生み出したゆらめきのようなテクスチャーが現れた。
この表面は一旦平らに慣らしてから本格的な造形作業を始めることになるのだけれど、
一時的な装い、といったところだろうか。
作業台の上にプラチナの煌めきを眺めることができて胸が高鳴った。
ゆらめき、煌めき、リズム、
そのような言葉が大好きなのは、
やっぱり海での暮らしが長くなっているからなのかもしれない。
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