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時を越えるプラチナリング お二人の永遠、結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

 

いよいよやってきた夏の本番は、屋久島サウスのアトリエに篭ってお二人の結婚指輪を作っている。

ずいぶんと早く起きたはずなのに、夏の強い日差しは木々の隙間から手加減なしに差し込んでくる。

手のひらに眺めたプラチナの輝きがとても眩しかった。

 

 

天の川、パッションフルーツ、百合の花、時を越えるプラチナリング。

屋久島の夏リズム、結婚指輪作りの幸せな時間 #屋久島でつくる結婚指輪

 

あとは何と言ってもスコールだろう。

思いがけないタイミングで突然激しく降る雨は映画のワンシーンを見ているように劇的で楽しい。

 

窓越しに眺めているといまだにワクワクしてしまう。

 

ほんの10分ほどだったかもしれない、でも今日も素敵な雨だった。

 

プラチナリングはその表面を鉄鋼ヤスリで大きく削り出した。

最初は目の荒いヤスリを使って、そして次は少し目の細かいヤスリに変えて段階的に角を落とし、そこになだらかな傾斜を与えてゆく。

 

同じような作業を何度も地道に繰り返していくと、やがて表面をくるりと巡る曲線が現れた。

そのラインはリングの側面から始まって反対側の側面へと螺旋を描いている。

 

そして彼と彼女のリングを重ね合わせるとこの螺旋が繋がるイメージを抱いている。

螺旋は星のように永遠であらなくてはならない。

わたしたちを取り囲む遥かなる時を想いながら、プラチナリングにタッチを積み重ねている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

草花を摘んで纏うように。シダの葉をモチーフにして指輪を作りました #屋久島でつくる結婚指輪

ふわり雲のよう、どこか自由な雰囲気を感じるシダの葉っぱが大好きです。

シダの指輪は素材をお好みにアレンジして、サイズを合わせてお作りしています。

 

size:シダ幅約7mm、リング1.2mm

price 
葉っぱsilver×リングyellow gold¥60.000.-(+tax)
葉っぱsilver×リングplatinum¥70.000.-(+tax)
葉っぱplatinum× リングyellow gold¥120.000.-(+tax)

diamond¥15000.-/1個(+tax)

ご予算に合わせたオーダーメイドのご提案もお任せください。

サイズゲージの貸し出しも承っておりますので、
こちらにご連絡を頂けますと細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
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お二人だけの結婚指輪が出来上がりまでの流れ、素材、価格

 

屋久島の季節を纏うように。島で出会う草花や海、月星をモチーフにしたジュエリーを作っています

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

屋久島の夏リズム、結婚指輪作りの幸せな時間 #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島に暮らすようになって好きになったものは結構あるかも。

今年も美味しくいただきました。

ご近所の友人が大切に育てたパッションフルーツ。

 

 

この島に暮らしていたから巡り会えた人もたくさんいる。

わたしが生まれ育った大阪に暮らすお二人ともまた、屋久島で繋がっている不思議がある。

イメージを共に抱き、それを形に変えてゆく。結婚指輪のオーダーメイドが楽しい #屋久島でつくる結婚指輪

 

とりわけジュエリー作りでの出会いには恵まれているな、とつくづく思う。

屋久島だったり、海や植物だったり、

どこかで何かしらの近しい興味を共有しているとお互いの距離はグッと近くなる。

 

お二人とは海を越えて離れてはいるけれど、そのことが一層確かな繋がりを感じさせてくれるようにも思う。

多様性に満ちた今だからこそ大切にしたいことがある。

 

さて、今日も作っている。

お二人のサイズに合わせて切断したプラチナはその両端をつなぎ合わせるために炎に包み込んで1000度近くまで温度を上昇させた。

その光が強すぎるので作業中は色の濃いサングラスをかけている。

サングラス越しに眺めるプラチナが白身を帯びたオレンジ色に変化する。

 

作業机に向かっているとなぜだろう、心が静かになってゆく。

炎を扱う作業がとても好きだ。

 

プラチナはくるりと丸くなった。

そしてここがリングの造形を始める前に下拵えをしておくタイミングでもある。

 

金槌を手にしてプラチナリングの表面にコンコンと叩き、そしてその後に側面にも同じようにコンコンと圧力を加えていく。

こうすると金属はその組成を引き締めるように硬くなる。

 

これからずっと長くお使いいただくことになるのだ。

できうる限りの強度をリングに与えておかねばならない。

 

表面と側面についた金槌で叩いた跡はこれから綺麗に削り取って、いよいよ造形作業の準備が整のうことになる。

 

なんとも優雅で幸せな時間だなと思う。

今日もゆっくりと屋久島のリズムで指輪作りは進んでいく。

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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イメージを共に抱き、それを形に変えてゆく。結婚指輪のオーダーメイドが楽しい #屋久島でつくる結婚指輪

 

木槌、金槌、鉄の芯金と。ジュエリー作りの道具は思いのほかずっと変わっていない。

歴史の中の職人たちもきっと同じリズムを奏でていたのだろう、アトリエの中にコンコンコンと音が響く。

昔ながらの手作業で今日もお二人の結婚指輪を作っている。

 

 

始まりはプラチナの細い線から。

イメージを共に抱き、それを形に変えてゆくオーダーメイドの時間はいつも楽しい。

屋久島の星空とプラチナリング、お二人の結婚指輪作りが始まりました! #屋久島でつくる結婚指輪

 

考えてみると、物心がつく頃から手を動かして何かを作っていたように思う。

工作から始まって料理まで、ジュエリーに出会う前からずっと何かに夢中になってきたのは、

作ることにいつも救われていたのかもしれないな、と思う。

 

わたし自身の中で完結していたはずのその癒しのようなものを、誰かにバトンタッチできるという可能性に気がついたのはジュエリー作りに出会ってからなのかもしれない。

 

今日も安らかな心地に包まれつつ。

彼のサイズは16.2号で彼女のサイズは9.5号。

ここから出来上がりまでの工程で生まれる拡大を計算して両端をカットする。

 

糸鋸がプラチナに細い溝を作り、小さなプラチナ片が作業台に散りばめられる。

その金属の輝きに思わずドキリとしてしまう。

 

プラチナの線はくるりと端正な円を描き、その両端はぴたりと合わさった。

シンプルな作業ではあるけれど、うまくできるととても嬉しい。

 

昨日よりも良くなるように、最大限に負荷をかけてベストを尽くすことができる場所があると人生は喜びに包まれる。

作業机に向かい小さなリングを手にする小さな世界かもしれない、けれどもここに広がる無限のフィールドを感じることができる。

 

お二人のために結婚指輪をつくることは、わたし自身にも豊かさと喜びをもたらせてくれているに違いない。

そしてこのフィーリングが目の前にある小さなプラチナリングに反響すると素敵だと思う。

 

6時を過ぎてもまだ明るいので嬉しい。

夕暮れ時に作業をひと段落して海まで車を走らせている途中に百合に夢中になってしまう。

 

 

凪いでいても、波が高くても。

爽やかな一日だった。

今日にありがとう。

 

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島の星空とプラチナリング、お二人の結婚指輪作りが始まりました! #屋久島でつくる結婚指輪

 

アトリエの庭先に白い百合が咲きました。

屋久島もいよいよ夏本番の合図です。

そしてその爽やかな声明にタイミングを合わせるように、お二人の結婚指輪作りは始まりを迎えました。

 

 

お二人とは大阪でお会いすることができた。

今までずっとありがとう!

一緒に紡いできた糸の中で育まれてきた結婚指輪のイメージが、いよいよ形作られていく時間です。

 

夏のせいだろうか、それにしてもかけがえのない時間感がすごい。

今ここにある指輪作りを共に楽しみましょう。

結婚指輪の相談会. 大阪でお二人にお会いしたお話し #屋久島でつくる結婚指輪

 

ちょうど去年の夏にお二人は屋久島を訪れたという。

「二人で眺めた満点の星空に感動しました!」と彼と彼女が言ってくれた。

大阪でご一緒した時に話してくれたことが今でも鮮明な印象として残っている。

 

指輪のことからは脇道に逸れた話だったように思うけれど、案外そのように何気ない会話がデザインのエッセンスになったりもする。

 

そしてちょうど一年が過ぎて同じ夏に指輪作りを始めることができたのも素敵な巡り合わせだと思う。

 

 

夕暮れ時にスコールが降って空が澄み渡り、やがて夜の暗闇が訪れるとアトリエの窓からは星の広がりを望むことができる。

もしかすると去年のお二人と今のわたしは同じ空を眺めているのかもしれない。

圧倒的な星の時間を前にすると、刹那と永遠とが入り混じるような感覚に囚われる不思議がある。

 

屋久島の星空が、夏が紡いでくれた指輪作りなのだろうか。きっとそうに違いない。

ただただ感謝の気持ちに満たされながら。

 

まずは最初の第一歩を。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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