それにしても屋久島の植物たちは大きく育つ。島南部では自生している、背丈よりも大きなポインセチアを見上げつつ。
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始まりの日。新しい空。シンプルが好き、シャンパンゴールド結婚指輪作り。
今年に進めるジュエリー作りはこのリングを加えて3つほど。いずれもずっと長くお使いいただくものだから、手触り感を大切に作り進めていきたい。
結婚指輪作りではお二人の想いから生まれるデザイン作りに意識を注いでいる。出会いだったり、繋がりだったり、あたたかさだったり、今だからこそ大切にしたいことがある。一人ではどうしても時間に限りのある作業になってしまうのだけど、狭く深くのベクトルでじっくりとお付き合いするのは性に合っているようにも思う。日々の暮らしを大切に。
お二人と近しい“好き”を抱き、ともに歩みながら生み出されるジュエリーが持つ素敵な温度感を想いながら、今日も作業机に向かっている。
屋久島時間がジェリー作りを支えるリズム。
島の友人にお試しいただくサンプルリング作りを夕方に終えて、作業がひと段落できた気がした。年末年始は区切り目ムードに乗りつつも、島の緩やかなリズムをキープして作業を続けることが大切。
たしかに、年明けを区切り目に新しい暮らしを始めたりするタイミングでもあるので、それに合わせてお届けしたいジュエリーもあといくつか。里では山茶花からもう少しで椿へと、季節はマイペースで巡ってゆく。
さて、海まで出かけてスケボーをしてほっと一息できた。明日からは楽しみにしていた指輪作りを始めていこうと思う。
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朝の木漏れ日、山茶花とミツバチ。屋久島のかけらみたい、プラチナ×ダイヤモンドの指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪
屋久島サウスのアトリエです。これは多分今年最後のダイヤモンド。ダイヤモンドは透明とはいえ、カッティングによって生まれる豊かな色彩を含んでいて有機的。七色のプリズム感がすごい。
リングの土台作りはプラチナで。一歩ずつゆっくりと同じ工程を繰り返し進める作業だけど、ジュエリーを作り始めた時のようなフレッシュな感覚に包まれるのが楽しい。
みんなにも見ていただきたい。窓の向こうにずっと眺めていた山茶花やツワブキの花。屋久島サウスの冬は色鮮やかで暖かい。ミツバチもたくさん!山々には雪が積もっていたりするのだけど、この気温分布が屋久島を屋久島とする所以なのだろう。
さて、指輪作りの方はいよいよ後半に。
今回のデザインは金属と金属をつなぎ合わせるタッチが多い。プラチナとプラチナの間に高温の炎を当てながら近しい組成の金属を流し込むと、一つになってずっと離れない。
この作業が100年先にもそのまま残っているのだからジュエリー作りは面白い。プラチナとダイヤモンドの魅力だろうか。永遠のイメージがある。
リング自体は軽やかなフォルムではあるけれど、手に取るとしっかりとした重みを感じられる。フレームが重なり合って、光を通過させて、空気感も含めて一つのジュエリーになる。
昔ながらの手作業で進める工程なのも、いつもオリジナルな表情に出会うことができてフレッシュなジュエリー作りだ。
自然の中で遊ぶようにお使いいただくのか、街で優しく輝く装いとなるのか、そして部屋で眺めているのも素敵なひとときかもしれない。屋久島のかけらのようなリングが海の向こうで、暮らしの中に溶け込んでゆく。
あといつくかタッチを加えつつ、出来上がりはもう少し先のお楽しみに。
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繋がる、巡る、永遠のイメージ。屋久島のリズムでプラチナリングを作ること。#屋久島でつくる結婚指輪
いつものビーチの山側にぐるりとかかった虹に向かって走ったけど、すぐに薄くなってしまったので、消えてゆくまでの余韻をずっと眺めていた。
霧の向こう側に連なる山々には雪!それにしても寒くなったものだ。
屋久島では年末が近づいて寒くなると菜の花が咲き始めるので、なんだか得したような、いつも不思議な気持ちに。季節が巡りまた一年が経った合図。
屋久島の冬とともに、プラチナリングを作ってます。
今日も一歩ずつ。一歩ずつ。
小さなプラチナの輪っかが集まって、ぐるりと一周繋がって、大きな一つのリングに。そういえばシダの葉っぱも小さな葉っぱが集まって、大きな一つの葉っぱになるものなあ。知らず知らずのうちに、屋久島のリズムをジュエリーに感じられるようになっている。
繋がる、巡る、永遠のイメージ。
ここからさらにじっくりと造形を深めてゆきたい。
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