屋久島サウスのアトリエです。彼女のリングの造形がいよいよ始まる日。その前に小さな森を歩く。
屋久島の12月は何と言ってもツワブキの季節だ。道沿いにポコポコ、ゆらゆらと佇む鮮やかな黄色を眺めているだけで元気になる。島の季節が織りなす色彩にずっと夢中になっている。
そんな12月の色彩を眺めながらのジュエリー作り。お二人のリング作りはもう後半なのか。
彼女のリングは出来るだけ細く、すっきりと仕上げたい。長く使っていただけるように、耐久性も持たせたいし、艶やかな印象もあると嬉しいし!
繊細なデザインでもキュッと重みや丈夫さを感じることができるところがゴールドの素晴らしいところだと思う。
ここからは軽やかさと確かさのバランスをとりながらの作業になりそうだ。
鉄鋼やすりで削り落とすスピードは案外素早い。
緩やかなカーブ。波の作り出すライン。いつもの海の情景を思いながらつくる。
大地っぽさを感じる金属の素の質感が好きだ。
さて、彼女のリングは抑揚のあるリズムを与えていきたいので、ここからさらにタッチを加えてゆきたいと思っています。
雲の切れ目から覗く太陽を待ちわびては、冷たくなってきた空気の中に、あたたかな光を探している。
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