幻想的だった一日にありがとう! 屋久島の森。とても大切な時間です。
幻想的だった一日にありがとう! 屋久島の森。とても大切な時間です。
霧の森を歩いてきました。
世界は幻想に包まれていた。
なんだか初めて屋久島の森を歩いているような感覚も。
そして夕方アトリエに戻って力が抜けきってしまった。
明日に編集続きます!
シダをモチーフにジュエリーを作ったのは屋久島に暮らしてすぐの頃だっただろうか。そしてまた新しいスタイルが生まれつつある。お二人の結婚指輪作りもいよいよ終盤へ。
オーダーメイドが始まって、お二人からアイデアをいただいて、
シルバーとプラチナの組み合わせがとっても素敵なことに気がついた。
一人だけでは辿り着かない。お二人と屋久島の季節、そしてわたしと。出会うことによって初めて見える景色がある。
早朝の庭先で眺めたシダの葉は透き通るグリーンだった。
冬が近くなってきた光のように思う。
二つのシダがリングになって寄り添っている。
結婚指輪を自由なスタイルで選びたい!というアイデアは1/4世紀前まではほとんど見なかった。
遠く離れていてもオーダーメイドでジュエリーをお届けできるようにもなった。
デザインを作り出すのは多数に合わせたものではなくて、お二人の大切な想いである。
お二人の暮らしに寄り添うデザインが生まれて、屋久島の季節の中で作り出し、一つだけの結婚指輪に出会うことができる。
ラストタッチ。雨音。そして磨き仕上げに。
リングの造形がひと段落したところで、プラチナの粒大きさを変えていくつか作った。
いよいよラストタッチとなる。
リズムよく仕上げるのは、雨の雫のように散りばめるとよいのだと思う。
それにしても指輪作りの間は庭先でたくさんシダの葉を眺めていたなあ 笑。
すぐ近くにモチーフを感じられる屋久島ならではのジュエリー作りがとても好きだ。
ここから磨き仕上げなどを施して、また大きく印象が新しくなって仕上がる予定のだけれど、
制作編はここまでにして楽しみを先に取っておこう。
出来上がりは初めて見るジュエリーになると思いますので、ぜひお楽しみに。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
ほんと久しぶりだった大阪、京都の旅から帰ってくると、屋久島は雨でした。朝が少し冷たくなっていた。植物たちにしずくが宿っていた。
まずは庭先をぐるりと回って、花々を眺めるところから。
シダもハイビスカスも、山茶花、ツワブキ、サキシマフヨウ。いつものメンバーに会えて幸せで元気になった。
遠く離れていても屋久島の季節を分かち合いながら。
お二人の結婚指輪作りは、プラチナをシルバーでかたどったシダの葉っぱをくるりと巻いてゆくところまでを書きました。
不思議なことなのだけれど、島に帰ってくるとお二人と繋がりが強くなったような気がして、
ふと海の向こうに思いを巡らせる。
お二人はどんな冬の始まりを過ごしているのかな。
アトリエには数日前の余韻がまだ残っていて、
とても自然な流れで机に向かって作業の続きを始める。
そうか、もう少しで12月なのか。
ぐっと背筋が伸びる。
いよいよ工程も後半だ。
彼のリングの上に彼女のリングを乗せて、ぴたり。
ほぼほぼ同じデザインではあるけれど、
サイズが大きくなる彼のリングはほんの少しだけリングを太くしてあるのはここだけのお話。
こうすると丈夫になるし、つけた時にお揃い感がアップするので嬉しい。
火を当てるシーンはこれを含めてあと2回。
いよいよここまでやってきた。
シダの指輪のサンプルをお送りしてお二人のデザインづくりを始めたのは
ほんの少し前のはずだけれど、ずいぶんと遠い日のようにも感じられる。
喜びがキュッとつまった濃密な日々なのかもしれない。
そして、この作業もまたすぐに懐かしい時間になるのかな、
そう考えると、今この瞬間がとても貴重なものに思えてきた。
朝のしずくのように儚く、力強く。
時々窓の向こうを眺めてふんわりと。
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河原町から永観堂へ、圓光寺へ。
秋の紅葉を眺めてきました。
細やかな葉が織りなすグラデーションに世界が彩られていていました。
こんなにも美しい季節に訪ねることができるなんて!
京都は夢の中のようでした。
全てが意識された構図の素晴らしさも。
建築物や庭を含めたデザインもとても深く響いてきました。