金属の造形を終えて、ここ最近で一番細やかなタッチだったなあ、と工程を思い出しながら眺めていたゴールドリング。
屋久島サウスのアトリエです。オーダーメイドのジュエリー作りは、2度と同じものを作ることのない一方通行な時間でもあるので、作業の一期一会感も半端ない。彼女と一緒にイメージしたデザインだったり、屋久島の季節だったり、一つ一つのタッチだったり、全てが繋がって一人ではたどり着くことのできない場所に着地できるのは奇跡のようだなと思う。
ご家族から受け継いだダイヤモンドが印象的に浮き上がるように、ゴールドのリングはできるだけ細くスッキリと仕上げた。つい先日出来上がった結婚指輪とのマッチングも素敵だろうなあと、想像を膨らませては今からもうワクワクしている。
結婚指輪と一緒にお使いいただくリメイクの指輪、結婚指輪を傍に置いて時折重ね付け具合を確認しながら作業できたのもよかった。これからずっと長くお使いいただくジュエリー作りの声をかけてくれてありがとう。
パートナーだったり、家族だったり、屋久島だったり、大切な思いかあって、それをキュッと詰め込んだようなリングたち。ジュエリーは見た目に素敵な装飾品でもあるけれど、形の向こう側にあるものと繋いでくれるものなんだなと改めて思った。
そう考えるとすっと背筋も伸びつつ、いよいよダイヤモンドをセットしていくところですが、この続きは先のお話に。もう少し楽しい時間が続くのが嬉しい。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
いやいや、もうすぐそこまで来ていますよ、春。いや、もう島には上陸しているのか。庭先の木々には新芽も目にするようになりました。今のうちにパノラマさんのもつ鍋を食べておかなくっちゃ笑。
冬に後ろ髪を引かれつつの、暖かさの待ち遠しいこの頃ですね。皆さまも美味しい週末を。素敵なジュエリーライフを。