サウスで眺める夕日は祈りのように、ふわりと優しいフィーリングなのだけれど、実のところ、朝日の美しさには息を飲まずにはいられない。ここぞ!という時には早起き頑張ってノースに出かけることもある。
今日もなんとかなるのではないかと思う。目を細めるほどに眩しい、希望が日々をつなぎ合わせている。
サウスで眺める夕日は祈りのように、ふわりと優しいフィーリングなのだけれど、実のところ、朝日の美しさには息を飲まずにはいられない。ここぞ!という時には早起き頑張ってノースに出かけることもある。
今日もなんとかなるのではないかと思う。目を細めるほどに眩しい、希望が日々をつなぎ合わせている。
夕暮れ時になると作業の手を止めて、海まで車を走らせるのが最近の日課になっている。
なので、この数日は実に多彩な空と海を眺めながら、屋久島リズムのリメイクジュエリー作り、一度しかない夏の一度だけの日々なのである。
さて、いつもよりも少し大きいから手の中で遊んでしまう。ブローチはオブジェのようで、やっぱり楽しい。
葉脈がくるりとブローチのピンになる。このイエローゴールドは彼女のお母様がお使いだったジュエリーの素材をリサイクルした。金属もパールも、出来るだけ受け継いで使いたいと彼女からリクエストをいただいていたから。
黄昏どきはゴールドの輝きに似ているような気がする。
とくに、植物的なラインには意識を集めてきた。シダの葉っぱがカーブを描くように、というイメージは彼女が伝えてくれた。自由に広がるイメージがオーダーメイドの作業ならではという感じがする。シダの葉先はくるりと巻いて、イエローゴールドのピンをカチリと小さな音を立てて止めるように作った。
日が沈むまでの数十分ほどは特に、時間が細かく刻まれて感じるのはなぜだろう。とても遅くも感じるし、一瞬のようにも思えてしまう異次元感がある。
島の暮らしがあって、ジュエリー作りがある、そんな日々から生まれるジュエリーが好き。ここにあるものは自然と想像だけ。いつもの何気ない風景の中にブローチやネックレスを見つけるような宝探し感もある。
そんなリズムで、昔ながらのジュエリー作りは続く。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
material: silver,18k yellow gold, diamond
size: 7mm flower
Delivery time is within 1 month.
Make by custom, One-of-a-kind .
こちらの作品はサイズと素材をお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。ご注文からお届けまで約1ヶ月。
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細部を丁寧に作り込んでゆくと、そこに小さな息吹が芽生え始める。朝露を纏ったシダの葉を手に取るような、そんな時間が生まれるといいなと思いながら、日々作業机に向かっている。
道を探りながらのリメイク作業も軌道に乗ってきたところ。実は二つのジュエリーを並行して作っています。
彼女もお名前に夏という文字を持っているのだけれど、これ以上ないタイミングのような気がする。大きくなりつつあるバナナ、夕日に染まる海、虫の大合唱も、屋久島の8月がジュリーづくりを盛り上げてくれている。
さてさて、今日のアトリエです。
まだ細部、もう少し細部を。
ぱっと見た感じではわからないかもしれないところをしっかりと頑張る。
しずくのような、泡のような。ゴールドとパールが出会う素敵さよ。
もしかすると、いや、間違いない。真珠はこの国で産出される代表的な天然素材なのだ。上品で、自然体で、日本ならではの優しい風合いがあるように思う。
もちろん、西欧にもパールを使うジュエリーの文化が深く根付いている。日本の冠婚葬祭的なデザインづくりではなくて、クラシックなスタイルで作られるブローチだったり、ネックレスも、広く、そして時代を超えて愛されているところも興味深い。
日本独特の自然観と西欧の伝統的な様式の出会う場所をずっと探し続けている。
もう4日目くらいだろうか。夕暮れ時には海に向かって車を走らせるのがこの頃の日課になっている。島暮らしといえど、こんな情景は夏のひとときにしか見られない。ファインダーを除いて夢中になっていいると、周りに人たちも集まってきた。夏休みのビーチなのだ。
水平線に近づいた太陽は海面に光の道を作りながら、想像以上のスピードでその姿をフェイドアウトしてゆく。今日もありがとうねーと、なんとなく周りの人たちと感謝の気持ちを共有できるのも嬉しい。
きっと明日もジュエリー作りをして、夕方にはここにやってくるのかな。いつもの同じリズムではあるけれど、移りゆき新しくあり続ける色彩を眺めていると、それもまた悪くはないなと思えてきた。
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雨上がり、しずくを抱くシダの葉、膨らみつつある夏の光。今、ここにあるシーンは、この瞬間だけの儚いものだったりもする。
朝の散歩道に、庭先に、素敵な瞬間に出会った時に、そのフィーリングをどのようにして永遠のものにしようかと考える。写真もジュエリーも感情のひとかけらのようなもの。屋久島で出会った感動を分かち合うことができればいいなと思う。
想いを変わらず受け継ぐようにつくる。形を変えて新しくつくる。
それにしても、南国ムードいっぱいの屋久島だ。スコールの後と夕暮れ時には散歩に出掛けて、そのほかはずっと作業机に向かっている。休憩時間にはaudibleでひたすら文学小説の語りを聴く、夏休み的な日々。おかげで、集中もかなり深いような気がする。同じものは生まれないアート性の高い制作だ。一つ一つのタッチを大切に進めていこう。
夏ならではだよなと思う、このかけがえのないフィーリングが好きだ。
葉っぱはプラチナで、茎はリサイクルしたイエローゴールドで
ぴたりと合わさると嬉しい。
夕暮れ時、小さな幸せに出会いました。
流れるライン、軽やかさとしなやかさと。造形についてはいつも島の自然に学んでいる。
そしてもう一つ、小さなゴールドの粒たちも。
出来上がりがふわりとしか想像できないジュエリー作りかもしれない。ただひたすら細部を埋めてゆくうちにジュエリーが息吹を帯びて鼓動を打ち始める瞬間がる。
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