プラチナリングの造形作業がひと段落して、いつものビーチに向かうと、そこは夏に包まれていた。
降り注ぐ日差しの強さがハンパない!
屋久島サウスに訪れた熱帯の日々。
アトリエに溢れる眩しい光の中でリングのアウトラインを眺めていた。
明るい部分と暗い部分を同時に持つ、その輝きのコントラストはとても大きい。
1.8mmと繊細なリングであるのに、手の中に確かな質量を感じることができる。
リングはこの後、光沢仕上げを施して完成となるのだけれど、きっと小さな光の雫のような、潤いを感じる佇まいに仕上がるだろう。
作業の中で、そしてこれから始まるお二人の時間の中で、その表情を多彩に変えてゆくのが、プラチナの素敵なところでもあると思う。
海水温もずいぶんと高くなっていて驚いた。むっちゃ気持ちいい。
季節はいつも新しくなり続けている。
それを体全部で感じることができて、なんだか勇気づけられた。
考えてみると、指輪が出来上がるのは、実は新しい始まりの合図みたいなものだったりもする。
実にスローなペースではあるけれど、私たちもまた、歩み続けているのだ。
お二人の始まりを祝福する小さなプラチナリングなものかもしれない。
これから紡がれゆく時間を記憶するように、お二人にずっと寄り添っていてくれると素敵だと思う。
リングはこれからいくつかの工程を経て、いよいよ完成となるのだけど、
出来上がりはもう少し先のお話で。
真夏に眺めるプラチナリングの輝きは格別だと思います。
どうぞお楽しみにしていてください。
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制作編
ラウンドシェイプの1.8mm幅、光沢仕上げのプラチナリングにはクリアカラーのダイヤモンドをセットする #屋久島でつくる結婚指輪