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プラチナの呼吸、屋久島の秋とお二人の結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。お揃いのプラチナリング、重なり合うライン、お二人だけの結婚指輪。待ちに待った制作が始まって嬉しい。

浜辺に打ち寄せる波が描く曲線だったり、リフレクトする夕暮れ時の光だったり、ジュエリー作りのインスピレーションはいつも島の暮らしの中にいただいているのだけれど、これだ!と思えるフィーリングを海を超えてお二人と共有できるのは何よりも幸せな事かもしれない。

ささやかな喜びを分かち合っていたい。今だからこそ大切にしたい繋がりがある。

お二人の結婚指輪を作り始めるその前に、いつものビーチまで出掛けた #屋久島でつくる結婚指輪 #プラチナリング

さて、今日も手作業のリズムで。

ずっと身に着ける結婚指輪なので、ネックレスなどと比べるとプラチナの配合は特別に硬い。そしてしなやか。

くるりとリング状にして両端をつなぎ合わせると一段と強さを増す不思議がある。金属は叩いて圧を加えると硬くなったり、火を当てると柔らかくなったり、まるで呼吸をしているようで面白い。生き物と対峙しているようでもある。

酸素トーチから放たれる炎は1000度以上。火を眺める作業が好きだ。

情報は電子的に記録するよりも、数千年単位では石に刻んだほうがより長く保存されると聞いたことがあるけれど、たしかにそうかもしれない。大地の記憶。地球の時間軸が今ここにあると思うと果てしない気持ちに包まれた。

作業に集中しすぎてキューッとなってしまったので、いつものビーチまで車を走らせた。浜辺を歩いて、ふわり。そして水が冷たくなっていた驚いた!

海上がりに寄らせていただいた、大好きな雪苔屋さんではカボチャのケーキをいただいて、

カボチャが美味しすぎておかわりをお願いしたら出てきた栗のケーキ!ああ、もう秋なのですね。

雪苔屋さんのお二人の“好き”が丁寧に並べられたような味わいやお店の空気感に心安らぎます。青空の下で小さなお店を開いている頃から知っているけれど、今ここにあるものを愛おしく大切にする二人の心音も素敵すぎる。ずっとたくさんの人に幸せを与え続けているのだよなあ。

そういえば、秋になると空を見上げることが多いような気がします。週末がやってきました。皆さまはいかがお過ごしになりますか? 柿やサツマイモも気になる季節ですね。どうぞ美味しい日々を。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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