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動画で見る!ツワブキの指輪が出来上がるまで 

屋久島の山々

新緑が燃える屋久島より、こんにちは。

外に出ると日中は汗ばむほどの気温となり、いよいよ島も活動的な季節となってまいりました。

海に、森に、そろそろゴールデンウィークですね。

 

僕の方はというと、その連休にいくつかの打ち合わせとギャラリーのオープンを控えていることもあって、ここのところはアトリエでの作業に集中しきりとなっています。

まだジュエリー作りを始めたばかりの駆け出しの頃は、ジュエリーを作りたくて作りたくて、でもなかなかそれが現実にならない苦悩をたくさん味わってきたので、眠れないほど制作がつまってもそれはとても有り難いことで、

あの頃は雛人形やさんでバイトをしたり(ここでの冠婚葬祭的な経験が今のマリッジリング作りの糧となっています)、安いアクセサリーを作ってストリートに売りに行ったり、

時代は超デフレ時代ということもあって、僕の作った安いアクセサリーはミナミのストリートや万博公園のフリーマーケットでウソみたいに売れて、

戎橋のたもとにあったロッテリアで100円バーガーを買い、松屋で290円の牛丼を食べてさらにアクセサリーを作って売って時間を作り、

その時間でジュエリーをこつこつと作り続けてきたことを時々思い出しては、

今、こうして作りたいものを作りたいだけ作ることが出来る状況に感謝の気持ちでいっぱいになります。

 

その頃の僕はほとんど独学で、大阪のクラフトパークというところまでバスを乗り継いでゆき借りてきた本やアメリカから取り寄せた、なぜかいつも3本セットになっているDVDを研究しながらジュエリー作りをしてきましたが、

そのポイントポイントでメンターというか、師匠的な方々と出会うことが出来たのも僕にとっては素晴らしいことでした。

クラフトパークの榎先生やエタチナの田中さんやTKartの近藤さんや巨匠,蒔苗さんや最高の石留め職人,福永さん、、、みなさんについてはたくさん面白いことがあるので、また改めてここで書くことにいたします。

作業風景 磨き上がった丸い夜光貝

さて、

アトリエでは夜光貝を使ったジュエリー作りが進んでおりますよ。

削り取った貝を磨き上げたら、こんなにも美しい色彩が現れました。

磨き上がった屋久島の夜光貝 クローズアップ

外のヒカリで見るとその趣もまた異なり、

角度を変えるとヒカリが表面で移動するように見えるのはムーンストーンやラブラドライトに見られる“シラー効果”とよく似ていると思う。

 

丸いカタチは満月をイメージして、もう一つは三日月形の小さなピアスが出来上がる予定です。

明日には揃って見て頂けるかな?

屋久島で頂いた貝がジュエリーと変わるのを楽しみにしていてくださいね。

 

最後に、先日出来上がったツワブキの指輪のメイキングビデオを作りましたのでよろしければご覧下さい。

今日もブログにお越し頂きましてありがとうございました。

皆様の明日が穏やかな時間に包まれることを、屋久島より想ってます!