紫陽花をモチーフにしたエタニティーリング。静かな輝き、ラウンドシェイプのシルバーリング。
出来上がった結婚指輪を、雨の中で眺めてみた。
お二人が暮らしている屋久島の、馴染み深い情景だった。
アトリエの庭に咲いた彼岸花のそばで、お二人の結婚指輪をそっと手に取る。
雨上がりに宿る雫のベールを通して、静かに輝く光の輪が見えた。
それは確かに、二ヶ月前にお二人と一緒に思い描いた結婚指輪の姿だった。
彼のシルバーリングがある。彼女が大好きなピンクゴールドのリングがある。
ピンクゴールドのリングには、紫陽花をかたどった小さな花が散りばめられ、その中心にはダイヤモンドが煌めいている。
どちらも光沢仕上げでお作りしているので、一体感のある光を纏い、手作業の跡を探すことは難しい。
まるで、雨上がりの朝に二輪の花が咲いたみたいに。
自分の手で丹念に作り上げたリングを、そのように眺めるのは、不思議な気持ちがするものだった。
ぴたり。まるでお二人との指輪作りのゴールを知らせるように、雨がやんだ。
ご結婚おめでとうございます!
これから屋久島ノースまで、リングをお届けに行きたいと思います。
屋久島は自然の美しさはもちろん、人との出会いもまた、大きな魅力だと感じています。
大切な指輪づくりのお声がけをいただき、ありがとうございました!
同じ島に暮らすお二人と、季節を分かち合うことができた、幸せな指輪づくりの日々でした。
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