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お二人と紡ぐ静かなる日々。屋久島の小さなアトリエで、結婚指輪作りが始まりました #屋久島でつくる結婚指輪

思わず話に夢中になりました。結婚指輪の相談会を終えてアトリエを出たのは、もう日が沈んだ頃でした。

お二人の物語から、素敵なリングが生まれる予感がいっぱいです。

心満たされるひとときにありがとう!

 

お二人とは、月の満ち欠けや潮のリズムについてもお話しました。

そういえば、太陽というより、むしろ月のような静けさと力強さを持つお二人だったように思います。

素材やフォルムのお話ももちろん大切なのですが、胸の奥にそっとしまっているようなお話が、実はデザインの大切なエッセンスになるものなのです。

形を持たないけれど、確かに存在する何かを大切に思う気持ちは、お二人とわたしとが共有しているもののように思います。

 

「二つが補い合うようなリングを思い描いています。あえて異なるフォルムになるような。」とお二人がデザインのイメージを伝えてくれました。

イメージが響き合う、というのでしょうか。ふと思いついて、私もすぐに話しました。

「お揃いのピンクゴールドにすると、いっそう繋がりを感じられて素敵ですね。」

一人では見られない風景に辿り着くことができるオーダーメイドは、宝探しのようで楽しい。

 

お二人は、屋久島での滞在のあと、お隣の種子島を訪れるとのこと。

彼にとっては、幼い頃に種子島で過ごした豊かな日々があって、その想いが今回の屋久島旅にもつながり、こうしてお二人とアトリエで時間を共にすることができました。

そう考えると、今この瞬間がまるで奇跡のように感じられます。

 

一つ一つの時間や選択を大切にしていかなくては。

そのような思いに至るのも、新月のせいなのかもしれません。

 

これから光を満たしていく新月は、弓を思い切り引いた時のように、一番力を秘めた瞬間だと聞いたことがあります。

想いが形になる瞬間を、共に分かち合いましょう。

 

このようにして、島の小さなアトリエで、わたしたちの指輪作りが始まりました。

お二人と紡ぐ静かなる日々を、みなさま、どうぞ温かく見守っていてください。

可能性に溢れる未来を思い描いて、静かに胸を高鳴らせています。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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