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冬の屋久島でつくる。お二人の出会いから生まれる、[オーダーメイド]一つだけの結婚指輪。

コンコンコンとプラチナの線を叩く。屋久島サウスのアトリエです。金属から手に伝わるのは案外と柔らかなフィーリング。

島の友人につくる結婚指輪作りは彼のリングから一旦バトンをタッチして、彼女のリングを造形することに。リズム感のある、繊細なリングである。

結婚指輪作りのスタンダードは昔からずっと変わらない。彼のリングは火と木槌とヤスリを使って丸いリングに仕立てた。長い歴史の中で受け継がれたものと、そしてその先に生まれる新しい一歩がある。

屋久島リズム、オーダーメイド。お二人とともに紡ぐ、あたたかな結婚指輪作り。

屋久島でジュエリーを作るようになって新しく加わったエッセンスはもちろん自然にまつわるリズムだろう。彼女のリング作りのテーマにもなっている。

緩やかなカーブだったり、繰り返すリズムだったり、いつもの海で包まれる時間を思いながら、今日も指輪作りを進めている。

1.3mmと2.0mmのリング幅に抑揚を持たせて作り進めていく彼女のリング。しっかりと太い部分があるので、細さもより際立つし、丈夫だから手作業の多い島暮らしでも安心して使えるだろう。

作業の合間、庭先にて。冬の寒い日は決まって光のコントラストが美しい。

彼のリングの中に彼女にリングがピタリと収まると嬉しくなるのはなぜだろう。

海面に光の道が広がっている、冬の情景を眺めるのが好きだ。少しだけ冷たい海で波に乗ってからまた作業へと戻る、今日もまたそんなリズム。

さて、アトリエではコツコツと、彼のリングと彼女のリングが近しくなるように。

同じ素材で同じラウンドシェイプ のデザインを選んでくれたお二人は、そういえば雰囲気なんかも似ていたよなあ。寸法採りを進めながら、お二人と進めてきたデザイン作りについて考えていた。

何と言っても、二人でお揃いのものを身に付けることができるのが、結婚指輪の素敵なところだと思う。

波長が近しいからなのか、巡り合ったから近しくなったのか、このリングもまた、お二人の出会いがあったから生まれたものだと考えると感慨深い。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

屋久島リズム、オーダーメイド。お二人とともに紡ぐ、あたたかな結婚指輪作り。

新しいジュエリー作りが始まった!屋久島サウスのアトリエです。火を当てて熱して、ローラーで伸ばして、叩いて、また熱する。昔ながらのプラチナリング作り。

金槌片手にコンコンコンと手作業を進めていると、このモノづくりは、長い歴史の延長線上にあるものだなと実感することがよくある。道具だったり、設備だったりは新しくなっているけれど、基本的には何百年前と変わらないスタイルが継承されている。

この音や手触り感も。屋久島とはるか遠い昔の何処かとの繋がりを思いながら、今日も作業机に向かっている。

歩いた屋久島の森の印象に包まれながら、お二人の結婚指輪を作り始めよう。

お二人の結婚指輪はプラチナを使って、すっきりとシンプルなデザインで。屋久島の長い友人である彼が指輪作りの声をかけてくれたことには、たくさんの嬉しさがある。

お二人とはお家でサンプルリングを広げたり、ツリーハウスに登ったり、コーヒーを飲んだりしながらデザイン作りを進めてきた。屋久島リズムのあたたかい歓迎にありがとう。

屋久島の友人に結婚指輪をつくろう。幸せだった、3人で開催した相談会 #屋久島でつくる結婚指輪

色々あった今年だけれど、幸せがここに溢れていることに感謝しながら。年末に向けての作業をラストスパートしていこう。

山登りをお仕事とする彼とこれからお家での活動も多くなりそうな彼女。お二人それぞれのスタイルに合わせたプラチナの配合を施して。

微妙な素材の配合選びはオーダーメイドの結婚指輪作りならではの特別さだと思う。

作業の合間、海に行く途中で出会った菜の花畑。ああ、もう2020年も終わりなのだなあ。と菜の花に年の瀬を感じる屋久島流。

夕暮れ時、流れる雲のスピードを追いかけている。

工程を経るたびにタッチが多くなっていくので、一つ一つの作業をじっくりと積み重ねていきたい。まずは彼のリングがひと段落だ。もうすでにこの時点で素材の確かさや硬さが際立っている。次は彼女にリングへと、バトンを交換するように造形を進めていこう。

まだまだ楽しい時間は続きます。

 

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歩いた屋久島の森の印象に包まれながら、お二人の結婚指輪を作り始めよう。

屋久島サウスのアトリエです。きっと今年最後にお届けすることになるジュエリー。これから始まるお二人の結婚指輪作りは、先日歩いた森のイメージに包まれながら、最初の第一歩を踏み出そうと思っています。

そういえば、彼と初めてあったのも、屋久島の森の中だったような。もう10年以上前になる出会いを思い出しながら作業机に向かっている。

同じ屋久島に暮らす友人で、大阪のご近所出身で、今は海に一緒に入っている仲間の彼。彼が島で出会った彼女。

お二人が選んでくれたリングはプラチナのとてもシンプルなデザインのもの。素材のサンプルをコーヒーを囲んで一緒に眺めたときに、綺麗!と言ってくれたプラチナの美しさを、日々の暮らしの中で感じてもらいたい。

最高にシンプルなスタイルをどう作るのか?今の気持ちを現すにはこれ以上の制作はないと思う。彼と初めて出会ってから島で暮らした10年があってからの今を見つめながらのジュエリー作りになりそうだ。

島の自然の中で暮らすお二人のリングは繊細ながらも、しっかりと頑丈に。フィールドワークでついた小さな傷も味わいとなるようなリングを作りたい。

屋久島でつくる結婚指輪

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プラチナリングに浮かび上がる三日月。空と家族にまつわる婚約指輪作り。#屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。夕暮れ時、造形のひと段落したプラチナリングを空にかざして。陰影が強くなったアウトラインを眺めている。

島に暮らしていると、空と海は眺めるというよりも、不意にどこかから、匂いや音が聞こえてくる。いつもそこに広がっている感覚がある。まるで家族みたいに。

そんな空にまつわる指輪作りのお話。

 

0.39ctのダイヤモンドに魅せられつつ、プラチナで月をかたどって指輪を作り進めている。婚約指輪となるこのリングの、その向こう側にある物語に思いを馳せながら。

お二人がいて、屋久島があって、わたしがいて、つながりや巡り合いから生まれるオーダーメイドのジュエリーは奇跡のかけらのようだなと思う。

屋久島サウスの12月。フレッシュな季節の中でジュエリーを作っている。

リングはシンプルにプラチナ素材を使って。酸素トーチとピンセット、ヤスリ、こちらもシンプルな道具しかない場所で造形と向かい合う時間は楽しい。

彼と一緒に毎日メールをやりとりしながらデザインしたイメージが少しずつ形になってきた。

今日はその過程を眺めていこう。

彼が頑張って測ってくれた彼女のサイズにピタリと合わせたい。

1000度近くまで熱して。赤く強い炎はいつまでも眺めていられる。

リングに浮かび上がる三日月。細いリング。ダイヤモンドの予感。

婚約指輪は結婚指輪と重ね合わせることが多くなるので、繊細さと確かさが共存するようなバランスを意識していたい。この先お二人でつけることになるだろう、ペアの結婚指輪との相性をイメージして、今からもうワクワクしている。

 

さて、デザインの細部にはあと少し装飾を施していこう。これまでのことやこれからのことが、キュッと詰まっているような指輪になればいいと思う。

オレンジに染まり始めた西の空を眺めながら、お二人の物語を思い描いている。

屋久島でつくる結婚指輪

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