material: platinum
size: 2.0mm and 2.3mm
Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.
こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
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お二人の結婚指輪が出来上がった朝に、ぽつりぽつり雨の中でリングを眺めていました。
島では緋寒桜が満開です。
お二人が屋久島のアトリエに来てくれた日も雨降りだったのをよく覚えています。
それまでにずっとメールでやりとりをしていたので、お会いできて本当に嬉しかった。
そして季節は秋から冬に。
冷たい空気が心地よくて!爽やかな指輪作りの日々だったなあ。
屋久島時間でのんびりペースになってしまったけれど、
海を越えて長くお付き合いをいただきましてありがとうございました!
シンプルだけど、特別な結婚指輪。
お二人はぴたりとお揃いで、ラウンドシェイプのプラチナリングを選んでくれました。
シンプルな造形は心に響くから素晴らしい。
使ううちに小さな傷も装飾となって、フォルムは常に新しくアップデートされ、お二人だけのリングが育まれてゆく。
つけ心地や内側に向かうフィーリングがとても楽しいのです。
始まりを感じる桜の花とも素敵な出会いでした。
これから海を渡ってお二人の手元に届くと、
いよいよご入籍なのだなあと、
ご一緒した指輪作りのいろいろを思い出して幸せな気持ちに包まれています。
結婚指輪にはお二人だけの彫刻模様を刻み込みたい。
指輪作りが始まって一番最初にお伝えいただいたリクエストがありました。
リング内側に施した印は、
これまでの物語だったり、未来への想いだったり、
まるでお二人だけが共有する約束のよう。
シンプルなスタイルのリングなので、
すっきりとしたラインで記した彫刻模様が浮き上がって見えて、
いっそう特別に感じられました。
お二人の想いから生まれた世界に一つだけの結婚指輪を手にしたときに、
出会うことって本当に素敵だなと思います。
彼の2.3mm幅、彼女の2.0mm幅、
素材もフォルムもぴたりとお揃いの結婚指輪です。
日々の暮らしにやさしく寄り添ってくれますように。
これからお二人の新しい時間が始まって、何十年とプラチナリングと共にある。
離れていても繋がっているような感覚や、
毎朝目を覚ますと手の中に感じる安らかさのようなものが大切だと思います。
視覚的な素敵さも好きだけど、胸のずっと奥の方に響く造形も好き。
お二人とは心に広がる大切な場所で繋がっているのかもしれません。
そろそろアトリエに戻って荷物を梱包しなくっちゃ、と思い立って山々を振り返ると青空が広がっていました。雲の下はシャワーになっているのでしょうか、ふんわり虹も見えたのです。
お二人との出会いも、結婚指輪作りも、島の雨と虹に恵まれた日々だったように思います。
屋久島の祝福をお二人に。
ご結婚おめでとうございます!
楽しい指輪作りをありがとうございました。
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tel: 0997-47-3547
イエローゴールドに桜とメジロ、そして山々には雪。
まるで平安時代のような
なんとも雅やかな指輪作りの日々である。
関西で育ったからなのか、京都っぽいアイデンティティには馴染み深い。
森羅万象に神が宿る感覚は素直にジュエリー作りに反映されているような気がする。
あるいは指輪にだって息吹は芽生えるのかもしれない。
エタニティーリング作りではルーペとピンセットを手放せない。
宝飾ならではの細かいタッチの繰り返しがとても長く続くので、
作業の状況はその時折をピックアップしています。
それにしても、
島でジュエリーを作っていて一番助かるのは目に優しいところだなと思う。
アトリエから窓の向こうに、散歩道に、何気なく出会う情景にいつも癒されている。
ときおり空を見上げたり。
ずっと遠くを眺めると、キューッとなっていた心もふわりと解けて広がってゆく。
気がつけばもう週末がやってきていました!
休日には休日ならではの様々なタスクもあるかとは思いますが、
時には遠くを眺めたりして。
まあ、ゆっくりとマイペースで参りましょう。
いつもここにお越しいただきましてありがとうございます!
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屋久島サウスの展望台で冬の海を満喫。
たまたま鯨チェックをしていた友人に出会って、貸してもらった望遠鏡で眺めた海はこんな感じにキラキラでした。
毎年お決まりの場所に咲き始めた冬の桜を愉しむ。
雨の雫と相まって、ピンク色のドットのような世界にうっとりでした。
ここにきてようやく島にも冬がやってきたような。
しんと張り詰める空気の中でお花をモチーフにしたエタニティーリングを作っている。
プラチナとゴールドを手に作業机に向かったり、冬の花々を眺めて冬の海に波を求めたり。
あと、ポンカンにサツマイモを朝の市場に買いに出かけたりして。そして家族の食卓を囲んで。
ささやかではあるけれど、温かで満ち足りた時間は本当にすぐ近くにあるのだなと。
いつも思うけれど、もうこれ以上はイメージできなかったりするものです。
花々にはなぜ癒されるのかなと考えるのだけれど、それは今を感じられるからではないかと思うのです。
今、ここに幸せがあるのだなと思えると、なんでもないはずだった一日が素敵に彩られる。
道端で出会う小さな躍動にインスパイアされる。そうだ、今日も精一杯やっていこう、と。
ジュエリー作りはそんなささやかな日常の延長にあって欲しいもので、
特別であったり外に向かうような煌びやかさももちろん素敵ではあるけれど、
自分自身をあたたかくしてくれるようなフィーリングもおすすめしたい。
咲き始めた紫陽花に出会って、なんだか嬉しくなってしまうような。スマホで写真を撮って大切な人に伝えたくてワクワクするような。ほっこりとした幸せを感じていただける指輪が出来上がるといいなと思います。
さてさて、今日のアトリエです。
かたどったプラチナの花は、ほんの5ミリほどだろうか。ピンセットとルーペを片時も離さずに、精密な宝飾の作業は続いている。
小さな花が集まって、一つになって、それがまた集まって大きな一つになってゆく感覚が好き。
むっちゃ寒いけれど、細やかな作業の前には窓を開け放っておく。
丸い線に圧をかけたり、伸ばしたりして厚みが1.1mm、幅が1.7mmほどの角ばったリングを作った。とても繊細なのだけれど、ゴールドなのでかなりしっかりとしている。プラチナの花を散りばめる土台となるリングだ。
サイズを合わせるために何本かのサンプルをお送りして微妙な調整をしてきたので安心感もある。
なかなかなれない作業にお付き合いいただきましてありがとうございました!
夕暮れ時には霰が降って窓の向こうに虹が出た。こんな風にふわりとした雰囲気も良いなと思った。
虹が出てもラッキーだし、出なくてもラッキーだ。明日もまたいつもの屋久島でありますように。
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