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番外編!家を訪ねて作るマリッジリングの話 新作マリッジリングが出来上がりました

屋久島の海

今日はマリッジリングの仕上げの作業となる大切な日だったので、日の出とともに車を走らせて海まで出かけた。

いつものように誰もいないビーチで波に乗っているうちにどんどんと“なんにも無くなる”というか、“通り抜ける”というか、力が抜けてゆくのがよくわかり、

何度も何度も波に乗っては沖へ戻るを繰り返していました。

リラックスしていると集中が簡単になるのだろうか、

集中することが気持ちよく感じることが出来るので、朝の海は僕のジュエリー作りにとってとても大切なものとなっているんです。

今日も屋久島にありがとう。

 

屋久島の海から見た山々

海から見えた山々。

奥に見える七五岳のとんがりと同じようなカタチの波しぶきが現れて驚いた。

七五岳はここのビーチのある集落の守り神となっている神聖な場所なので、これは何かの僥倖に違いない。

そんな想いとともに今日の制作が始まりました。

プラチナの結婚指輪 制作風景 作業台の上

今日はレディースのリングを形成するところから。

いつものように、紙ヤスリと鉄工ヤスリでガリガリとプラチナの塊を削り落としてゆく。

これまで何度も一緒に打ち合わせをして来たイメージがもうすっかりと心の中にある状態だったので、当たり前のように手が動いてゆきました。

 

2月の初め頃だったでしょうか。

僕が東京に行く用事が出来た時にちょうど友人からマリッジリングの制作依頼を頂いて、

タイミングが良いことにその友人が東京に住んでいたので、

いつもは屋久島やメールでやっている打ち合わせの番外編を東京でやりましょう!

そのようなお話しになり、僕はお二人の家へ向かうこととなったのです。

あとから聞いたのですが、

家に迎えてもらったのはお二人の家の中や家具、生活スタイルなどを見てもらえたら制作のイメージが湧きやすいと思ったからだったという。

これは僕にとって、とてもとても有り難いことで、

お二人の空気感や好きな質感、スタイル、ビジュアル、食事、

そこにいるだけで大切なイメージがわき上がってくるのが分かりました。

 

シンプルで柔らかい流線型のフォルム。手の跡の残る美しい質感。

お二人の指輪はこの二つの感覚を大切にして作りたい!

 

家におじゃましてご飯を食べてコーヒーを飲み終わった頃には、実はもう僕の中で大まかなデザインが出来ていました 笑。

家を訪ねて作るマリッジリング。番外編も時には面白そうですね。

タイミング合えばまたやりたいです。

 

 

プラチナのリングとゴールドのリング 作業台の上

2.0mm and 3.5mm wide round shape rings.
pt900,k20

屋久島で作る結婚指輪 屋久島の緑バック プラチナ、ゴールド

出来上がったばかりの指輪を夕方の光に当てて、最後の確認をしています。

新しい打ち合わせに新しい素材。

チャレンジに満ちた楽しい制作にありがとうございました!

 

実はお二人、この連休に指輪を受け取るために屋久島にやってくることになっているのですよ。

お渡しするのもまた嬉しい瞬間。

もう少し、楽しい時間は続きます。

屋久島の月見草

ゴールデンウィークが始まりましたね。

土曜日はいつものようにしずくギャラリーがオープンいたしますので、屋久島にお越しの皆様はお時間うまく合ってお越し頂けたら幸いです。

ジュエリーのご相談などはゴールデンウィーク中でもメールやお電話にて承っておりますので、お気軽に声をかけてくださいね。

それでは素敵な連休をお過ごしください!

また明日!