今日は朝一番に荷物が届き、
それが分厚いテープで何重にも包まれてあり、一体なんなんだろうと思いながら送り主を確かめてみたら東京の若旦那からだった。
若旦那は東京にあるダイヤモンドディーラーの若き社長であり、いつも僕がダイヤモンドでお世話になっている業界期待のプリンスであり、友人でもあります。
若旦那とは屋久島のしずくギャラリーで出会って、お互い宝飾関係という近しいライフワークを持っていることからすぐに話が合いました。
それからというもの、なかなかお会いする機会は無いのだけど、
石が必要になったときはラインを通じていつも手配して頂いているんです。
最高のクオリティーのダイヤです。
それにしても屋久島には僕も含めて石好きの方が集まってくるように思います。
水晶からアクアマリン、エメラルド、ダイヤモンドも、
石と触れ合っていてグッと来るフィーリングは確かに屋久島で暮らす感覚ととても近しいかもしれません。
そのように初めて考えてみると、妙に納得がいった。
僕は大阪で活動しているときはそのグッと来る感覚を求めて、メキシコのサンクリストバルデラスカサスや香港やバンコクなどに通っては石に触れ合っていたのですが、
屋久島に来てからはどこかへ行きたいという欲求がほとんど無くなってしまったのだから不思議。
この島は水晶のふるさとである花崗岩でできているから、それもそうなのかもしれませんね。
これは“ヒカリのしずく リング”にセットされる予定のダイヤ。
あと二つはツワブキの指輪とシズクの指輪にセットすることになっていて、
今からもうドキドキしてしまっています。
カスタムオーダーのコレクションの場合はこうしてそのケースにふさわしいダイヤを若旦那に選んで頂いてセットしています。
使って頂く方の好みやスタイルが分かるのもオーダーメイドの面白いところですね。
特別なジュエリーが出来上がると思います。
集まる、という感覚が好きです。
さて、今日は新しい指輪のお話をひとつ。
マリッジリングのデザインは僕が持っていたりイメージするものをお二人に合わせてご提案させて頂いておりますが、
しばしば、お二人に頂いたリクエストからデザインが生まれてくることもあります。
実はここ最近、
「メンズはスクエアシェイプでレディースがラウンドシェイプで、二つに共通点を持たせるようなイメージでお願いします」
という同じようなリクエストを続けて頂いていて、
そのリクエストを満たすような制作を続けていたらとても素敵な指輪のデザインが生まれてきましたので、ここにご報告をしておきますね。
“ラウンドスクエアのリング”
ベースはスクエアシェイプのリングで作ってあり、
イメージとしては“スクエアシェイプの表面を出来るだけラウンドさせたカタチ”というところでしょうか。
表面がかなりソフトな曲線を描いています。
側面はストンと垂直に落ちていて、とてもスッキリとした印象。
これだとスクエアシェイプのリングと並べても、とても親密な関係を感じて頂けると思います。
今までには無かったカタチです。
たぶん、皆様のなかにもピントこられる方もいらっしゃるかもしれません。
これだ!と思ったらいつでも声をかけてくださいね。
制作はもちろんサイズやボリュームを変えて、プラチナやゴールドでお作りさせて頂けます。
サンプルが出来上がったのでそれを梱包して急いで郵便局へ投函し、
その足で海まで向かい、急いでウェットスーツに着替え、
日暮れまでに数本の波を求めた。
空がまた変わってきています。
最近はどんどんと日が長くなってゆくからいいですね。
今日もブログにお越し頂きましてありがとうございました。