大好きなジュエリー作りとパッションフルーツな日々。
子供の頃に過ごした夏休みのような気持ちかもしれない。
庭先ではハイビスカスがとても綺麗。
シャンパンゴールドのリングが、手の中で少しずつ形になっていくのに夢中になっている。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
制作編
大好きなジュエリー作りとパッションフルーツな日々。
子供の頃に過ごした夏休みのような気持ちかもしれない。
庭先ではハイビスカスがとても綺麗。
シャンパンゴールドのリングが、手の中で少しずつ形になっていくのに夢中になっている。
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制作編
夜の間に強くスコールが降り続いた。
朝の庭先はモワッとした、南国独特の湿度にお覆われていて、ところどころにツユクサが花を咲かせている。
久しぶりのブルーに嬉しくなって、これから削り出し作業を始めるリングを手に、しばらくの間その小さな花々を眺めていた。
ハイビスカスでできた生垣の合間を抜けて届き始めた陽光を受けて、シャンパンゴールドが小さくて強い煌めきを放っていた。
屋久島の夏とシャンパンゴールドの色彩に癒されながら、お二人の結婚指輪を作っています。
お二人から最初のお便りをいただいてから、ちょうど3ヶ月ほどになるだろうか。
デザインの相談を重ねたり、お二人と一緒に育んできたイメージが少しずつ形になっていく。
指輪が出来ていくまでの時間も楽しいオーダーメイドである。
考えてみると、作業時間が占める割合はとても小さい。
マラソンで例えると、競技場に入ったラストスパートのようなものであるのかもしれない。
そう思うと、今こうして作業机に向かい、施している一つ一つのタッチがいっそう大切に思えてくる。
作業の前には、花を眺めて心を静かにしておく。
夏の雫をひとつ。
こうやって時々雨も降っていただきたい。
さて、アトリエでは彼のリングの表面を鉄鋼ヤスリを使って丸く削り落とした。
指あたり柔らかな丸いラインだ。
側面には大きく平面を残し、ボリュームを保ちながら仕上げていく。
リング幅は2.0mmと細身のスタイルなので、できる限り強度を上げていかなくてはならない。
お二人のリングはサイズ違いでぴたりと同じデザインなので、
彼のリングの造形作業がある程度ひと段落したところで、次は彼女のリングに同じタッチを重ねていく。
そのバトンタッチのタイミングに、時々こうしてリングを重ね合わせて、造形の変遷を眺めるのが好きだ。
ここまでは思い切りよく削り出すことができたように思う。
手の中に、印象が鮮明なうちに彼女のリングづくりを進めていこう。
まるで幼馴染みみたいな親密さを感じる2本のリングだなと、微笑ましく思いながら、次のタッチの数々を、頭の中に思い描いていた。
紫陽花の季節の始まり。光沢仕上げのピンクゴールドとプラチナ。
屋久島からお届けする結婚指輪、お二人の素敵な物語と。
屋久島のアトリエから皆さまへ。
オーダーメイドの結婚指輪作りでは少しの間お付き合いを頂きながら、
ゆっくりと時間のかかる手作業となりますが、
お二人だけの指輪を大切にお作りさせていただいております。
海の向こうに暮らすお二人とはメールでデザインのご相談をしたり、サンプルリングをお送りしておりますが、
もちろん、屋久島のアトリエにて相談会も承っております。
彼女のお名前にちなんで、菜の花のネックレスをオーダーメイドした、クリスマスの思い出。
そして、「彼女と結婚をすることになりました。一緒にアトリエに伺いたいです」と心温まるメッセージを頂いたのは、まだまだ寒い真冬のことでした。
ご一緒したオーダーメイドの日々は、まるでお二人の物語からデザインが生まれ、その印象を大切に育んでいるようで、幸せでいっぱいだったように思います。
内側には菜の花の模様を、お揃いで彫刻いたしました。
お二人の素敵な物語は永遠に受け継がれてゆくのですね。
日々のお仕事もあって、いつも一緒にはいないけれど、確かに強く繋がっている、
そういうことを心で、体で感じることができる。
結婚指輪というのは、そのような存在なのかもしれません。
お二人と一緒に思い描いたのは、軽やかなリズム感でした。
彼のリングは1.8mm-2.5mm幅、彼女のリングは1.5mm-2.3mm幅
つるりと丸いラウンドシェイプのデザインです。
リング幅に太い部分と細い部分を与えて、
全体を柔らかにカーブさせるように仕上げました。
光沢仕上げの質感も相まって、眺めているだけでも気持ち良くなりますが、
本当に優しい手触りなのです。
これからずっと永く、お二人の暮らしにこのリングが寄り添ってくれますように。
そう想うと、また幸せな気持ちに包まれます。
結婚指輪のオーダーメイドは、わたくしが始まりからお届けまで、
お二人をサポートさせていただいております。
屋久島のアトリエにて、遠方の皆さまにはメールやお電話にて、
ご相談を承っておりますのでぜひお気軽にお声がけください。
サンプルリングやサイズゲージの貸し出しも承っておりますので、
こちらよりご連絡を頂けますと
細やかな対応をさせていただけるかと思います。
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長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、
そのようなリズムを繰り返すうちにジュエリーは味わいを増してゆきます。
長い時間もまた一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのになるのかもしれません。
実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、このようなメンテナンスの作業を介してお付き合いをさせていただけることも私自身の楽しみになっているのです。
ジュエリー作りを行っている間は、わたし自身の手でメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。
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Kei Nakamura Jewelleryでは、お二人の暮らしに寄り添う結婚指輪をお届けするため、ご予算に合わせた制作も承っております。
お気に入りのデザインの価格や、素材と価格の関係について、詳しくご説明させていただきますので、メールにてお問い合わせいただけますと幸いです。
新しい暮らしを始めるお二人のお手伝いができることは、私にとっても喜びです。
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お二人だけの結婚指輪が出来上がりまでの流れ、素材、価格
インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!
アトリエは早くも熱帯のムードに包まれている。
これから9月いっぱいまで続く島の夏はとても長い。
ハイビスカスの赤、白、ピンク。それに集まってきたチョウチョたちの気配を感じながら、庭先でシャンパンゴールドを眺めていた。
たしかに南の島だけあって、太陽の光はとても強い。けれども、日陰でひんやりできたり、川に入ったりして、案外涼ししく過ごせるのは、屋久島ならではの恩恵かもしれない。
緑に囲まれたアトリエに籠るのが心地よく、島の季節に、そして作ること自体に癒されながら作業机に向かっている。
木漏れ日を受けて強く輝いたり、緑の中で静かだったシャンパンゴールドの佇まいも、島の時間と響き合っているようで、とても綺麗だった。
彼女からメールが届いたのは、アトリエに藤の花が咲く春先のことだった。
「いつか結婚指輪を作るときが来たら、お願いしたいと思っていて」と、嬉しいメッセージ。
ずっと長くジュエリーを見ていただいていて、本当にありがとう!
シャンパンゴールドでお作りする結婚指輪は、かたちのあるものではあるけれど、
お二人の大切な想いだったり、海を越えて繋がっている絆だったり、
そのような目には見えない力のようなものが、かたちのずっと奥のほうには、しっかりと込められているのではないかと思うことがある。
屋久島の季節と、お二人との出会いに支えられながら、日々ジュエリーを作っているわたしがいる。
この夏を、一度だけの結婚指輪作りを、分かち合いましょう。
作業机の上にには、これからお二人のリングとなる2本のシャンパンゴールドを用意した。
バーナーに炎を灯して、最初の第一歩である。
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tel: 0997-47-3547
material: platinum, 18k yellow gold, diamond
size: 10mm flower, 1.5mm diamond
Delivery time is within 1 month.
Make by custom, One-of-a-kind.
こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約1ヶ月。