ご結婚30周年を記念し、お二人がお選びいただいたのは、八角形のデザイン。シャンパンゴールドが島の情景に響きます。(生垣に満開のハイビスカス)
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日々を色鮮やかなものにしてくれる魔法。ナノハナの指輪を作る #屋久島でつくる結婚指輪
少しずつ、指輪が形になりつつある。
イエローゴールドで作った3つの花とリングを組み合わせ、バランスを整えた後、炎を使い、温度を上げて互いを繋ぎ合わせる工程に入った。
作業はいよいよ佳境に差し掛かっている。
出来上がりと時を同じくして近づいてくる、お二人のご婚約の日を想い、胸を高鳴らせながら。
作業を始めた頃、アトリエの庭に咲き始めた赤と白の花は、今もなお開花の勢いを増し続けている。
朝目を覚まし、花を眺め、いつも勇気づけられて作業机に向かっている。
何気ない日々の暮らしを色鮮やかなものにしてくれる魔法を、花は持っているように思う。
久しぶりの雨が嬉しい。
ゴールドの細い線を細かく切断し、その小さな金属片を朴炭の上にのせ、バーナーで火を当てて小さな粒を作った。
金属には、一定の温度に達すると溶けて球状に変化する性質があるのだけれど、何度やっても楽しくなる作業だ。
ドットの装飾は、雨の多い屋久島ならではのイマジネーションかもしれない。
ゴールドの粒を散りばめた後、じっくりと時間をかけてリング全体を磨き上げると、黄金色の無垢な質感が浮かび上がった。
それぞれのパーツは強く結びつき、一つのリングとして調和の取れたバランスを成している。
3つの花が寄り添い歌っている。粒々の装飾がその周りに散りばめられ、楽しげなリズムを奏でている。
島の暮らしでいつも眺めている花々のように、自然な佇まいを見てとることができた。
冷たい雨上がりに差し込み始めた陽光を受けたリングを眺めていると、
生命の萌芽ようなものが、その中に小さく宿り始めていることを、しっかりと感じることができた。
お二人のエンゲージリングも、今まさに開花の時を迎えようとしているのだ。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
穏やかな制作日、屋久島にありがとう #ナノハナの指輪 #屋久島でつくる結婚指輪
台風の合間の穏やかな日が続いている。
また次のが近づいているようだけど、次第に秋は深まるのだろうか。
今日はイエローゴールドを鉄のプレートに通して、細い線を作り、それを2本のリングに仕立てた。
丸い線を組み合わせて花の台座とする、大好きなクラシックスタイルなのである。
夕暮れ時、窓の向こうに広がる秋の空。
今日も屋久島にありがとうございました。
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海、月、星。 屋久島の大好きを集めてジュエリーを作りました。#屋久島でつくる結婚指輪
海、月、星。
屋久島の大好きを集めて、ジュエリーを作りました。
屋久島のアトリエから皆さまへ。
オーダーメイドのジュエリー作りは、
ゆっくりと時間をかけた手作業となりますが、
一つひとつ心を込めて、大切にお届けしています。
屋久島の海からいただいた夜光貝に、ゴールドやプラチナ、ダイヤモンドと合わせたジュエリーコレクションです。
雨の日だって、いつもここにある。
屋久島で生まれた小さな輝きを、
皆さまと、分かち合うことができれば幸せです。
月と星の指輪 18k yellow gold, diamond, 夜光貝
夜光貝の月は約7mm。
その隣に、そっと寄り添う星のように、ダイヤモンドを一粒セットしています。
月と星が輝き浮かびあがるよう、細いリングと合わせ、シンプルで洗練されたデザインに仕上げました。
夜光貝の色彩には、思わずうっとりと見惚れてしまいます。
その輝きはまるで月の光のようで、海と月との深いつながりを感じさせてくれます。
海の月ネックレス 18k yellow gold, 夜光貝
三日月をかたどった小さなネックレスです。
いつものビーチに出かけて、ネックレスを眺めて癒されていました。
眩しい日差しの中で煌めき、、ゆらめくたびに変化させるその色彩が、心の奥まで響きわたりました。
つけた際のサイズ感は、こちらの動画よりご覧いただければと思います。
月をモチーフにしたジュエリーは、お好みのサイズや素材にアレンジし、ご予算に合わせてオーダーメイドでお届けしています。
サイズゲージの貸し出しも承っておりますので、お気軽にご連絡いただければ、きめ細やかな対応をさせていただきます
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長くご愛用いただき、お磨き直しを経て、また長くお使いいただく。
そのようなリズムを繰り返すうちに、ジュエリーは味わいを増してゆきます。
時の流れもまた、ジュエリーにとって一つの装飾となり、世界に一つだけの特別なものへと変わっていくのかもしれません。
実は、このようなメンテナンスの作業を介して、皆さまと関わらせていただけることが、わたし自身の大きな喜びとなっております。
心を込めてメンテナンスさせていただきますので、何かあればいつでもお気軽にお声がけいただければ嬉しいです。
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屋久島の季節を纏うように。島で出会う草花や海、月星をモチーフにしたジュエリーを作っています
インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!
ナノハナの指輪。屋久島の季節の中で、ジュエリーを作ること #屋久島でつくる結婚指輪
屋久島サウスのアトリエです。
イエローゴールドでかたどった3つの花をオレンジ色の炎に包み、一つ一つを慎重に繋げていく。
微妙なタッチが重なり合い、そこに一つだけの個性のようなものが生まれるのは、ハンドメイドならではの喜びかもしれない。
今日も少しずつ。
大切な日のために。世界に一つだけの指輪づくり。
たしかに、最高のバランスで成立しているデザインではあるけれど、素材もその時々でカスタムをするし、サイズに合わせて造形のバランスも微調整をしていく。
婚約指輪としてお選びいただいたこのリングは、フォーマルなシーンでもお使いいただけるよう、光沢を持たせて仕上げることにした。
この先、ずっと長くお使いいただけるようにと、彼と相談を重ねてきたイメージが、手の中で少しずつ形になってゆく。
その時間に対峙できるのは、作り手ならではの喜びであるように思う。
菜の花といえば、集まっているその佇まいが素敵だ。
ゆらゆらと風に揺られる黄色い光のようにも見える。
ナノハナのモチーフには、もちろんイエローゴールドがよくフィットするし、セットするダイヤモンドは、透明に輝く雨の滴だろうか。
屋久島では12月の寒くなる頃から菜の花が咲き始めるのだけど、
海までの道沿いに広がる菜の花畑で出会う感動を、こうして小さなジュエリーに表現できるのが嬉しい。
作業の合間にいつものビーチまで車を走らせると、そこはまだ夏の青を残していた。
太陽の日差しが眩しい!
白い泡に沿って水際を裸足で歩くと、水も温かだった。
もう少しこの暑さが続いてほしいような気もするし、淡いピンク色のサキシマフヨウが咲く季節も待ち遠しい。
何度見ても新鮮に感じられるのは、自然が織り成す多彩な色の力なのかもしれない。
皆さまも、素敵な秋の始まりをお過ごしいただけますように。