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ピンクゴールドのリングに屋久島の森を歩いたお二人の響きを感じ取ることができた #屋久島でつくる結婚指輪

 

どのような響きを纏っているかは出来上がった二つのリングを手にするまでわからない。

 

 

お二人の物語と屋久島とわたし、出会いが作り出す時間のようなものなので、

その刹那から生まれるリングは一つだけののである。

雨の日の喜び、屋久島の暮らし、幸せなのかでお二人の結婚指輪を作ること #屋久島でつくる結婚指輪

 

反復できないことも知っているし。どうしても時間のかかる昔ながらの手作業かもしれない。

それでも小さなリングの中には屋久島の森を歩いたお二人の響きのようなものを感じ取ることができる。

 

新しく始まるお二人の日々にそっと寄り添ってくれる。ピンクゴールドのリングと過ごす時間は永遠だ。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

 

雨の日の喜び、屋久島の暮らし、幸せなのかでお二人の結婚指輪を作ること #屋久島でつくる結婚指輪

 

今日も雨だったので、1日をアトリエで過ごすことにした。

庭先には梅雨がもたらした豊かな水をたっぷりと吸収して大きくなったバナナの葉が雨の雫を纏っていた。そして時折風に揺られてその雫をあたりに解き放っていた。

今年の島バナナは実を成してくれるだろうか。

 

 

作業の合間には薄くスライスしたトーストをリベイクして久保養蜂園さんから届いたばかりの蜂蜜をたっぷりとかけて食べた。

雨の日には雨の日の喜びがある。

 

 

バナナが実るのを心待ちにしたり、友人が作った蜂蜜を食べたり、ハイビスカスの枝をもらって挿木をしたりと、ここのところはずっとアトリエの周辺で過ごしているような気がするけれど、なかなかに色鮮やかな今年の梅雨である。

日々の暮らしの中にあるささやかな出来事がいつも幸せをもたらせてくれている。

 

 

そして、お二人の結婚指輪作りがこの季節を一度だけのもににしてくれているのだと思う。

日々に彩りをありがとう。

素敵な出会いにありがとう。

屋久島とお二人を繋ぐ結婚指輪作り、オーダーメイドの長いお付き合い #屋久島でつくる結婚指輪

 

さて、今日のアトリエです。

ピンクゴールドのリングを造形する時間。

細部を丁寧に整えたり。

 

 

最初は目の荒い鉄鋼ヤスリだったのが、最終的には布地のように細やかさを持つスイス製の精密ヤスリに持ち替えて表面を磨き上げるようにそのヤスリを滑らせていった。

この段階に来ると、いよいよ仕上がりが近しいのだなといつも感じることになる。

 

ヤスリと反対側の手の側にはルーペが置いてあって、ワンアクションが終わるとルーペを除いてその細部に小さな傷がないかどうかを確認する。

そして表面を極く薄く捲るようにピンクゴールドを削り取り、それらの小さな傷を取り除く。

 

今回は最終的につるりと鏡のような表面に仕上げるので、ここでしっかりと平らな面を作っておきたいところだ。

 

 

最後にもう一度大きく形を変化させる工程までやってきたところでピンクゴールドを炎の中に包み込んだ。

金属には面白いところがあって、緊張をしたり、ふわりと緩んだり、その硬さを時間や状況によって変化させる特徴を持っている。

鉱物ではあるのだけれど、ジュエリーを作っているときは呼吸をする生物と対峙しているように感じられてならない。

それが楽しさの一つでもあるのだと思う。

 

 

いや、気がつけばゴールドだけじゃなくて、雨だって、風にも息吹を感じている。

それは島に暮らすようになって得た一番大きな変化なのかもしれない。

あるいは暮らしの中にあるほんの小さな息吹のようなもの、それらを感じることがわたしにとっての幸せなのかもしれない。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島とお二人を繋ぐ結婚指輪作り、オーダーメイドの長いお付き合い #屋久島でつくる結婚指輪

 

そろそろ梅雨も明けそうな気配。

屋久島サウスのアトリエです。

早く夏を、もう少しこの潤いを。

 

 

そういえば、梅雨本番と共に始まったお二人の結婚指輪作りだったような気がする。

作業は折り返し地点を過ぎて、春のアトリエでお会いしたオーダーメイドもいよいよゴールを近くに感じるようになってきて、ほんの少しだけ名残惜しさのようなものを感じながら。

紫陽花, 雨, アトリエを囲む木々, ピンクゴールド. 屋久島の色彩に包まれてお二人の結婚指輪を作っている

 

結婚指輪作りはデザイン作りの始まりからだと、お二人とご一緒する期間はおよそ3ヶ月ほどを要することになるだろうか。

 

しかしながら、実のところ、デザイン作りの始まりに至るまでの期間もまた長かったりもする。

インスタグラムやSNSで屋久島でのジュエリーにまつわる日々を見てくれていて、何ヶ月、何年かを経た後にメッセージをいただくことだってある。

 

それはまさに氷山の一角のような、小さな指輪作りの時間なのかもしれない。

 

指輪をお届けしたあともまた、サイズのお直しやメンテナンスの機会があり、メンテナンスの機会がなくてもお会いして近況を話し合うこともある。

「ご家族が増えてこの頃はどうですか?」という具合に。

 

そんな指輪にまつわる日々は時間で数えると一生のうちのどれくらいのパートを占めることになるのだろうか。

屋久島とお二人とを紡ぐ不思議な運命のようなものさえ感じられることがときどきある。

 

本来ならファッション的な要素を多く含むジュエリーなのかもしれない、けれども結婚指輪作りを介してお互いの大切な深い部分で繋がっていられることを幸せに思いながら。

 

今日も一つずつ、できることを。

 

 

彼のリングは彼女と同じピンクゴールドで、同じデザインで造形を始めている。

 

今回はサイズが違うのもあるけれど、同じリング幅を持つデザインでも彼のリングにはしっかりと厚みを与えて耐久性を高めるように注意をなければならない。

彼と彼女ではやはり日々の活動のハードさが違っているからだ。

そして、こうしてリング自体に抑揚を与えておくと、つけた時によりお揃いを感じていただけることだろう。

 

それにしても、作業机に向かっていると心安らかになる。

徐々に自分自身が満たされてゆく様を確かに感じ取ることができた。

お二人との出会いに、楽しい指輪作りにありがとう。

 

 

リングは基本的にはラウンドシェイプの系統を引く丸い造形である。

コロリとやわらかな局面に包まれながら、側面からリングの中央へと向かう面が重なり合う場所でシャープなエッジを立てている。

そのエッジが少しずつポジションを変えて、螺旋を描きながらリング一周を巡る。

移りゆき、そしてまた訪れる季節のような永遠のイメージがここにある。

 

 

作業がひと段落して窓の向こうを眺めると気持ちの良い雲が浮かんでいた。

夕暮れ時の黄金色に染まっていた。

空のように刻一刻と移り変わる色彩も素敵だなと思う。

 

この空とこの指輪作りの時間は一度だけしか与えられないものなのだろう。

そう考えると今この瞬間がいっそう大切なものに思えてきた。

 

 

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紫陽花, 雨, アトリエを囲む木々, ピンクゴールド. 屋久島の色彩に包まれてお二人の結婚指輪を作っている

 

紫陽花もそろそろ最後である。

梅雨は少しの間一休みをしているみたいだけれど、このタイミングに少し遠くまで、お気に入りの場所まで散歩ができる。

ありがとう、今年もむっちゃ癒された。

 

 

小さきものが集まって一つになっている佇まいが好きだ。

 

 

少し離れてみると、ポコポコが集まってまた一つの集まりを成しているようにも見える。

紫陽花だったり、シダの葉もそうだと思う、島の暮らしでは増殖するイメージをいつもすぐ近くに見ることができる。

どこまでも続いてゆく繰り返しパターンのような、これもまた小さなリズムの一つなのだろうか。

そしてそれらはいつも目の前に鮮やかな色彩となって現れるのである。

 

 

紫陽花、雨、アトリエを囲む木々、ピンクゴールド

屋久島の色彩に包まれてお二人の結婚指輪を作っている。

 

 

彼女のリングはその造形をひと段落することができた。

表面に切り込み模様を施したリングには、そのアウトライン全体に緩いカーブを与えた。遠い場所からゆっくりと時間をかけて運ばれてくる波調の長い波のように大らかで滑らかに。

 

そして紙やすりを手に時間をかけて磨き上げてゆくと、次第にその表面には今まで見えていなかった新しい光沢を見て取ることが出来た。

今まで何度も繰り返してきたはずなのだけれど、そのピンクゴールドの艶かしい色彩に、しばらくの間うっとりと魅入ってしまった。

 

ある程度の目標地点が決まっていたデザインではあった。けれども自由で、とても感覚的な作業だったように思う。

じっくりと時間をかけることもできた。

 

形の向こう側にぽっと灯る明かりようなものを生み出すためには、ある地点を過ぎるとそのガイドラインからは離れないとならない、

もしも設計図のようなものがあるとしたら、それは積み重ねられた手の中の感覚にだけあるのかもしれない。

 

そのようにして生まれてくるものはやはり、一度だけの、お二人だけのラインなのだと思う。

 

ここからは彼のリングにバトンをタッチすることにしよう。

似ている二つが寄り添って一つになるような、そんなお二人のリングになると素敵だと思う。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

大切にしたいこと。屋久島の響きとピンクゴールドの結婚指輪づくり #屋久島でつくる結婚指輪

 

 

こころみたされる。屋久島からオーダーメイドでお届けする “シダの指輪” #屋久島でつくる結婚指輪

シダの指輪 18k yellow gold, platinum, diamond

 

草花を摘んで纏うように。

屋久島の雨に包まれて、“シダの指輪”をオーダーメイドいたしました。

手に取ると、子供の頃のような遊び心に包まれます。

 

 

雲のようでもあり、羽のようでもあり、

どこか自由な雰囲気を感じるシダの葉っぱ。

屋久島に初めて訪れた時からずっと夢中になっていています。

 

今日はわたし自身も大好きな“シダの指輪”のお話を。

 

こころみたされる。

皆さまと大切な気持ちを分かち合うことができると幸せです。

 

 

素材はプラチナとk18イエローゴールドで作りました。

昔ながらの手作業で、ゆっくりと丁寧に。

小さなダイヤモンドを2粒セットすると、

ぽつりぽつり。

いつもの島のリズムが出来上がりました。

 

 

気になる大きさ感なのですが、

葉っぱの幅は最大部分で約7ミリほど。

 

どちらかと言いますと幅広のスタイルとなりますが、

ゴールドのリングが直径約1.2ミリと細いので、

とっても軽やかなのです。

 

 

繊細とはいえ丈夫なプラチナとゴールド。

カジュアルにたくさんつけることができる!

 

変色しない素材なので、

メンテナンスフリーなのも嬉しいところです。

 

 

しとしと雨音が心に優しく響いてくる。

雨の屋久島が大好きでです。

 

 

アトリエの庭先で眺めた出来上がったばかりの指輪も喜んでいるように見えました。

 

 

わたくしごとになりますが、

シダの葉を手にすると、

軽やかで自由な気持ちに包まれます。

そんな気持ちをずっと大切に抱いていたくて、

このリングを作り続けているのかもしれません。

 

葉っぱ大好きな皆さまに、

屋久島大好きな皆さまに、

緑を集めている!方々にも!

手に取っていただけると幸いです。

 

この小さなリングが日々の暮らしに寄り添ってくれますように。

 

 

シダの指輪は

お好きな素材をお選びいただいて、

サイズをぴたりと合わせて、

オーダーメイドでお届けしています。

 

金属はプラチナかシルバー、そしてk18ゴールド。

ダイヤモンドの個数をご自由にアレンジしてみるのも幸せかもしれません。

 

自分だけのジュエリーが出来上がるのって、嬉しい!

 

もちろん、

ご予算に合わせたオーダーメイドのご提案もお任せください。

 

サイズゲージの貸し出しも承っておりますので、

こちらにご連絡を頂けますと

細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

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シルバー×プラチナ とっても素敵な結婚指輪

シダの葉をかたどった、プラチナ×シルバーの結婚指輪。幸せだったオーダーメイドの日々。 #屋久島でつくる結婚指輪 

 

シダ模様の結婚指輪。

シダ模様の結婚指輪を持って屋久島の森を旅をしていた #屋久島でつくる結婚指輪 #オーダーメイド

 

 

 

屋久島の季節を纏うように。島で出会う草花や海、月星をモチーフにしたジュエリーを作っています

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!