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浜辺を歩きながら制作途中のプラチナリングを眺めた #屋久島でつくる結婚指輪

 

島に台風が近づいてきている。

朝に天気予報をチェックすると、もしかすると一週間ほど船が停まるのでは!と天気図は告げていて、大慌て。

ここに暮らして長くなるけれど、いつまで経っても大慌てなのである。

 

そのような屋久島暮らしあるあるの中でも、

いつだってジュリー作りは穏やかに、という心持ちは学んだことかもしれない。

 

昼下がり。

彼女のリングの造形作業がひと段落したところで、西側に面するまだ静かなな海に出かけることにした。

浜辺を歩いて、ずっと遠くを眺める。

お腹で大きく息を吸って、大きく吐く。できる限りのスローモーションで。

それを2度繰り返す。

 

はるか沖にはウネリが東からぐるりと回り込んできているのがわかる。

明日にはきっとこの浜にも大波が訪れるだろう。

 

それでもジュエリー作りは静かに進んでゆくのだ。

そうなのか、

あるいは、作業机に向かってジュエリーを作ることが心を安らかにしてくれているのかもしれないな!

そんな簡単なことに気がついた。

 

作ることにありがとう。

今日にありがとう!

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

 

制作編

癒される、大切な記憶を結婚指輪に変えていこう #屋久島でつくる結婚指輪

癒される、大切な記憶を結婚指輪に変えていこう #屋久島でつくる結婚指輪

彼のリングの造形作業がひと段落したところ。

ほっと一息、と行きたい気持ちが無くはないけれど、

手の中にある感覚が鮮明なうちに彼女のリング作りに取りかかることにした。

 

そう考えると、デザインだったり造形作業はある程度の鮮度が大切なのかもしれない。

お二人のこれまでだったり、これからも、ご一緒したデザイン作りの時間や、屋久島の夏だって。

 

大切な記憶を形に変えていこう。

 

癒される!

 

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制作編

時を越えるプラチナリング お二人の永遠、結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

出会い編

結婚指輪の相談会. 大阪でお二人にお会いしたお話し #屋久島でつくる結婚指輪

時を越えるプラチナリング お二人の永遠、結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

 

いよいよやってきた夏の本番は、屋久島サウスのアトリエに篭ってお二人の結婚指輪を作っている。

ずいぶんと早く起きたはずなのに、夏の強い日差しは木々の隙間から手加減なしに差し込んでくる。

手のひらに眺めたプラチナの輝きがとても眩しかった。

 

 

天の川、パッションフルーツ、百合の花、時を越えるプラチナリング。

屋久島の夏リズム、結婚指輪作りの幸せな時間 #屋久島でつくる結婚指輪

 

あとは何と言ってもスコールだろう。

思いがけないタイミングで突然激しく降る雨は映画のワンシーンを見ているように劇的で楽しい。

 

窓越しに眺めているといまだにワクワクしてしまう。

 

ほんの10分ほどだったかもしれない、でも今日も素敵な雨だった。

 

プラチナリングはその表面を鉄鋼ヤスリで大きく削り出した。

最初は目の荒いヤスリを使って、そして次は少し目の細かいヤスリに変えて段階的に角を落とし、そこになだらかな傾斜を与えてゆく。

 

同じような作業を何度も地道に繰り返していくと、やがて表面をくるりと巡る曲線が現れた。

そのラインはリングの側面から始まって反対側の側面へと螺旋を描いている。

 

そして彼と彼女のリングを重ね合わせるとこの螺旋が繋がるイメージを抱いている。

螺旋は星のように永遠であらなくてはならない。

わたしたちを取り囲む遥かなる時を想いながら、プラチナリングにタッチを積み重ねている。

 

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草花を摘んで纏うように。シダの葉をモチーフにして指輪を作りました #屋久島でつくる結婚指輪

ふわり雲のよう、どこか自由な雰囲気を感じるシダの葉っぱが大好きです。

シダの指輪は素材をお好みにアレンジして、サイズを合わせてお作りしています。

 

size:シダ幅約7mm、リング1.2mm

price 
葉っぱsilver×リングyellow gold¥60.000.-(+tax)
葉っぱsilver×リングplatinum¥70.000.-(+tax)
葉っぱplatinum× リングyellow gold¥120.000.-(+tax)

diamond¥15000.-/1個(+tax)

ご予算に合わせたオーダーメイドのご提案もお任せください。

サイズゲージの貸し出しも承っておりますので、
こちらにご連絡を頂けますと細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

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お二人だけの結婚指輪が出来上がりまでの流れ、素材、価格

 

屋久島の季節を纏うように。島で出会う草花や海、月星をモチーフにしたジュエリーを作っています

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

屋久島の夏リズム、結婚指輪作りの幸せな時間 #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島に暮らすようになって好きになったものは結構あるかも。

今年も美味しくいただきました。

ご近所の友人が大切に育てたパッションフルーツ。

 

 

この島に暮らしていたから巡り会えた人もたくさんいる。

わたしが生まれ育った大阪に暮らすお二人ともまた、屋久島で繋がっている不思議がある。

イメージを共に抱き、それを形に変えてゆく。結婚指輪のオーダーメイドが楽しい #屋久島でつくる結婚指輪

 

とりわけジュエリー作りでの出会いには恵まれているな、とつくづく思う。

屋久島だったり、海や植物だったり、

どこかで何かしらの近しい興味を共有しているとお互いの距離はグッと近くなる。

 

お二人とは海を越えて離れてはいるけれど、そのことが一層確かな繋がりを感じさせてくれるようにも思う。

多様性に満ちた今だからこそ大切にしたいことがある。

 

さて、今日も作っている。

お二人のサイズに合わせて切断したプラチナはその両端をつなぎ合わせるために炎に包み込んで1000度近くまで温度を上昇させた。

その光が強すぎるので作業中は色の濃いサングラスをかけている。

サングラス越しに眺めるプラチナが白身を帯びたオレンジ色に変化する。

 

作業机に向かっているとなぜだろう、心が静かになってゆく。

炎を扱う作業がとても好きだ。

 

プラチナはくるりと丸くなった。

そしてここがリングの造形を始める前に下拵えをしておくタイミングでもある。

 

金槌を手にしてプラチナリングの表面にコンコンと叩き、そしてその後に側面にも同じようにコンコンと圧力を加えていく。

こうすると金属はその組成を引き締めるように硬くなる。

 

これからずっと長くお使いいただくことになるのだ。

できうる限りの強度をリングに与えておかねばならない。

 

表面と側面についた金槌で叩いた跡はこれから綺麗に削り取って、いよいよ造形作業の準備が整のうことになる。

 

なんとも優雅で幸せな時間だなと思う。

今日もゆっくりと屋久島のリズムで指輪作りは進んでいく。

 

 

 

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イメージを共に抱き、それを形に変えてゆく。結婚指輪のオーダーメイドが楽しい #屋久島でつくる結婚指輪

 

木槌、金槌、鉄の芯金と。ジュエリー作りの道具は思いのほかずっと変わっていない。

歴史の中の職人たちもきっと同じリズムを奏でていたのだろう、アトリエの中にコンコンコンと音が響く。

昔ながらの手作業で今日もお二人の結婚指輪を作っている。

 

 

始まりはプラチナの細い線から。

イメージを共に抱き、それを形に変えてゆくオーダーメイドの時間はいつも楽しい。

屋久島の星空とプラチナリング、お二人の結婚指輪作りが始まりました! #屋久島でつくる結婚指輪

 

考えてみると、物心がつく頃から手を動かして何かを作っていたように思う。

工作から始まって料理まで、ジュエリーに出会う前からずっと何かに夢中になってきたのは、

作ることにいつも救われていたのかもしれないな、と思う。

 

わたし自身の中で完結していたはずのその癒しのようなものを、誰かにバトンタッチできるという可能性に気がついたのはジュエリー作りに出会ってからなのかもしれない。

 

今日も安らかな心地に包まれつつ。

彼のサイズは16.2号で彼女のサイズは9.5号。

ここから出来上がりまでの工程で生まれる拡大を計算して両端をカットする。

 

糸鋸がプラチナに細い溝を作り、小さなプラチナ片が作業台に散りばめられる。

その金属の輝きに思わずドキリとしてしまう。

 

プラチナの線はくるりと端正な円を描き、その両端はぴたりと合わさった。

シンプルな作業ではあるけれど、うまくできるととても嬉しい。

 

昨日よりも良くなるように、最大限に負荷をかけてベストを尽くすことができる場所があると人生は喜びに包まれる。

作業机に向かい小さなリングを手にする小さな世界かもしれない、けれどもここに広がる無限のフィールドを感じることができる。

 

お二人のために結婚指輪をつくることは、わたし自身にも豊かさと喜びをもたらせてくれているに違いない。

そしてこのフィーリングが目の前にある小さなプラチナリングに反響すると素敵だと思う。

 

6時を過ぎてもまだ明るいので嬉しい。

夕暮れ時に作業をひと段落して海まで車を走らせている途中に百合に夢中になってしまう。

 

 

凪いでいても、波が高くても。

爽やかな一日だった。

今日にありがとう。

 

 

 

 

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屋久島の星空とプラチナリング、お二人の結婚指輪作りが始まりました! #屋久島でつくる結婚指輪

 

アトリエの庭先に白い百合が咲きました。

屋久島もいよいよ夏本番の合図です。

そしてその爽やかな声明にタイミングを合わせるように、お二人の結婚指輪作りは始まりを迎えました。

 

 

お二人とは大阪でお会いすることができた。

今までずっとありがとう!

一緒に紡いできた糸の中で育まれてきた結婚指輪のイメージが、いよいよ形作られていく時間です。

 

夏のせいだろうか、それにしてもかけがえのない時間感がすごい。

今ここにある指輪作りを共に楽しみましょう。

結婚指輪の相談会. 大阪でお二人にお会いしたお話し #屋久島でつくる結婚指輪

 

ちょうど去年の夏にお二人は屋久島を訪れたという。

「二人で眺めた満点の星空に感動しました!」と彼と彼女が言ってくれた。

大阪でご一緒した時に話してくれたことが今でも鮮明な印象として残っている。

 

指輪のことからは脇道に逸れた話だったように思うけれど、案外そのように何気ない会話がデザインのエッセンスになったりもする。

 

そしてちょうど一年が過ぎて同じ夏に指輪作りを始めることができたのも素敵な巡り合わせだと思う。

 

 

夕暮れ時にスコールが降って空が澄み渡り、やがて夜の暗闇が訪れるとアトリエの窓からは星の広がりを望むことができる。

もしかすると去年のお二人と今のわたしは同じ空を眺めているのかもしれない。

圧倒的な星の時間を前にすると、刹那と永遠とが入り混じるような感覚に囚われる不思議がある。

 

屋久島の星空が、夏が紡いでくれた指輪作りなのだろうか。きっとそうに違いない。

ただただ感謝の気持ちに満たされながら。

 

まずは最初の第一歩を。

 

 

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アメリカから屋久島に新婚旅行で訪れたお二人と、雨の日の相談会でした #屋久島でつくる結婚指輪

 

窓から見える緑が色濃くて、涼しくて、

しとしと雨の日の相談会も大好きです。

アメリカから新婚旅行で屋久島を訪れているお二人がアトリエに来てくれました。

 

 

「雨が激しすぎてどうしても少し時間が遅れそうなのです」お二人からそんなメッセージが届いたのも屋久島流で面白いなと思う。

「すぐそこで猫が道を塞いでいて!動けなくて!」と、急いでやって来てくれたのはきっとお二人流なのだろう。

相談会でもずっと優しいムードが流れていました。

 

ゴールドはイエローとシャンパンとピンク、そしてプラチナの素材サンプル。

シダや杉の葉などなど、彫刻模様をいろいろ。

シルバーで作ったリングはデザインやボリュームにたくさんのバリエーションを揃えました。

あとはサイズゲージとペンとノートブック。

 

これだけあれば大丈夫、

わたしたちのイメージはどこまでも広がっていけるのです。

 

何もないところからひらめきを紡ぎ合わせてゆく。

紡ぎ合わされた糸の中でお二人の結婚指輪の印象は育まれていく。

アーティストのお二人とモノづくりのプロセスを分かち合うことができて楽しかった!

 

彫刻模様のディテールとリングのアウトライン、

あとはサイズが大切なところだと思います。

 

相談会が終わる頃には雨も上がっていて、青空が広がっていました。

「記念撮影をしましょう、どこかお気に入りの場所はありますか」と、わたしが尋ねる。

「ワイルドリリーのところがいいですね」と、お二人はすぐに答えてくれたのが印象的でした。

 

白い百合があちらこちらに咲く7月の屋久島。

きっとお二人にとってずっと大切な時間となることだろう。

 

大気を漂う水がやがて一滴の雨となるように、お二人の大切な想いや時間のひとしずくのような結婚指輪が出来上がると素敵だなと思っています。

 

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一度だけの結婚指輪作り、屋久島の季節の中でオーダーメイドすること #屋久島でつくる結婚指輪

 

朝から続いていたスコールの合間に。

庭先でお二人のリングを眺めていた。

ゴールドとプラチナのコンビネーションリングはその造形をひと段落することができた。

雨の潤いを得たハイビスカスの葉は深く鮮やかな緑に彩られている。

雲のフィルターを通して夏の陽光を受けてリングは静かに、そして力強く輝いていた。

 

 

初夏から夏本番へ。島ではパッションフルーツやスイカも美味しい日々だったな。

金属の響き、結婚指輪をつける楽しみ #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島の季節の中でオーダーメイドの作業をしていると、一度だけのジュエリー作り感が半端ない。

 

このハイビスカスも、ゴールドとプラチナのコンビネーションリングも、この雨も、同じタイミングで出会うことはきっともうないのだろうなと思うと愛おしさが胸に込み上げてくるのは、あるいは夏のせいなのだろうか。

お二人との素敵な出会いにありがとう。

 

いや、しかし、指輪作りの楽しみはまだもう少し続くのである。

彼女のリングにはダイヤモンドをセットしてさりげない装いを演出することになっている。

どの場所に、どのような大きさのダイヤを並べていくべきか、お二人と相談しながらデザインを決めなくては。

 

最後の仕上げに向けての工程を頭の中で綿密に組み立ている。

小さな今この瞬間の細やかな作業に意識を向けていると、時は不思議ととても長く感じられることに気がついた。

 

 

リングには実際にダイヤモンドを乗せてみたりしながら、その個数や場所によって異なるさまざまな表情をチェックした。

こうして仕上がり具合を想像する時間はまるで子供の頃に過ごした夏休みの工作のようだなと嬉しくなる。いつまで経ってもワクワクするものなのである。

 

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金属の響き、結婚指輪をつける楽しみ #屋久島でつくる結婚指輪

 

造形作業の間には数多くのタッチをリングに加えつつ、最終的にサイズがぴたりと合うようにo,1mm単位の細やかな調整を重ねていく。

着地点まであと少し。

 

手の中に小さな息吹が宿る瞬間に立ち会うことができるのは職人ならではの幸せだと思う。

喜びを分かち合いましょう。

色鮮やかな夏、爽やかな夏。 屋久島に癒されながらお二人の結婚指輪を作っています。#屋久島でつくる結婚指輪

 

十年先も、寝ている時だって、お二人の暮らしに長く寄り添う結婚指輪なので、つけ心地やサイズ感は大切にしたい。

0.2号単位でサイズに調整を加えて仕上げることができるのもオーダーメイドならではの細やかさだろう。

表面には見えない部分ではあるけれど、リングの内側を丁寧に仕上げると、肌触りだったり、あるいは心のように形のないところまで優しく響いてくれる。

つけていたい!と思えるフィーリング、実はそれを得ることが造形作業のエッセンスなのかもしれない。

 

 

内側にはヤスリを入れて、指に当たる部分全体に曲線を作り出した。

目で見るとわかるかわからないくらいに緩やかに。けれどもその柔らかさは確かに肌から伝わってくる。

金属の響きを味わうことは結婚指輪をつける楽しみの一つだと思う。

 

 

作業の合間に窓の向こうを眺めると、昨日までの雨の気配はどこかへ消えて、また夏の積乱雲が広がり始めていた。

飛行機雲もくっきりと見ることができる澄み切った空だった。

静かに見上げているとそこに漂う大いなるやすらぎのようなものを感じ取ることができた。

 

世界はアップデートを重ねていて、新しく理想的な価値観らしきものが生まれ続けてはくるけれど、わたしたちにとって大切なことはずっと変わらないものなのかもしれない。

それはきっとこの空のように、いつもすぐ近くにあるものなのかも、と思ったりもする。

 

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屋久島サウスのアトリエにて、結婚指輪作りの時間 #thankful

 

屋久島サウスのアトリエにて、指輪作りの時間。

庭先で、窓の向こうに眺めるハイビスカスがとても綺麗な一週間でした。

今日もできることを。

 

 

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