雨のち晴れ。いつもの散歩道。
なんだかイルミネーションに飾られているようだなあと、クリスマスを思い出しつつ。
気がつけばもう年の瀬近しではあるけれど、今日はルーペとピンセットを置いて、まあゆっくりといきましょう。
この一年も幸せに過ごせて、ありがとうの気持ちいっぱいで、サンカラホテルさんのケーキをぱくり。
雨のち晴れ。いつもの散歩道。
なんだかイルミネーションに飾られているようだなあと、クリスマスを思い出しつつ。
気がつけばもう年の瀬近しではあるけれど、今日はルーペとピンセットを置いて、まあゆっくりといきましょう。
この一年も幸せに過ごせて、ありがとうの気持ちいっぱいで、サンカラホテルさんのケーキをぱくり。
屋久島サウスのアトリエです。結婚指輪をお届けするお二人とは以前に東京で開催された裕子さん個展でお会いしたことがあって、その時の印象に重ねながら、造形のひと段落したリングを眺めている。
リング幅1.8mmとすっきりとした細身のスタイルは1本でも、エンゲージリングとの重ねづけでもきっと自然に馴染んでくれると思う。
彼と彼女とは島の季節感を共有しながらジュエリーを作っている。お二人は屋久島を旅したこともあって、島の雨や花々、海の情景など、わたしたちが近しく抱いているフィーリングが少しずつ形になってきているような気がしている。
今日は造形がひと段落していよいよ折り返し地点をすぎた2本のリングを。
トレーの上にそっと重ね合わせてみる。
シンプルなプラチナリングの表面に施されたラインがリングに光と陰を作り出している。
彼女のリングはぐるりと全体に、彼のリングは中央に印象的に、違ったデザインではあるけれど、重なり合うと一つのように見えるのは、同じ水の流れをイメージしたからでもあり、出会い補い合ってこれからの時間を暮らしてゆくお二人の印象とも重なり合っていて。
手に取ると、小さいけれど、しっかりと確かな重みが伝わってきて安心感に包まれた。
お二人との指輪作りで感じるのは、いつも自然に癒されるような感覚だ。きっとそこがわたしたちの繋がりなのだろう。ほんのささやかなきっかけで生まれる、このぬくもり感のある時間にありがとう。
偶然のようで、必然でもあるような出逢いから始まるジュエリー作りを今だからこそ大切にしたいと思っている。
そして、突然降り始めた雨を窓の向こうに眺めては、キラキラと輝く光のエッセンスがリングに加わると素敵だろうなとワクワクした心持ちに包まれて、これから続く作業のいろいろに思いを巡らせている。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
お二人の指輪作りの最中はてんとう虫によく出会う。屋久島サウスのアトリエより、屋久島の秋と指輪作りの動画です。
窓の向こうに、庭先で、ときどき海に出かけては、島のリズムに心を傾けながら、作業机に向かっていた日々でした。
そんなジュエリー作りのいろいろを短くまとめた動画。お二人と一緒に作ったイメージから、一つだけのラインが生まれてきた。
出来上がりまでもう少し、島時間でゆっくりと進めてゆきますので、出来上がりまでよろしくお願いします。
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屋久島サウスのアトリエです。造形がひと段落した彼のリングを作業台に置いて眺めている。シンプルなラウンドシェイプ のようでもあり、流れるラインのようでもあり。
オーダーメイドの結婚指輪作りでは、ふとしたアイデアから新しいデザインが生まれることがある。その瞬間に立ち会うことができるのは作り手として何よりも幸せなことだろう。
お二人と歩んだ結婚指輪作りはまさにそんなリズムで、今日は一緒に作り上げたイメージが形になって嬉しかった日。
屋久島の暮らしでは水のエッセンスは欠かせない。川の流れ、雨も波も、いつもどこかで水の音が聞こえてくる。
とどまることのない水の流れを思いながらデザインしたリングを、いつものビーチに持っていくことに。爽やかな秋の光の下で眺めてみよう。
いつものビーチ。冬の訪れを告げる北風が吹き始めている。
昼間の日差しで浮き上がる切り込み模様の陰影を確かめて。
2.3mm幅のプラチナリングは最近の黄金律になっているのかも。すっきりと、でも丈夫で、使い勝手フレンドリーなバランス。
光の影響で白く飛んでいるところと黒く沈んでいる色の幅が大きいところがプラチナらしさだろう。このコントラストを感じるようなラインをリングに施したかった。
アトリエに戻る前に、川の浅瀬を歩いて水面の揺らめきを眺めておく。
さて、アトリエです。
彼女のリングはグッと繊細になるので、優しい手作業で造形を進めていかなくては。
プラチナリングと鉄鋼ヤスリ、精密ヤスリを作業台に用意して、あと、朝の海で出会ったリズムを胸に抱きながら、ここからは一気に進めていきたいと思っています。
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プラチナリングの造形を始めることになり、庭先に出てリングを眺めることにした。作業にグッと入り込む時間を前にして、柔らかな光に包まれて、ふわり心が和らいだ。
屋久島の海や花々と、空も、秋の深まりを感じながらゆっくりと歩んできたお二人の結婚指輪作り。
モチーフになっている自然はいつも制作のリズムも与えてくれる。今日も屋久島にありがとう。
きっとお二人の指輪が出来上がる頃にはツワブキの花が満開になるだろう。気がつくと蕾の数もポコポコと増えてきた。
こうして季節とともに歩む制作から生まれる結婚指輪はやっぱり一つだけのものになるのだと思う。
今まで作ってきたリングと同じラウンドシェイプ ではあるけれど、ワンポイントで切り込み模様のデザインを施す彼のリングはその作業工程も大きく変わる。
自然の中で感じる流れ、のようなものをデザインに落とし込むのは日本独特の文化のような気がする。島の暮らしで出会う水のたゆたいを思いながら作業を進めていこう。
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