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心で、体で感じること。屋久島 久保養蜂園さんのローチョコレートとイエローゴールドの指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。

まだキュッと冷たい朝だけど、早い時間から作業の手を進めたい。

花々の開花ムードに背中を押されたのだろうか、なかなか活動的な季節になってきた。

 

作業机には細い一本のイエローゴールドを用意した。ここから生まれるジュエリーとは。

屋久島のアトリエより、新しいジュエリー作りが始まる日 #屋久島でつくる結婚指輪

 

シンプルに作り始めたゴールドのリングは、お花のリングとセットになるのです。

この冬を丸ごと集中してきた創作活動も佳境を迎えつつあります。

お花のエタニティーリングはあと少しで完成となりました。#屋久島でつくる結婚指輪

 

それにしても花とともに、季節とともに暮らしていると、とっても忙しい!

スローなペースではあるけれど、ゆっくりと休まずに変化を続ける屋久島のリズムの中で、今日もジュエリーを作っている。

 

イエローゴールドの細い線はローラーで圧縮したり、ハンマーで叩いたりして、リング状に造形しました。

細くてデリケートな造形と。安心して装着できる確さと。

 

お昼休みには海へ。

思い切り波に乗って乗ってスッキリしてからのアトリエに。

 

そして実は今日、

とても楽しみにしていたものがありまして。どきどき。

 

久保養蜂園 屋久島ファームさん。

“屋久島の恵み ローチョコレート 2023”

 

今日は2月の14日、バレンタインデーということで、

ずっと楽しみにしていたローチョコレートをお取り寄せしてもらいました。(裕子さんありがとう 嬉し涙)

 

屋久島の生ハチミツと

エクアドル産ローカカオの出会いにありがとうーー。

 

ずっと長いお付き合いの友人でもある久保夫妻から

屋久島のハチミツやタンカン、月桃を材料としたチョコレートだと聞いていて、

なんだかこの大地や水をいただいているような感覚なのかも!とワクワクだったのです。

 

わたしが選んだのはノエルヴェルデエクアドル アリバナショナル、という一粒。

さすが、健康増進に最高とされるローチョコレートだけあって、幸せの魔法のような名前でもありました。

 

ローチョコレートは口当たりとてもサラリと軽やかなところが素敵なのですよね。

けれども、深い部分に芯があるというか、

体に熱を注ぎ込んでくれるような力強いフィーリング。

 

海でたくさん波に乗って、正直とても疲れていたのだけど、

この一粒と熱いコーヒーで、気がつけば体がスッキリしていて驚いた。

 

ああ、もう一粒いきたい。

美味しいものあるあるなのであります笑

 

そして、

屋久島月桃花といちごのジュレを一粒いただくと

なんだか島の風がふわりと吹いたような気がしました。

ノースで眺めた山々だったり

サウスの海沿いに咲く菜の花だったり、

いつも眺めたり触れたりして元気をもらっているものはあるけれど、

口からだったり香りからも屋久島の元気をもらえるのだなあと、新しい発見に感激でした。

 

わたしもこんなジュエリーを作ることができれば最高だなあと、元気をいただきつつ、

そしてまた作業に戻る。

たくさんのゴールドを使いつつ、

 

とても細く繊細に。

 

うん、素敵なフィーリングだ。

 

そういえば音もあったな、と思いつく。

屋久島でいつも心を傾けている雨音を感じるような、そんな指輪を思い浮かべている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

屋久島のアトリエより、新しいジュエリー作りが始まる日 #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。

今年もスモモの花咲く季節となりました。

今日は新しいジュエリー作りが始まる日。

長野から送っていただいたリンゴをたっぷりと使ってパンケーキも焼きました。

さあ、楽しいひと時をご一緒いたしましょう!

ひらめきに導かれる!お二人だけの結婚指輪をつくること。#屋久島でつくる結婚指輪

アトリエには実にさまざまな種類の曲線がある。大きいもの、小さいもの、長短、凹凸まで。

作品には柔らかなラインを与えて仕上げることが多いのだけれど、

結婚指輪作りではお二人にピタリとくるだろうなと感じるカーブを、わたしの直感で選んでいる。

 

 

もちろんサイズだったりボリューム具合だったり、しっかりと寸法で進めていく作業ではある。

けれども、ひらめきに従うようにタッチを積み重ねる時間はとても長いような気がする。

そういえば、お二人とご一緒したデザイン作りもそうだったよな。

彼も彼女もわたしと同じく、ふわりとした感覚派なのである。

屋久島に春一番。花々の祝福に包まれてお二人の結婚指輪を作っている。#屋久島でつくる結婚指輪

 

感覚の中で佇んでいると、ときどき深い集中に出会えることがある。

そこは行こうとして行くことのできる場所ではないのだけれど、入りやすくする状況や環境を整えることは結構可能なのではないだろうか、最近はそう考え始めている。

 

手の中でリングが息吹を帯びてくる心地良さだったり、まるでさっきまで動いていたようなタッチがある。

何か一線を超えた場所で出会うことができる感覚なのだと思う。

 

 

 

今日もしとしと雨の屋久島サウスです。

椿の花から始まって、桜、タンカン、そしてついにミモザもスモモの花も咲いた。

いよいよゴールが近くなってきたのだなと、お二人の結婚指輪作りのいろいろを愛おしく思いながら、2本のプラチナリングを手にしたひととき。

 

重ね合わせたり、並べたり、くるくるとしてみたり、

いつも新しく感じる表情が楽しい!

 

あと少しなんだ、でも一歩ずつ進んでいこう。

 

ここで作業は一旦インターバルをおきますが、

素敵なアクセントが加わってリングが完成となりますので、あと少し、お二人との指輪作りをあたたかく見守っていてください!

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島に春一番。花々の祝福に包まれてお二人の結婚指輪を作っている。#屋久島でつくる結婚指輪

春一番が吹いて雨が勢いよく降った翌朝に、庭先には新しい花々が姿を現していました。まるで長い眠りの時間から呼び起こされたように。

 

季節が進むにつれてお二人のプラチナリングも形を成してゆく。柔らかな雨だったり、タンカンの実りも。間違いなく一度だけの結婚指輪作りなのだなと、清々しく思いながら作業机に向かっています。

雨上がりの屋久島とオーダーメイドするプラチナリング #屋久島でつくる結婚指輪

 

ちょうど庭先に水仙が咲いていた頃に、とか、あの時はシロツメクサが広がっていたよね、などなど、花は時間セットになっていることがあるように思います。

大切な時間を包み込んで、その表面にそっと貼り付けておく印のようなものなのかもしれません。

 

たしかにわたし自身も、初めて島に来た時に咲いていたツワブキだったり、森に咲いていた白くて小さな花をモチーフにネックレスを作っていた日々のことは今でもまだ鮮明に覚えているような気もします。

 

オオヤマレンゲの花。

実は初めて知った花の名前でもありました。お二人にはどんなストーリーがあるのだろう。

 

「北アルプスの森に咲く花を小さな印にしてプラチナリングの内側に彫刻してほしいのです!」デザイン作りの一番最初にお二人がそう伝えてくれました。

「おじいちゃんやおばあちゃんになっても出会った頃のキラキラした心を大切にしていたいのです」と。

 

大切な想いや出来事はもちろん一人で抱くこともあるけれど、

もしも誰かと一緒に抱くことができるなら、それは二人の夢になってどこまでも広がってゆくのだろうなと思います。

 

そして、こうやって出来上がった結婚指輪もまた一つの印のようなものになってゆくのかもしれないな、と思うと喜びが溢れてきます。

お二人の時間には今はわたしも含めて三人の時間になっていて、お互いの認識は重なり合い、また未来へと繋がってゆく。そんなジュエリー作りがとても楽しく、特別に思えるのです。

 

 

 

さてさて、今日のアトリエです。

造形がひと段落した彼のリングからバトンをタッチして、彼女のリング作りであります。

お揃いのプラチナリングではあるけれど、それぞれがどこか違っている。

違っているからこそ引き寄せられて、重なり合って、一つになるようなイメージで。

 

リングの表面にはスムーズに流れるラインを表現したかったので、手を止めることなくここまで一気にやってきた。無垢の表面も、散りばめられた無数の破片たちも。プラチナの輝きは柔らかくて綺麗だなと思う。

 

気がつけば作業も折り返し地点を過ぎているな。

海に潜るような深い集中と、世界と繋がる調和の感覚と。

今だけの時間を確かにキャッチしながらタッチを積み重ねてゆきたい。

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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