火曜日の海
火曜日のアトリエ
今日は金槌を使って指輪の表面にキラキラ模様をつけた日。
金槌の表面に作った凸凹模様を
スタンプするようにして思い切り打ちつけてゆきました。
金属にテクスチャーをつける金槌はいくつか持っていて、
いつもその都度ふさわしい表情を与えてくれる金槌を選ぶことにしています。
数えてみると、
私が持っている金槌は5本あった。
一本につき2つの面があるので、
合計10種類の槌目模様を持っていることになります。
大きなカーブ、突起の強いもの、ピカピカ、ゴリゴリ、
様々な表情があって、
この模様は全部手作業で作ったもの。
酸素トーチで金槌の先端を真っ赤に熱し、焼きを入れて。
ヤスリを使ったり、ドリルを使ったり、石に打ちつけたり。
そうやって自分だけの形が出来上がった。
中には大先輩より受け継いだものもある。
このような道具は一生使うことになるだろう。
金槌って一番シンプルな道具なのかもしれません。
はるか昔から変わらない作業に、ずっと夢中です。
お二人の指輪作りに選んだ金槌は
少し小さめで、シャープな先端を持つもの。
叩いていると、
平たかったリングの表面が波打ってきた。
海のキラキラが現れるかな?
Untitled from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.
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