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屋久島で咲き始めた菜の花をかたどって、リメイクする。ご家族の繋がりにまつわるジュエリー作り。

お使いのジュエリーから一粒のダイヤモンドをお預かりして、お子様が誕生する春にちなんだジュエリーを作っている。ご家族の繋がりにまつわるジュエリー作りだ。

屋久島でゆっくりとできている冬は何年振りだろうか。

毎日海に通っては、

菜の花畑をチェックして、作業机に向かう日々。こちらでは一足早く咲く菜の花を、春の訪れとともに届けるような身持ちで。

島ではなんと12月から咲き始める菜の花をかたどって、小さなジュエリーを作っている。菜の花のイメージはやっぱりイエローゴールドだ。

香りや手触り、海辺で吹いていたあの風を感じながら。

真っ赤に火を入れ焼きなまして、加工を加えてまた火を入れる、昔ながらのリズム。

もうシロツメクサも咲き始める頃なのか。土から伝わる春の予感はいつも早い。

お気に入りで作り続けているデザインだけど、一つ一つが個性を持って出来上がるところが手作業の素敵なところだと思う。お預かりしたダイヤモンドとの出会いにもワクワク。

イエローゴールドの表面に付着した黒ずみが綺麗に流されてゆくのを眺めている。

庭先ではにわか雨が降ったのか。

雨のあと、山々が新鮮な光を浴びて夕暮れ時を告げている。今日も屋久島にありがとう。

夕日の下で初めて輝きを見せたゴールドの花。ご家族のこれまでとこれから、長い時間とともジュエリー作りを進めながら、果てしなく、そして安らかな気持ちに包まれている。