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結婚指輪が出来上がるタイミングに合わせて、お二人が屋久島まで会いに来てくれました #屋久島でつくる結婚指輪

結婚指輪が出来上がるタイミングに合わせて、お二人が屋久島まで会いに来てくれました。

おめでとう、ありがとう

海の仲間と数年ぶりの再会!

 

最初にメッセージをいただいたのは島が雨に包まれる6月のことでした。

それからLINEでたくさんのメッセージを交わしたり、電話でも話したり、サンプルリングを送ったりもしました。

お二人と一緒にデザイン作りを始めてから今日までが、一つの物語のようでした。

 

最初は全く何もなかったはずなのに!

そこに一粒の種が蒔かれ、やがて花を咲かすみたいに、ひと組の結婚指輪が生まれてくる。

 

作り手でありながら、ついつい感激してしまうのです。

出会うことって本当に素晴らしいと思います。

 

最初にわたしがケース開きました。

初めてリングと対面する瞬間です。

 

彼が彼女のプラチナリングを手に取り、彼女の薬指にそっとつける。

 

ただただ、幸せで胸がいっぱいになりました。

 

シンプルで、特別で、お二人だけのプラチナリングです。

 

「なんだかまだ慣れないなあ」

と恥ずかしそうに笑った彼。

 

「これからずっと、つけるの」

と、本当に嬉しそうに彼女が言いました。

 

きっとお二人はこのリズムで歩んでいくのだろうなあ、と思わずほのぼの。

何気ない夏のワンシーンがとても印象的に残っています。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

 

真夏の煌めき 屋久島からお二人にお届けする、シャンパンゴールドの結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

真夏の光の中で眺めたシャンパンゴールドの結婚指輪。

屋久島からおめでとうございます!

アトリエには白いハイビスカスがいっぱいで、その清らかな祝福に心癒されました。

 

 

作業机に向かう夏の日々。

屋久島を包む熱帯の中で、シャンパンゴールドのリングを眺めて #屋久島でつくる結婚指輪

 

実は、彼女は長い間ジュエリーを見ていてくれていたので、

指輪作りの時間は、ほんと儚いもののように感じられたりもします。

 

これまで本当にありがとう!

 

わたし自身、ずっと抱いてきた夢が叶ったような喜びいっぱいです。

そして、ご家族の新しい始まりへの予感に胸を高鳴らせながら、

出来上がったリングを眺めていました。

 

ハイビスカスの木漏れ日の中でリングをそっと重ね合わせてみる。

夏の光を受けて、シャンパンゴールドが眩しいほどの煌めきを放ちます。

リングの内側に刻み込んだ刻印は、強い陰影を作り出していました。

 

その刻印には、お二人のお名前と彼女が大好きなミモザの葉っぱ模様が刻まれており、2枚の葉はまるでお二人を大切に守るようにその両側を飾っています。

 

とてもシンプルで、世界に一つだけの彫刻模様。

お二人の大切なデザインを眺めていると、ほっこりと幸せな気持ちに包まれます。

 

重ね合わせてみると、ぴたり、お揃いのシルエット。

リング幅は同じ2.0mmでお作りいたしました。

 

手触りが柔らかな丸いフォルムであるけれど、

甘くなりすぎず、すっきりとシャープな印象を感じることができるように、側面に平面を残して仕上げたのもよかった!

 

細身のスタイルながらに、しっかりとした重みを感じることができるのが、ゴールドの魅力だと思います。

これからずっと長くお使いいただく結婚指輪です。

確かな手触りと、安心感をお届けできますように。

 

真夏の光のような。木肌の柔らかさを感じるような。

いわゆるアースカラーと言いますか、植物や自然の色にとても馴染良い、

シャンパンゴールドがわたしも大好きです。

 

台風が去り、空は澄み渡り、蝉の力強い鳴き声が響いています。

ハイビスカスは今年一番の花盛りを迎え、

島は夏の第2章が始まったといったところです。

 

日々の繰り返しの中で、このようしてわたしたちも、新しい始まりを繰り返していくことができると楽しいですね。

 

ご結婚おめでとうございます。

この小さなリングとともに、ご家族の時間が育まれてゆきますように。

 

楽しいジュエリー作りをありがとうございました!!

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ピンクゴールド、プラチナ、夏の緑 #エンゲージリング #オーダーメイド #屋久島でつくる結婚指輪

島に大きな被害はなく、台風は西の大陸へと過ぎ去ってゆきました。

雨上がりの朝にはいっそう力強くなった太陽の光が降り注ぎ、夏本番の再開を告げています。

 

台風が近づくと、空気が変わるというか、印象的というか、

島がいつもとは違ったムードに包まれるのですが、

エンゲージリングの制作もまた、その美しい日々と共にあったように思います。

 

庭先ではハイビスカスが一斉に開花をし、それを待ち望んでいたみたいに、チョウチョたちが集まってきました。

静かだけれど、力強く移ろう季節に足並みを揃えるようにして、お二人の婚約指輪作りもひと段落をいたしました。

 

 

リボンを結ぶように、軽やかに造形いたしました。

ピンクゴールドとプラチナの輝きを、夏の緑の中で眺めて。

左のプラチナが彼のリングで、彼女には細いリングを2本お作りしています。

 

3本のリングが少しずつ変化をしながら繋がってゆく。

 

言葉ではうまく言い表すことが、ずっとできないでいたけれど、

彼と思い描いていたのは永遠のイメージなのかもしれません。

 

細くてシンプルなリングだから、金属の表面は断然光沢仕上げをお勧めいたしました。

 

これはわたし自身のことなのですが、

光沢仕上げのリングを身につけていると、光そのものを纏っているようで、なんだかとても励まされます。

この美しい輝きが生まれた大地と繋がっているのだと思うと元気が出てくるのです。

 

金属は長く使っても、磨き直すとまた当初と同じ輝きを取り戻すことができるのが凄いところだと思います。

台風が去り季節が新しくなるように、何かの節目にお磨き直しをして、リフレッシュするのも楽しいですね!

 

まだ完成はもう少し先のはずなのに、お二人の未来を思い描いてワクワクしている自分がいます。

 

いつもありがとう。

出来上がりはまた別のお話で!

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制作編

海と仲間とジュエリー 島で暮らし、作ること #屋久島でつくる結婚指輪

海と仲間とジュエリー 島で暮らし、作ること #屋久島でつくる結婚指輪

台風3号が屋久島の南沖を西に向けて通り抜け、その風が生み出したうねりが、いつものビーチに届いている。

夜明けのまだ暗いうちからビーチに向かい、仲間と「おはよう」を言い合って海に入る。

 

アトリエに戻ると、まだ8時前なのも夏の好きなところだ。

 

そして、コーヒーを作って、ジュエリーを作り始める。

いつもの島リズムで。

 

 

海と太陽と仲間、と友人が言っていたけれど、なるほど。

ジュエリー作りでも、人との繋がりが、何よりも貴重なものであるように思う。

同調と変化。繋がりと永遠について。 #婚約指輪制作記 #屋久島でつくる結婚指輪

 

台風が近づくと、フェリーが止まったり、スコールが降ったり、怖いほどに美しい空を見ることができるのだけど、島の東側に暮らす彼とは同じ夏を分かち合っている。

 

「この雨、むっちゃ激しいやつ、あっちもすごいだろうなあ」と思いを巡らせながら作業机に向かうのも楽しい。

 

多様性に満ちた世界だからこそ、どこかに繋がりのある何かを信じることができる。

今、この瞬間に確かな手触りを感じながら。

 

ピンクゴールドには900度、プラチナには1500度

くるりと巻いたリングを炎に包んでつなぎ合わせていく。

とても細いリングはたくさんの工程を経て、最後には安心してお使いいただける強さを得ることになる。

それまでは終始デリケートに扱わなければならない。

 

心静かに、じっくりと。

それもまた、大切な技術の一つなだろう。

 

日々の暮らしの中に漂うその心穏やかなフィーリングが、あるいは彼と分かち合っていることなのかもしれない。

 

作業もいよいよ終盤に差し掛かったところだ。

なんだか少し名残惜しいいような気持ちに包まれながら、細やかなヤスリがけの作業を繰り返していた。

 

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