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硬いフォルム、手触りの柔らかさ、シルバーでつくる結婚指輪の魅力とは #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。

溶かして塊になったシルバーは叩いて伸ばしてを何度も繰り返して細い線になった。

台風は近くなっているけれど、思いのほか外は明るい、まだまだいけるぞ。

 

 

配合から始めるシルバーの結婚指輪作りはいつも楽しい。

職人ならではの工程がこれからもいくつか訪れる。

屋久島ー沖縄 シルバーで作る、お二人だけの結婚指輪。 #屋久島でつくる結婚指輪

 

結婚指輪に使う金属は柔らかくて加工がやりやすい、そして耐久性が高くて長くお使いいただける素材が多い。

お二人が選んでくれたシルバーもそうだ。

 

柔らかいのに、耐久性が高いの?と思うだろう。

そう。柔らかいからこそ耐久性が高くなる。

金属が持つしなやかさが外からのショックを柔軟に受け流してくれるイメージだろうか。

 

さまざまな素材の中でも特にシルバーはその柔らかさが体に心地よい。

つけているとふわりと優しいフィーリングに包まれるのだ。

その軽やかさが気に入って、わたしも時々シルバーリングをつけて出かけることも。

 

シルバーで結婚指輪をお作りするときも、もちろん出来るだけ硬く出来上がるように、然るべきタッチを与えて仕上げるのだけれど、使ううちに長い時間をかけて自分自身の指の形にフィットしてゆくその柔軟さも愛おしく思えて仕方がない。

 

キュッと硬く引き締まったフォルムも素敵だし、手触りの柔らかも魅力だし。

小さなリングの中に同居する、一見相反する作用に今もずっと夢中になっている。

 

くるりとリング状に巻いたシルバーを炎の中に入れてその両端を繋ぎ合わせてゆく。

両端がつなぎ合わさると、さっきまで手で曲げることができていたシルバーは途端に頑強なものに変わる。

 

お二人と一緒に育んできたイメージが今こうして形になりつつある。

ありがとう。

まだまだ作業は始まったばかりのはずなのに、なぜだか感謝の気持ちでいっぱいになった。

 

夕暮れ時、作業がひと段落したところでいつものビーチに。

アトリエはもうすごい風だったのに、裏側までくるとこんなにも穏やかなのか!と感動してしまった。

仲間たちもちらほら集まってきて放課後の波に乗る。

 

明日はどうだろう。

台風は案外それほどでもなかったよね、と笑いながら話せる日がやってきてほしいなあ、と願うばかりです。

みなさまどうぞお大事に!

屋久島からオーダーメイドでお届けします。小さなお花のダイヤモンドリング #屋久島でつくる結婚指輪

ツワブキの指輪 18k yellow gold, diamond

 

大好きな花が咲く季節になると、いつもワクワクしてしまいます。

 

ゴールドとダイヤモンドを組み合わせて作りました “ツワブキの指輪” 

 

今日は黄色いツワブキの花に彩られた、屋久島のあたたかな情景を思いながら。

 

 

庭先に、いつもの散歩道に咲くツワブキの花。

 

 

ポコポコと黄色い光を眺めているようで希望に満たされます。

屋久島で出会う感動が小さなジュエリーになって皆さまに届きますように。

 

お花部分の大きさは約7mmほど。

中央にセットしたダイヤモンドは2.3mmです。 

 

手のひらに乗せてみると、こんなにも繊細で!

 

リングは茎のように細く作ってあるので、

試しに着けてみると本当にお花が咲いたようにも見えました。

 

リングだと自分で眺められるのも嬉しい。

 

大粒のダイヤモンドをセットしたリングでも、

普段のお出かけの日にも着けていける軽やかさがあると良いですよね。

 

エンゲージリングだって登場回数多い方が幸せ。

できれば明るい気持ちになれるような。

 

そんな想いがこのリングを作るようになったきっかけだったのをよく覚えています。

 

 

眺めて元気になったり、大切な気持ちを思い出してみたり、もちろんプレゼントにも、

たくさんの喜びがあるジュエリーだと思います。

 

日々の暮らしでたくさんお使いいただけるように、

シンプルに、しっかりと頑丈に作り上げました。

 

お花好きの皆さまに、

屋久島大好きな皆さまに、

思いを伝えたい彼、

細いリングを探していた彼女も、

たくさんの方々の手に取っていただけると幸せです。

 

“ツワブキの指輪” platinum, 18k yellow gold, yellow sapphire

 

ツワブキの指輪はこちらの素材組み合わせの他に、

お花をプラチナとイエローサファイアで、

リングがイエローゴールドのデザインもわたしの密かなお気にお入りです。

 

金のお花、プラチナのお花、皆さまはどちらがお好みですか?

 

ツワブキの指輪は素材をお好みにアレンジして、サイズを合わせてオーダーメイドでお届けしています。

 

サイズゲージの貸し出しも承っておりますので、

こちらにご連絡を頂けますと

細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

 

長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、

そのようなリズムを繰り返すうちにジュエリーは味わいを増してゆきます。

 

長い時間もまた一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのになるのかもしれません。

 

実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、このようなメンテナンスの作業を介してお付き合いをさせていただけることも私自身の楽しみになっているのです。

 

ジュエリー作りを行っている間は、わたし自身の手でメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。

 

 

 

海の向こうのお二人に、オンラインでオーダーメイドのご相談を承っております。

 

屋久島のアトリエにて、結婚指輪の相談会を承っております。

 

お二人だけの結婚指輪が出来上がりまでの流れ、素材、価格

 

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

 

屋久島ー沖縄 シルバーで作る、お二人だけの結婚指輪。 #屋久島でつくる結婚指輪

 

台風は内側へと急角度にその進路を変えて再び近づいてきている。

屋久島サウスのアトリエです。

なるほどよく降る雨だ。

 

南の島に暮らしていると、やはりどうしても熱帯特有の気候条件がセットになってくる。

海が荒れて流通が止まったり、停電があったりと、普段はあまり経験しないことが頻繁に起こるのも島暮らしのあるあるなのである。

 

沖縄に暮らすお二人ともそのような島のリズムでつながっているのだろうな、とふと考える。

丸一日停電があったとしても(笑)、強くキャッチして離さない熱帯の魅力をお二人とは分かち合っている。

 

大切な結婚指輪作りをお任せいただきましてありがとうございます。

 

潮の香りやハイビスカス、暮らしに馴染み深いシダの葉も。

島に吹く風の印象を心に抱きながら。

 

 

シルバーでお作りするお二人の結婚指輪は、

素材の生成から始まる制作のプロセスも興味深いと思います。

 

昔ながらの手作業の工程を、今回は細やかに描写していこうと思っている。

まずは最初の第一歩を。

純銀が95%に5%を別の金属を混ぜるとリングは硬く強くなる。

 

リング2本分の素材が出来上がった。

冷却されたシルバーは小さな棒のような形状で、手にするとなかなかに重たい。

窓から差し込む光を受け、アトリエの作業台の上で静かな輝きを放っている。

 

その明るくて軽やかな佇まいはシルバーならではのものだな、と思う。

シルバーを手にしていると心も爽やかで、なんだか楽しくなってきた。

 

シルバーの持つこの軽快さをそのままに、ジュエリーとしての精巧さや品格を備えている。

お二人の結婚指輪はそのように仕上げると最高だろう。

 

そしてその指輪は強くならなくてはならない。

南の島暮らしの一部分になってお二人に寄り添うリングの姿を思い描きながら。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

屋久島から海を越えてオーダーメイド。サイズゲージとサンプルリングのお届け。#屋久島でつくる結婚指輪

 

台風の合間を縫って島に船がやってきてくれたので、

海の向こうにサンプルリングを発送することができました。

 

オリジナルリングのベースとなるデザイン、素材をお試し頂けるように。

ミカンのネックレス、ツワブキの指輪、サイズゲージを2種類とダイヤモンドのサンプルを梱包いたしました。

 

お二人にとって大切な指輪作りをお任せいただきましてありがとうございます!

 

いよいよ最初の第一歩を踏み出しました。

ここから少しずつデザイン作りを進めて参りましょう。

今からとてもワクワクしています。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

停滞する台風と屋久島の空

 

台風6号は長く島の近くに滞在することが既定路線となった様子なので、

その前半に眺めた情景をまとめておくことにした。

台風が近くなると、やはり空が美しくなる。

見てはいけないものをどうしても見たくなってしまうような、

好奇心を駆り立てる衝動がそこにはあるような気がする。