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金属の響き、結婚指輪をつける楽しみ #屋久島でつくる結婚指輪

 

造形作業の間には数多くのタッチをリングに加えつつ、最終的にサイズがぴたりと合うようにo,1mm単位の細やかな調整を重ねていく。

着地点まであと少し。

 

手の中に小さな息吹が宿る瞬間に立ち会うことができるのは職人ならではの幸せだと思う。

喜びを分かち合いましょう。

色鮮やかな夏、爽やかな夏。 屋久島に癒されながらお二人の結婚指輪を作っています。#屋久島でつくる結婚指輪

 

十年先も、寝ている時だって、お二人の暮らしに長く寄り添う結婚指輪なので、つけ心地やサイズ感は大切にしたい。

0.2号単位でサイズに調整を加えて仕上げることができるのもオーダーメイドならではの細やかさだろう。

表面には見えない部分ではあるけれど、リングの内側を丁寧に仕上げると、肌触りだったり、あるいは心のように形のないところまで優しく響いてくれる。

つけていたい!と思えるフィーリング、実はそれを得ることが造形作業のエッセンスなのかもしれない。

 

 

内側にはヤスリを入れて、指に当たる部分全体に曲線を作り出した。

目で見るとわかるかわからないくらいに緩やかに。けれどもその柔らかさは確かに肌から伝わってくる。

金属の響きを味わうことは結婚指輪をつける楽しみの一つだと思う。

 

 

作業の合間に窓の向こうを眺めると、昨日までの雨の気配はどこかへ消えて、また夏の積乱雲が広がり始めていた。

飛行機雲もくっきりと見ることができる澄み切った空だった。

静かに見上げているとそこに漂う大いなるやすらぎのようなものを感じ取ることができた。

 

世界はアップデートを重ねていて、新しく理想的な価値観らしきものが生まれ続けてはくるけれど、わたしたちにとって大切なことはずっと変わらないものなのかもしれない。

それはきっとこの空のように、いつもすぐ近くにあるものなのかも、と思ったりもする。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

屋久島サウスのアトリエにて、結婚指輪作りの時間 #thankful

 

屋久島サウスのアトリエにて、指輪作りの時間。

庭先で、窓の向こうに眺めるハイビスカスがとても綺麗な一週間でした。

今日もできることを。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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色鮮やかな夏、爽やかな夏。 屋久島に癒されながらお二人の結婚指輪を作っています。#屋久島でつくる結婚指輪

 

夏になると1日の始まりが早い。

目を覚ました頃にはもう庭先に陽光が差し込み始め、世界はその活動を力強く始めていた。

 

 

夜の間には雨が降ったのだろう。

植物たちに宿る雫が宝石のようでとても美しかった。

 

 

色鮮やかな夏、爽やかな夏。

屋久島に癒されながらお二人の結婚指輪を作っています。

心までを清々しく包んでくれる、コンビネーションリングのつけ心地が最高でした #屋久島でつくる結婚指輪

 

雨の雫が生み出すリズムだったり、空に広がる色彩のグラデーションだったり、造形への憧れのようなものはいつも屋久島の暮らしの中にある。

どうすればここに近づくことができるのだろうか、と。

ずっと変わらず夢中になっている。

 

さて、

お二人の結婚指輪づくりはその工程もいよいよ後半へと。

彼女のリングにヤスリを入れて造形作業を進めていく。

ゴールドとプラチナのコンビネーションは海と空が出会う境界線のイメージだ。

 

 

3.5mm幅のリングは手の中でとても心地よい。

彼のリングと同じリング幅、同じ素材のデザインではあるけれど、サイズを変えて、厚み(高さ)を変えて。

彼女の指先にフィットするように細やかな変化を与えておかなくてはならない。

 

 

ここまでは手を休めることなく一気に表面を削り続けた。

一旦手を動かし始めると小さなリングからは目を離すことができない、なかなか根気のいる作業だった。

その甲斐あってリングには均一なバランスが生まれていた。

 

間違いなく一度だけとなるタッチの数々を丁寧に施すこすことができたように思う。

そこには職人としての純粋な喜びを感じることができた。

 

お二人のリングに宿り始めた小さな息吹をしっかりとキャッチしながら、今日も作業机に向かっている。

 

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心までを清々しく包んでくれる、コンビネーションリングのつけ心地が最高でした #屋久島でつくる結婚指輪

磨き仕上げが終わった彼のリングをそっとつけてみる。

とてもとても心地よい。

 

彼のサイズは私のものよりもずっと大きい。

これまでずっとメールでたくさんの言葉を交わしてきたからだろうか、

まだお会いしたことはないけれど、リングからも親近感が伝わってくるような気がした。

 

 

ゴールドとプラチナが出会い放つ輝き。

ラウンドシェイプの柔らかなフォルム。

静かで穏やかなる佇まい。

指先から伝わる快適さ。

それはまるで夜明けの空ように、心までを清々しく包んでくれるのでした。

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

ゴールドとプラチナ、屋久島の夏。体に優しい結婚指輪をつくること。#屋久島でつくる結婚指輪

長野ー屋久島、雨のアトリエで結婚指輪の相談会が素敵でした #屋久島でつくる結婚指輪

 

ほんとうに久しぶりに友人と再会できて感激だった結婚指輪の相談会。

降ったり止んだりの雨が屋久島っぽくて素敵でした。

 

初めて彼女にお会いしたもう10年以上も前のことになるでしょうか。

お互い島に移住したところで色々な催しの際に顔を合わせていたのを今でもよく覚えています。

 

まさかあの時、このアトリエで結婚指輪の相談会をするとは思いもしなかった。

けれども何かとても小さなひらめきのようなものが芽生えていたのかも、と思うと、

お二人とご一緒している今この瞬間も一層愛おしく大切なものに思えてくるのでした。

 

ハイビスカスいっぱい、初夏のアトリエにて。

 

 

考えてみると彼とは初めてお会いしたはずなのに、アトリエではむっちゃ盛り上がってしまった。

これもまた屋久島流なのでしょうか。

 

彼が潔い決断を繰り返しながらデザインづくりは進んでゆく。

それでもゆっくりと迷ってみたりもしたい彼女。

外はしとしと雨、アトリエには明るいムードが漂っている。

 

屋久島時間の中でお二人のリングの輪郭が浮かびあがってくる。

まるでずっと前からこの場所でお二人を待っていたみたいに、少しの躊躇もなく。

 

笑いがあって楽しいひと時だったな。

それはお二人を囲むいつもの雰囲気なのかもしれません。

素敵な繋がりにありがとう。

 

 

庭先に出るともわっと湿度いっぱいだった!

カメラのレンズも一瞬で曇ったけれど、なぜかおかしくてみんなで笑ってしまった。

 

さあ、楽しい指輪づくりの始まりです。

これまでにないデザインのひらめきもありました。

出来上がるまでの道のりもまた一緒に歩んでいきましょう。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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