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屋久島-鹿児島 心の行き届く3人で、一つだけの結婚指輪作り♪2.6mm ラウンドシェイプ のプラチナリング。

 

ラウンドシェイプのプラチナリング。

普遍的なデザインは結婚指輪界のレジェンドだ。

 

日々畑仕事で手作業の多い彼にはしっかりボリュームで、2.6mmのリング幅で作りました。

出来上がったばかりのリングを、さっそく庭先で手にとってみる。

丸いプラチナリングから優しげで、でもしっかりとタフなフィーリングが伝わってくる。

 

なんと言いますか、体の一部になるような感じでしょうか。

あ、これだ。つけた時にほっとするような肌触り。

目指したのはそんなフィーリングだった。

表面に周りの緑を写しこんでいるのも活き活きと感じられて!

 

海を越えて鹿児島で野菜を作るお二人と、屋久島でジュエリーを作るわたし、同じ物作りをする仲間で進めてきた指輪作りでありました。

まずは一つ。そのイメージが形になったのが嬉しかった。

 

お二人とのやりとりはいつもメールやお電話を何度も繰り返すスタイルで、

何かと時間もかかっちゃうし、すぐにパッと出来上がりが出てくるようなものでもなかったけれど、

そんなじっくりペースもまた貴重に感じられて、

心の行き届く3人で一つだけの結婚指輪作りをできる幸せに包まれながら、いつも作業机に向かってます。

 

そうそう、この指輪作りが始まる前にはお二人が育てた野菜を送ってきてくれたこともあったのですよ。

 

外は白いけど中は赤い紅芯大根。

炒め物にいいですよ、と彼が教えてくれたので、

細切りにしてベーコンと一緒に炒めることにいたしました。

たっぷりごま油をひいて、ベーコンと大根をざっと炒める。

味付けはシンプルに塩胡椒と醤油。

最後に鹿児島のお二人に敬意を称して黒酢を投入したのが正解でした。

紅芯大根とベーコンの細切り炒め。

ご飯がむっちゃ進むんです。

大根と油がこんなにも相性いいなんて知らなかった。

 

作ることだけじゃない。オーダーメイドだからできるふれあいって心温まる。

そんな関係性にもまたひとつ太鼓判を押したのでありました。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

2.6mm ラウンドシェイプ プラチナリング、バターナッツのクリームシチュー。 屋久島二月の結婚指輪作り。

2.6mm ラウンドシェイプ プラチナリング、バターナッツのクリームシチュー。 屋久島二月の結婚指輪作り。

季節外れの大波を求めて毎日通い詰めた海も、

7日ほどが過ぎて腰ほどの小波となってしまった。

いやいや、この1週間はずっと夢中でした。

ふと我にかえると庭先には春の花が咲いてて驚いた。

今年もまた会えて嬉しかった春の小花。

2月になると季語では春を使うようになるのも、なるほどです。

海や土は一番早く季節の変化を感じられる場所だと思う。

 

ちょうど今、海の向こう鹿児島で農業を営むお二人の結婚指輪を作っているところで、季節の移り変わりの中で味わうフィーリングを共有できるのも嬉しい。

彼と彼女もきっと土に触れながら日々のダイナミックな変化を感じているだろう。

プラチナの線をくるりと巻いて作ったリング。

鉄鋼ヤスリを片手にガリガリと角を落としてゆく。

2.6mm ラウンドシェイプ 。

彼と話し合って一緒に作り上げたデザインだ。

ここまでざっと削りあげて、ほっと一息。

夕暮れ時になると流石に寒くなってきた。

 

春は恋しいけれど、この寒さもなかなか楽しいものですね。

もう少し冬を味わいたい。

そんな時はホクホクかぼちゃを使ったクリームシチューはいかがでしょうか。

お二人が届けてくれたバターナッツ。

お二人が育てた野菜をいただいて指輪をつくる日々であります。

 

バターナッツにはしいたけと人参、玉ねぎに鶏肉を組み合わせることにしました。

バターナッツは初めて使う素材だったので、ドキドキ。

型くずれしにくくて、使いやすい。

3割ほどをすりつぶして、あとの7割を形を残して仕上げるくらいが良いかも。

ファーストタッチはそんな印象だった。

 

クリームソースはいつも小麦粉とミルクを先に混ぜておいて、バターをたっぷり引いたなべに流し入れる。そして火にかけながら程よい固さになるまでクルクルとかき回すだけの簡単流派。

毎日のお料理はさっと出来上がれば嬉しいですものね。

我が家ではクリームシチューは白いお米と一緒にいただくのですが、これがまたいいんです。

熱いうちに召し上がれ。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

お二人が育てた野菜をいただいて結婚指輪をつくる日々。 屋久島ー鹿児島、プラチナリング作り最初の第一歩。

 

SNSもやってるよ

Kei Nakamura Jewellery の Instagram/ Facebook/ Twitter

お二人が育てた野菜をいただいて結婚指輪をつくる日々。 屋久島ー鹿児島、プラチナリング作り最初の第一歩。

鹿児島のお二人から箱いっぱいの野菜が届いた!

箱を開けるとたくさんの野菜の上にお二人からのお手紙が。

お二人の結婚指輪作りが始まる数週間前のことでした。

 

「うちの畑で育った野菜です。指輪の制作に向けて準備進めてくれてありがとうございます!」

と彼女。(もっともっと長文でした♪)

彼からは後ほどメールで野菜の説明を送ってくれました。

その中でお料理とのマッチングを書いてくれていたのがこちら。

 

・栗吾郎かぼちゃ(緑、栗系なのでホクホク)
・打木かぼちゃ(赤、粘質でしっとり、煮物向き)
・バターナッツ(キベベ、というブラジル料理が美味しいです!ぜひ作ってみてください。)
・紅芯大根(中身は赤色、生食でもいいですが、炒めても美味しい!)
・紅くるり大根(外見も中身も赤色)
・からし菜(ぜひサラダで、自家採種している中で自慢の逸品です。)
・小松菜

よし、まずは青野菜を使って朝ごはんを作ろう!

と俄然やる気に満ちたのは言うまでもありません笑

 

芥子菜と小松菜をちぎって食べてみると、それは豊かな甘味を感じたので、

ここは生でそのままいただくことに。

小松菜のrawスムージーと芥子菜のrawサラダ

 

rawフードは屋久島にメイ先生がお越しになった時に教わってからの大好物で、

その中でもお気に入りは朝一番にいただくスムージー!

鹿児島産の小松菜は屋久島で育ったポンカンとミキサーにかけてシンプルブレンドといたしました。

 

葉野菜は太陽に向かって手を広げてるようなところがいい。今は天国にいる先生がそう言ってたのをよく覚えてる。

サラダにはアボカド、カシューナッツ、アーモンド、クコの実、レモン、亜麻仁オイル、塩、胡椒、醤油を合わせてみると、それはもう。。

芥子菜なのに甘くって、

これはすごいぞ

抱えきれなかったほどの葉野菜が体の中にキュッと収まって、そこから元気が広がった。

いよいよ始まる結婚指輪作り。

お二人がプラチナを選んでくれました。

まずはプラチナの線をくるりと巻いて、サイズに合わせてカットする。

酸素トーチで約1240度の火をかけてつなぎ合わせる。

昔から変わらない手作業が始まった。

思えば、金属はもともと大地からいただいたものなので、

ジュエリーは全て、100パーセント自然の素材を使って出来上がることになる。

プラチナの指輪をつけていてどことなく心地よさやを感じるのはそのせいだろう。

私たちは土を感じるものに触れると、ほっこりするものですよね。

 

リング状になった2本のプラチナを窓際の光の下で眺めながら、

あの山々を越えて、海を越えて、鹿児島で日々農作業を営むお二人のことを思った。

 

この自然と触れ合うような指輪を作りたい。

rawスムージーを食べた時のようなキュッと元気になるようなフィーリングが素敵だなと思う。

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

始まり編

天気雨。緋寒桜の下で。 これから始まる結婚指輪作りの素材プラチナを手にして。

 

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天気雨。緋寒桜の下で。 これから始まる結婚指輪作りの素材プラチナを手にして。

海まで続く道では椿がコロロコロリとその花を落とし始めていた。

もう島に暮らして10年経つけれど、花が落ちているのを見て初めて森のトンネルが椿の木でできてることに気がついた。

それもそのはず。

見上げると、最後の一輪がずっと高いところに咲いていました。

 

ここは島の東側。県道から車で数分走り、さらに椿のトンネル道を歩いて森を抜けると、まだ無垢のビーチが現れる。

視界に人工物が入らないオススメの場所なんです。

そうそう、

椿といえば、しずくギャラリーの椿も満開になりましたよ。

ここを始めた時は10cmほどの切り株で何の木がわからないまま育ててきたけど、こんなにも素敵な椿だったなんて!嬉し涙

これから屋久島も花盛りの季節です。

3月からのオープンが今からもう待ちきれません!!

そして、今日の屋久島サウス。

椿が終わって、緋寒桜が咲いて、いよいよ春の兆しも感じるようになってきた。

始まりの予感ですね。

ちょうどこれから結婚指輪作りをスタートすることもあって、ワクワクした気持ちに包まれてます。

天気雨。緋寒桜の下で。

これから始まる結婚指輪作りの素材プラチナを手にして。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

シルバーのリングに星の輝きを散りばめて、屋久島で出会ったお二人の結婚指輪が出来上がりました。

シルバーのリングに星の輝きを散りばめて、屋久島で出会ったお二人の結婚指輪が出来上がりました。

彼と彼女の大切な思いを詰め込むようにと進めた、心温かな指輪作りだったなあ。お二人はどんな出会いだったんだろう。今度会ったら聞いてみよう。キラキラとひかる指輪を前にしながらお二人のことをふわりと思う。

今しかできないこと。オーダーメイド、お二人だけの結婚指輪作り。[屋久島、制作編]

偶然のような必然のような。強い引力に惹かれる出会いがあると思う。

お二人とはしずくギャラリーでお会いしたのは、まだ暑い夏の終わりのことだった。なんとその前日に屋久島の森で結婚を約束したお二人は友人の紹介でわたしの事を知って、ひらめきを感じて会いにきてくれたという。

 

短かったけど、印象深かったお二人と過ごした時間を思い出しながら、雨上がり、指輪を持って庭先に出てみる。

夕暮れ時の光を受けて、リングが輝きに包まれる。指で挟んでくるりと回すと、キラキラ模様がその光をあたり一面に跳ね返した。

キラキラ模様はリング側面からセンターへのグラデーション。シルバーには独特の白さ、軽やかさ、爽やかさがある。

制作の時間は、こちら屋久島では雨降りが多くって。雨音を聞きながら星空をモチーフにしたリングを作ってると、空には見えないのに、ここに星はあるのだなあと思えてきて、なんだそういうことなのか!と妙に納得したのをよく覚えてる。どんな時だって空にはいつも星が輝いてるのだ。

 

 

彼女のリングには幅の細いところと太いところが。彼のリングはリング幅が均一に。少しずつ違っているから近くなれるようなフィーリング。グラデーションのキラキラ模様が重なり合って、一つの景色のようにも見える。

アウトラインが柔らかくガーブしているので日々の暮らしにも快適に馴染んでくれると思う。

 

指輪作りはこれで終わりになるけれど、これから紡がれるお二人の暮らしの中で、時には小さなキズもつくだろう。でもそんな日々のいろいろこそがリアルで、なんとも愛らしいなあとも思う。

お二人のこれまでとこれからが、この小さなリングに詰まってる。

 

そろそろ指輪をお届けする時だ。

ふと、お二人が歩いた屋久島の山々を見上げると、空に大きな虹がかかってた。

ご結婚おめでとうございます!

 

それにしてもこんなのは初めてだ。

赤、オレンジ、黄色、緑、水色、ブルー、紫。

7色がハッキリと見えた虹だった。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

制作編

今しかできないこと。オーダーメイド、お二人だけの結婚指輪作り。[屋久島、制作編]

 

屋久島の冬を暮らしてジュエリーを作る。ミカンの木のブローチ作り、自由研究。

屋久島ノースに到着すると、今朝も霧のような雨だった。

北東のうねり。北西の風。

ここ3日間は季節外れの大波を求めてノースに通い詰めていた。

こう見えても水温は案外温かいのです。

感覚的には11月の後半くらいの水だろうか。

山々に雪化粧もまだ見ていないし、

灯油ストーブもまだ焚いていないし、

なんとも不思議な冬のリズムに乗りながら、やたらと活動的な日々を過ごしてます。

そうこうするうちに2020年も1/12が過ぎますね。

みなさま、そちらの冬はいかがでしょうか。

屋久島ノースからアトリエのあるサウスまで、

その途中に安房という街がありまして、

波乗り帰りに訪れた“サンガンバーガー”さん。

 

以前はサウスにあった銘店を最近そのまま移転されたということで、

久しぶりにテイクアウトすることにした。

店主の江口さんは、なんと靴職人さんでもあるのですよ!

お店の中には靴もあるし、皮の小物も並んでいるし、ハンバーガーはもちろん、おでんなどのメニューも壁にかかってて、なんとも賑やかな空間でしばし癒される。

この日はサンガンバーガーを二つ。そしてカレーライスを一つテイクアウトしてアトリエでいただきました。

 

さてさて、アトリエです。

少し時間は戻りまして。

数週間前にご近所さんの営む農園にミカン見学に行ったことを書きました。

屋久島ミカンとパール。育てる果物をモチーフにジュエリーを作ること。[オーダーメイド、ブローチ編]

彼女が育てているミカンをモチーフにしてジュエリーを作りましょう!

と閃いて始まった冬の自由研究。

思いついた時に少しずつ手を動かすようなスタイルで制作を進めてます。

この日はミカンの葉っぱ作りを。

前日に薄いシルバーの板を叩いて作った凸凹テクスチャーのプレートを糸鋸でガリガリと、葉っぱの形に14枚切り抜いた。

その14枚の葉っぱは大きかったり、小さかったり、曲がったもの、端っこが欠けたものなんかもあります。

細かくって、一つ一つが違ってて、大変な作業のはずなのに、

きっともう同じものは作ることがないだろうジュエリー作りが心地よく感じられた。

 

それにしても、自然の中で“リアルな”植物と触れ合うことのなんて心地よいものか。

あの日、農園で見たミカンの木の、不揃いで不確実で、はちきれそうで、“生きているな!”っていう表情がずっと忘れられないでいる。

もしかすると近い将来、この感覚が当たり前じゃなくなる日が来るのかもと思うと、今がとても貴重な時間に感じられる。

不均一性って美しい。

この瞬間を目いっぱい不器用に、人間らしく表現していこう。

 

制作編

making rough texture on silver plate

お二人の“好き!”をデザインに。屋久島ー徳之島 森と海を感じる、ピンクゴールド結婚指輪作り

ピンクゴールド、wave ring

今日もキラキラ雨の中、その造形作業が完了。

屋久島と徳之島を結ぶ結婚指輪作りが形になり始めて胸が高鳴る。

 

磨き上がったばかりのリングを手に取ると、

ピンクゴールドの色調が肌にすっと馴染む。

繊細で軽やかな印象だけど、しっかりとゴールドの重さを感じられる。

 

ピンクゴールドも、そしてリングのデザインも、

ピタリとお揃いを選んでくれたのがとても印象に残ってて、

お互いの“好き!”をリングに描くように進めたデザイン作りもまた素敵な思い出になっている。

 

流線型のアウトラインは波のイメージで、

彼の大切にする海の印象を形といたしました。

 

そして、彼女のテーマは?

そうなのです。

この指輪作りはまだ途中でありまして、

彼女の“好き”を形に現すべく、ここからさらに作業を続けていくことに。

 

次はリングに緑の印象を織り交ぜていこう。

彼女が長く暮らしていた、屋久島の情景を描き出そう。

 

南の島ならではの森と海を感じられる指輪になればいいと思う。

 

2.6-1.8 and 2.3-1.5 , pink gold “wave ring”

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

雨の日、屋久島。南国の自然をモチーフにした癒される結婚指輪作り

 

雨の日、屋久島。南国の自然をモチーフにした癒される結婚指輪作り

雨の日のジュエリー作り。

 

今日は彼のリングの造形作業を進めることに。

しとしと雨の音を聞きながら作業机に向かう時間が心地よかった。

 

彼女は少し前まで長く屋久島に暮らしていたので、

この雨の感じはなじみ深いだろうなあ。

徳之島って同じ鹿児島だけど雨はどうなんだろう。

そんなことを考えてみたり。

 

このあたたかな雨や緑のイメージ、そして海。

南国の自然をモチーフにしてお二人の結婚指輪を作ってます。

実は作ってるわたしもむっちゃ癒される!

 

そして、

角ばったピンクゴールドのリングに鉄鋼ヤスリを入れる。

リングのキャラクターを決める大切な作業なので、

ここからは手を止めることなく一気に進めます。

波のラインの切り返し、ころりとラウンドしたシェイプ、太いところ、細いところ、

イメージと実際が重なったころ。

お庭に出てハイビスカスの前でほっと一息。

 

彼のリングは素材もデザインも彼女と同じではありますが、

ほんの少しずつ変化をもたせながら完成させましょう!

3人の間では、実はそのようなストーリーになっているのです。

 

それはリング幅を0.3mm太くしたり、全体に強めのカーブを与えてみたり、切り込み模様のリズムを彼女のと変えてみたり、ほんと微妙な数値ではあるけれど、

お揃いだけれど、それぞれがそれぞれにピタリとフィットするように調整に調整を加えてきた。

 

せっかくのオーダーメイドですものね。

細部には思いをキュッと詰め込みたいし、一つだけのものをクリエイトしたい。

 

ゆっくりと話し合ったり、海を隔てて会う約束をしたり、雨の音に耳を傾けたり。

そうやって指輪を作ることもまた、いまだからこそ、とても貴重な時間のように感じてます。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

屋久島の桜とピンクゴールド!始まり感じた結婚指輪作り

屋久島の桜とピンクゴールド!始まり感じた結婚指輪作り

昨日素敵だった、桜の余韻に包まれて過ごした日。

緋寒桜と並ぶ主役は何と言ってもメジロだったなあ。

 

木々には驚くほどいっぱいのメジロが集まってて、

いつもは最高に敏感な彼らが、なぜか全くこちらを気にしないくらい夢中になっていて、

時々、メジロ同士がぶつかり合って地面に落ちてくるほどだったんです。

こんなのは初めて笑

そして、もう滅多にチャンスはないかもと思って、カメラのシャッターを切り続けた。

 

緋寒桜は屋久島でこの時期に咲く、冬の花なのではあるけれど、

いつもこのピンク色に出会うと、春の気配を感じずにはいられない。

アトリエの近所では、道すがら、ナノハナに出会うことも増えてきたし。

紫陽花の新芽も芽吹き始めたし。

始まりの予感を感じて、

なんだかワクワクしながら最近を過ごす。

そして指輪を作る。

 

そういえば、ちょうど今の結婚指輪も桜色。

ピンクのゴールドを使って作っているんです。

ピンクゴールドの角ばった線を金槌で叩き、鉄鋼ヤスリで削る、

火を当てて接続して、また叩いて曲線を与えて、

いつもと変わらない作業で大まかな造形を施した2本のリング。

 

より繊細に、より動きを感じるように、ここからさらなる作業を加えてゆくことに。

下準備として、マジックを使って表面にラインを描いた。

波の模様がくるりとリングを囲むようなイメージだ。

リングもまた、波の流線型を模しているので、重なり合う波。リズム。

ラインに沿って鉄鋼ヤスリを入れる瞬間。ドキドキ。

こちらは彼女のリングであります。

流れるようなラインを作りたくて、ここまで一気に工程を進める。

何分か?数十分か?真っ白だったことに気がついて、ハッとした。

 

なんとか意識的に手を止めて、リングをくるりと回してみると、

表面になだらかな斜面ができていて、その斜面が合わさるラインが滑らかにカーブしていた。

お二人とわたしで一緒に作ってきたイメージが形になった瞬間だった。

去年から数ヶ月の時間をかけてきたデザイン作りだったので、胸の奥にグッと響いた。

インドからの荷物が届いたよ!

シンジ君からLINEが届いたので、

休憩時間はご近所アナンダチレッジさんへ。

 

インドの素敵模様の封筒にハンカチ、

そして珍しい織り模様のポーチなどをチョイス致して、

シンジ君がインドで買ってきた浅煎りの豆で淹れてくれたコーヒーをいただいて、

癒されてからの、アトリエへ。

夜遅くには、すっきり滑らかなラインが現れましたよ!

 

次は彼のリングを作り始めよう。

彼女のリングを横に置いて、時々手にとって感じながら進めることにしよう。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

お二人の“好き”と共鳴する。ピンクゴールド結婚指輪、2本のwave ring [制作編]