作業が始まる前に、
森に散歩に出かけ、緑を深呼吸。
プラチナの薄い板を切り抜いて
かたどっているのはシダの葉っぱ。
アトリエでは新しいジュエリー作りが始まっています。
シダの葉っぱは屋久島の暮らしの中でとても身近な存在で、
私にとっては、屋久島といえば、
みたいな象徴的なアイテムで
シダの葉っぱをモチーフにしてこれまでいくつものジュエリーを作ってきた。
そうするうちにジュエリーを介して全国各地から
シダ好きの仲間が集まってきた。
「彼と出会った国の象徴がシダの葉っぱで!」
つい先日まで結婚指輪をお作りしていた彼女が言ってくれた。
「そのシダをモチーフにして婚約指輪を作って欲しいのです。」
国の象徴としてのシダ?!
それって日本で言うところの桜の花のような。。
シルバーファーンと呼ばれるシダは
ニュージーランドではもっとも親しまれている植物だという。
屋久島に来てからも、ニュージーランドで暮らしていた方とよくお会いしていたので、
屋久島ーニュージランドって近しいところがあるのかなあ。。なんて、
シダの葉っぱのおかけで急に親しみが湧いてきた。
今はオーストラリアに暮らすお二人は
ニュージーランドで出会って、
今、わたしがお二人のために屋久島で指輪を作っている。
それが案外不思議じゃなくて。。
とても自然に感じるのはなぜだろう。
うん、屋久島にもシダはいっぱいある。
毎日シダを見ながらこの指輪を作ることにしよう。
オーストラリアに届ける婚約指輪
シダの葉っぱをくるりと指に巻くようなスタイルです。