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秋の屋久島、サキシマフヨウの花をかたどった小さなネックレス。ありがとうの日。お磨き直しの日。

屋久島サウスより。お使いいただいているネックレスとイヤリングをお預かりしています。今日はお磨き直しの日。

ネックレスとピアスはざっと洗浄した後、紙やすりで磨き直して、金具周りを交換して、綺麗にリフレッシュした姿を、お気に入りの場所に咲いたサキシマフヨウ 越しに眺めながら。

ずいぶん前の屋久島のアトリエに来てくれたり、大阪だったり、再び屋久島だったり、彼女と会った日のことはなぜか鮮明に覚えている。ほんのささやかなきっかけで始まった繋がりが、こうして長く紡がれていることが何よりも幸せ。いつもジュエリーをつけてくれてありがとう。

幼い頃から島に通っていた彼女だから、このフワリとしたピンク色感はわたしよりもずっと馴染み深いのだろうなあ。

秋の屋久島を柔らかに飾るサキシマフヨウ の花をかたどった小さなネックレス。今となっては少し遠くなってしまったかもだけど、ときおり島の香りを感じてもらえると嬉しい。

サキシマフヨウ のネックレス silver,18k yellow gold, pink sapphire

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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ハイビスカスも山茶花もイエローゴールドも!南国日和、屋久島 ジュエリー制作記

屋久島サウスのアトリエです。これから造形を始めるリングを空にかざして眺めている。11月だというのに、夏の余韻はまだまだ無くならない。

生垣のハイビスカスを眺めながら、咲き始めた山茶花だったりツワブキの蕾を気にかけてみたり、南国特有の季節感のなかで作業机に向かっているこの頃。

屋久島よりももっと南、台湾から届いたパイナップルクッキーを食べてさらに南国ムードを盛り上げつつの、今日の指輪作りです。

そういえば、指輪をお届けするお二人も太陽いっぱいに包まれて暮らしているのだろうなあと、瀬戸内の小島に思いを馳せながら。

 

ゴールドの細い線をローラーで伸ばしてリングにするまでを昨日書きました。

屋久島の自然をキュッと閉じ込めて。イエローゴールド×ダイヤモンド、しずくの指輪をつくる。

 

k18イエローゴールドは確かな重みがあって、頑丈で、存在感をうまくコントロールしてあげると、繊細なデザインにぴったりの素材になると思う。

フワリと小さなリングではあるけれど、鉄鋼ヤスリ片手に進めてゆく一度きりの造形なので、丁寧に手を動かしてゆこう。

作業を進めるうちにリングが息吹を帯びてくる場面に出会えるのは何よりも嬉しい。

削り落とした面からキラリと艶やかな色彩が現れる。いまでもずっとこの輝きに見せられている。(実はひかり物好き)

一つ一つ、小さなタッチの繰り返しは、いつしかリングに柔らかな表情を与えてくれる。ゆっくりと歩むように進んだ今日はそのような作業だった。

 

伝わってくる温かみだったり、一つだけ感だったり、ほんの少しの歪みが生み出す魅力というか、自然性(≒ある意味の完全性)を目指して、手作業のリズムに心を傾けながら、指輪作りの時間を過ごしている。

 

 

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屋久島の自然をキュッと閉じ込めて。イエローゴールド×ダイヤモンド、しずくの指輪をつくる。

山際に低く架かる虹を夢中になって追いかけていた。新しい1日の始まり。屋久島サウスのアトリエです。

近づいてゆくと小さく見えてしまったり、濃くなったかと思えば消えそうになったり。儚さを美しく思いながら。これから始まるジュエリー作りを前にフレッシュな気持ちに包まれている。

 

お二人にはご結婚10周年のリングをお作りしました。大切な指輪作りの声をかけてくれてありがとう。

ご結婚10周年の記念に。屋久島からオーダーメイドでお届けする、イエローゴールドとシャンパンゴールドのリング

 

自然のなかで出会う一瞬をキュッと閉じ込めたようなジュエリーが好きだ。形を留めることのない水にまつわる色々をいつも興味深く眺めている。そして、水はしずくになって、ほんの一瞬だけその形を留める。

今回はそんなしずくにまつわる指輪作り。

直径は約1.5mm、18kイエローゴールドの丸い線を手にとって、まずは最初の第一歩です。

10周年のリングと重ね合わせてつけたいから、出来上がるリングは細くて繊細なスタイルが親しみやすいだろう。お二人とはメールを送りあったり、サンプルリングを手にとってもらったりしながら、ここまでデザイン作りを進めてきた。

ゴールドの細い線を圧縮機にかけて、イメージしている寸法を目指して伸ばして。くるくる。

上から見るとむっちゃ細くて、でも実は高さがあって頑丈であるような、繊細さと確かさのバランスを探しながら作業の手を進めいる。細いリングはしずくの儚さを際立たせてくれるだろうと思う。

島のリズムに心を傾けながら、静かに作り進めてゆこう。

 

 

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屋久島の夕焼けと、シャンパンゴールドとプラチナと。お二人の繋がりを感じる結婚指輪。#屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。彼のリングが出来上がった。プラチナとシャンパンゴールドのコンビネーションリングなので、シンプルなフォルムも色彩に包まれて艶やかに、楽しくなる。

 

島の季節とともに作り進めてきたお二人の結婚指輪、海も空も大地も、屋久島の日々はいつも輝いていて。今回は新しい素材のチャレンジもあったし、お二人と一緒に作り上げたデザインが形になって嬉しい。

 

さっそく彼女のリングと並べてみる。彼女のリングは表から側面へとシャンパンゴールド。

彼のリングは素材使いを逆にアレンジして、プラチナが表から側面へ。

くるりと裏返すと、ほら。また違った表情が見えて。有機的な表情がしみじみと心地よい。

リング幅は2.3mmと2.8mm、ラウンドシェイプ のアウトラインです。

 

お互いが一人一人で、でも二人で一つでもあって。お二人の繋がりを感じるような結婚指輪に!そんな合言葉を抱いて歩んだ指輪作りの日々。

お二人のつながりを感じる、あたたかみのある結婚指輪作り。屋久島でつくる結婚指輪

秋の空が澄み切っていて、夕暮れ時のビーチも、星空も美しかった毎日を懐かしく思いながら、お二人のリングを持って海へ出かけることに。

夕暮れ時、いつものビーチにて。

夕焼けの中で溶け合って一つになったように見えたシャンパンゴールドとプラチナ。

とても繊細で優しい表情で、この指輪作りで生まれた色彩に、もうすでに夢中になっている。

 

あの夏に日にギャラリーでお会いしなかったら、その前にご両親の指輪のお直しをしていなかったら、ずっとずっと前に別の指輪作りで同じコンセプトが生まれていなかったら、、、今は全く別のものになっているだろう。

奇跡のような細い糸を手繰り寄せて、出会ってくれてありがとう。一つの出会いから生まれる結婚指輪はやっぱり一つだけのものなのだと思う。

 

そしてそして、今日も美しかった屋久島にありがとう。

日没のビーチを包んだ色彩をお二人に。

ご結婚おめでとうございます!

屋久島でつくる結婚指輪

 

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お二人のつながりを感じる、あたたかみのある結婚指輪作り。屋久島でつくる結婚指輪

停電の夜に星空が広がった。暗いけど明るい!島では時々ある計画停電なるもので、こうなると不意な出来事もなんだか得した気分になる。暖かい格好をして少しの間夜を眺めた。

島に暮らすようになってからは、こうして空を見上げることが多くなったと思う。空も、海も山々に出会って、いつも一人で夢中になっていることが多いわたしだから、その感動を誰かに伝えるようにジュエリーを作っていきたいと思っている。

柔らかな色彩に夢中! シャンパンゴールド×プラチナ、オーダーメイド結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

お二人の結婚指輪は、島の暮らしで出会う空と海、浜辺をイメージして作り進めてきた。プラチナとシャンパンゴールドの組み合わせはとても穏やかで優しい。すっかり気に入って、また挑戦したくなっている。どちらかというと、色のコントラストが小さくて溶け込むような感じにグッとくる。彼女と彼のリングは表に多く見える金属と裏側にくる金属を互い違いにレイアウトしているけれど、隣り合って一つになっているゴールドとプラチナがお二人の姿ともなんとなく重なっていて。小さなフォルムの中にキュッと物語が詰まっているような指輪だなと思えてくる。

 

いよいよラストタッチとなったお二人の指輪作りを、今日はほんの少し名残惜しくも感じながら。

山々にリングをかざして、時折リングのアウトラインをチェックする。

プラチナが表面に、側面から裏面にかけてはシャンパンゴールドを。お二人が選んでくれたのは柔らかなラウンドシェイプ のデザインだ。しずくギャラリーでお会いした夏の日が懐かしい。

リングからときおり島の風を感じてもらえると幸せだし、またここで会えると嬉しい。

コンビネーションのリングには、2種類の金属の存在を確かに感じたいという思いと同時に、その二つが溶け合うように一緒になっていてほしいという思いがあるかもしれない。

外からの目線というよりかは、自分たちだけが知っているような感覚。内側に向かうような感覚を求めると、生まれてくるリングの表情も変わってくる。

お二人のつながりを感じるような、温度感のあるリングに仕上げていきたい。

 

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