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会いにきてくれてありがとう! #屋久島でつくる結婚指輪

結婚指輪をお届けしてから三年半が経ちました。

はじめてお二人にお会いできて感激でした!

 

 

案外、オーダーメイドのジュエリー作りでは最初から最後までをオンラインで完結できてしまうことも多いのだけれど、

互いのタイミングが重なり合って、ふとした瞬間に巡り合えたりするのもまた、オーダーメイドならではの喜びだなと思う。

 

とはいえ数ヶ月にわたって指輪作りをご一緒した仲でもある。

「こんにちは、はじめまして。」そんな挨拶もなかなかに照れ臭かった。

 

そういえば、結婚指輪をお届けしたあの頃はまだマスクなんて誰もしていなかった。

とても長かったような、一瞬だったような、不思議な月日を経たからもしれない。

お二人と過ごしているこのひとときが、まるで何かのスタートラインに立っているような、とてもフレッシュなものに感じられた。

 

始まり続けよう。

 

 

ずっとお使いいただいているプラチナリングも久しぶりに里帰り。

いつもありがとう。

 

手に取ってみるとリングには小さな傷もついていて、

そこにお二人の時間を感じることができて温かな気持ちに包まれた。

 

指輪もまた古くなりながら新しくなってゆくなだな。

そう思うと日々の細やかな出来事が愛おしく思えてきた。

 

数日間の屋久島滞在を終える今日、彼女はシダの指輪を選んでくれた。

イエローゴールドのシダの葉だ。

二人の未来を祝福するような、希望そのもののような指輪になればいいと思っている。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

雨の屋久島に癒されながら、お二人の結婚指輪を作り始めています #屋久島でつくる結婚指輪

久しぶりの雨が心地よかったので、アトリエから近くの森まで歩いた。

雨のような、ひかりのような。

たくさんの粒が木々の隙間を抜けて降り注ぎ、体をすっぽりと覆い尽くしてしまった。

 

 

そういえば、お二人がアトリエに来てくれた日も雨でした。

遠くからから会いに来てくれてありがとう!

アメリカから屋久島に新婚旅行で訪れたお二人と、雨の日の相談会でした #屋久島でつくる結婚指輪

 

まるで水とひかりの中を泳いでいるような浮遊感。

島を訪れた日のことを、きっと今も覚えているに違いない。

お二人とは美しさに癒されるところで繋がっているような気がする。

 

初夏のアトリエでお会いして、島では白百合が満開で、お二人の思いが溢れていたあの日。

形を持たない時間のようなものを形にすることができればいいと思っている。

 

お二人が選んでくれたk20イエローゴールドを杉の木の下で手に取ってみる。

二つのリングを作るのだけれど、同じ一つの素材から生まれてくるようなイメージかもしれない。

k20ゴールドの色濃い黄金色は島の緑と重なり合い、そこに織り成される小さな響きのようなものを感じ取ることができた。

 

美しき余韻の中で、まずは最初の第一歩を。

 

それにしても、島に暮らすようになって本当にたくさんの方との繋がりを持てるようになったと思うのです。

屋久島が紡いでくれたお二人との結婚指輪作りです。

 

お二人は今ロサンゼルスに住んでいます。

海の向こうに長い手紙を書いて大切な思いを届けるように、作業机に向かい手を動かす日々になりそうです。

 

短い時間ではあったけれど、島でお二人と一緒に過ごした時間が紡がれて一つのイメージが生まれました。

そしてそのイメージが結婚指輪という一つの形になろうとしています。

 

ゆっくり島リズムの歩みになるかとは思いますが、

どうぞあたたかく見守っていてください。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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Osaka→Yakushima

何もないけど全てがある。

屋久島が近くになるにつれてそのような心持ちが強くなることに気がつきました。

 

空港に着いてアトリエに向かう道のりは空に浮かぶ三日月だけが見えていて、

それでも十分すぎるほどにドキドキしている自分がいて、

ああ、このフィーリングだと。普段は慣れてしまっていた島ならではの強い癒しのようなものを感じることができました。

 

短い旅ではあったけれど、リセットができた。

今は屋久島をよりクリアに感じることができているような気がしています。

 

そしてここで出会った感動をジュエリーに変えてお届けしたい。

アトリエでは早速、旅の中で思いついたデザインをいくつか描きました。

 

皆さまと繋がることができる!感謝の気持ちでいっぱいです!

 

 

Osaka→Kobe

そういえば昔から神戸では夜を過ごすことが多かったような。

大阪から19分の旅を経て三宮へ。

メリケンパークで秋の花火を眺めながら。

 

歌おう、打ち上がろう。

祝祭は私たちの深いところまで届く響きなのだと思う。

Kyoto→Fukui

訪れる度に感じることが新しい。

京都は奥深いところだと思う。

島を離れてまずは夜のタワーへ。

 

今回は移動の多い旅になるので、考える時間が多くできて嬉しい。

 

混沌の中にこそ癒しが必要で、そこから新しい何かが生まれるのでは無いだろうか。

デザインによる癒し。自然の癒し。そしてアートの癒しについて考えている。

 

屋久島に咲いた花のように。お二人が巡り合うシャンパンゴールドの結婚指輪。 #屋久島でつくる結婚指輪

お二人にお届けするシャンパンゴールドの結婚指輪を雨上がりの庭先で眺めました。

木肌のような温もりにほっこり。

屋久島の緑に、漂う空気にとても馴染んでいました。

 

 

優しくて温かなお二人は初夏のアトリエに来てくれました。

選んでくれたシャンパンゴールドは彼と彼女の印象に、ほんとぴったりだなと思います。

遠くから会いに来てくれてありがとう。

海まで一緒に散歩をしたりできたのも、今となっては素敵な思い出です。

結婚指輪の相談会が終わってお二人と海までの道を一緒に散歩しました #屋久島でつくる結婚指輪

 

夏の続き、秋の予感に梅雨まれて。

シャンパンゴールドの輝きを島時間の中で眺めるのが楽しみだった制作の日々。

素敵な贈り物、屋久島に咲いたシャンパンゴールドの花 #屋久島でつくる結婚指輪

 

たしかにこれまでシャンパンゴールドでたくさん作ってきたけれど、

その全ては今までにはなかった新しいジュエリーだったし、これまでで一番と思えるほど美しいものでした。

 

お二人と屋久島とそしてわたしが巡り合うこと。

そうして生まれた結婚指輪もまた、野に咲く一輪の花のようだなと思うのです。

 

2.0mm幅と1.8mm幅

すっきりと細身のスタイルです。

 

梢の上に重ね合わせてみると、シャンパンゴールドに緑が映り込んでいて!

屋久島と響き合っているように見えました。

 

それにしてもシャンパンゴールドは有機的な雰囲気が心地良い。

 

マット仕上げにしたのもよかったなあ

お二人にお似合いだろうなあ、と

思わず海の向こうを想うひとときでした。

 

リングの内側には一緒に訪れた屋久島をいつでも感じるようにとシダ模様を、そしてお二人の記念日を。

白いキャンバスに大切な想いを描くように彫刻しました。

 

さあ、いよいよ始まりの時ですね!

 

丸く柔らかではあるけれど、側面を平にしてすっきりと。

軽やかさの中にシャンパンゴールドの確かな重みを感じられる。

自然の中でもフォーマールなシーンでもお使いいただけるように。

昔ながらの手作業でじっくりと仕上げました。

 

これから長い時をかけてリングがどのように育っていくのだろう。

わたしもとても楽しみです。

 

小さな傷がついたり、お直しをしたり、

そのようにしてお二人の暮らしに寄り添いながら、

開いたばかりの花のような美しさを纏い続けるのかもしれません。

 

そして、お二人といえばやっぱりここでした。

一緒に眺めた屋久島の海から結婚指輪を送り出したかった!

 

ご結婚おめでとうございます。

楽しい指輪作りをありがとう!

屋久島でつくる結婚指輪

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1.8mm and 2.0mm round-square in 18k champagne gold #屋久島でつくる結婚指輪

material: 18k champagne gold
size:1.8mm and 2.0mm

Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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柔らかに親密に繋がる。エタニティーリング作りは始まり続けるイメージで #屋久島でつくる結婚指輪

雨もずいぶん冷たくなってた。

山々は霧で覆われ、島はいつもよりも数段階暗くトーンを落としている。

空から降り注ぐ薄淡い光の明るさはその中で不思議と際立っているように感じられた。

 

いよいよゴールドの輪が繋がる。

 

 

エタニティーリングはずっとはじまり続けるようなイメージで。

海を越えて大切な気持ちで繋がることができるのは何よりも嬉しい。

節目となる指輪作りをお任せいただきましてありがとうございます。

愛おしい日々、毎日お使いいただけるエタニティーリングづくり #屋久島でつくる結婚指輪

 

雨の雫もゴールドのリングも、暗がりの中で眺めたらその細やかな煌めきや明るさがいっそう美しく見えた。

 

全てのものは触れ合ったり遠ざかったりを繰り返しながら、無数にある周期のようなものの中で関わあっているのかな、と不意に思う。

その柔らかで親密な繋がりを思うと、今この瞬間がとても大切に思えて感謝の気持ちでいっぱいになった。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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愛おしい日々、毎日お使いいただけるエタニティーリングづくり #屋久島でつくる結婚指輪

窓の向こうに山々を眺めることができると、むっちゃ助かる。

夜明けからずっとアトリエに篭って作業に没頭できた。

 

 

小さなゴールドの輪をつなげて一つにするエタニティーリング作りは季節の移ろいのように、ゆっくりと着実にその工程を進めています。

屋久島の自然に出会う揺らぎ。手作業でジュエリーをお届けすること。#屋久島でつくる結婚指輪

 

たしかに森の美しさや神聖さが特別な屋久島だったりするけれど、

案外、暮らし始めて大切に感じるようになったのは、

いつもの日常に出会う何気ない情景のように思う。

 

窓を開けた時に包まれる冷たい空気が気持ちよかったり、

星空に救われたり、

散歩道に花が咲いたり、

細やかな出来事を愛おしく思えると日々は喜びに包まれる。

 

島で出会う小さな感動に癒されながら、今日も作業机に向かっている。

 

連ねたゴールドの輪っかは鉄の芯棒に当てて、プラスチックハンマーで叩いて丸く整えた。

コンコンと極極軽い圧力を与えていく。

繊細なフォルムを崩さないように気をつけなければならない。

 

ようやくリングらしい形になってきて、それを作業机の上に並べて眺めるのが楽しい時間かもしれない。

 

ピンセットで裏返しにしたり順番を変えたりしながら“馴染む”バランスが生まれるように試行錯誤した。

彼女のサイズに合う長さを見込んで輪の個数を整えた。

 

輪と輪の接続部分の強度を高めるために今回初めて挑戦したアプローチもうまくいっているように思う。

これならずっとつけたままで過ごしていただけるだろう。

 

「毎日指輪をつけていたいのです!」指輪作りに彼女がそう言ってくれたのを今でも嬉しく覚えている。

日々に出会う星空や花や同じように、このリングもまた喜びの一つになってくれるだろうか。

 

最後の火入。

いつになっても背筋が伸びる作業である。

 

作業机の照明を落として大きく深呼吸をする。

バーナーのコックを搾り炎の温度を上げた。

 

 

かなりキューッとした作業だったように思う。

ゴールドの輪の接続作業をひと段落させて庭先に出るとフワリと和らいだ。

その落差が大きくて自分でも驚いてしまう。

 

夕暮れ時が近くなって窓の向こうに眺めた山々。

今日はいったい何度眺めたのだろう。

いつもありがとう、このおおらかで澄み切った空気感のようなものも一緒に届きますように。

 

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屋久島ノースの岬で空を眺めながら1日の始まりを迎えました #屋久島日々の暮らしとジュエリー

誰もいない海辺なのに、朝こんなにも早いのに、仲間に会えるのも屋久島流かもしれない。

波と風の音。一年ぶりに帰ってきた鳥たち。

 

1日が短くなったねー、なんて言いながら。

10分ほどだったと思う。

集まってきた友人たちと一緒に島に訪れた秋を眺めていた。

屋久島の自然に出会う揺らぎ。手作業でジュエリーをお届けすること。#屋久島でつくる結婚指輪

島ではちょうどいま、サキシマフヨウの花が満開で、

この花が咲くと、いつかのジュエリー作りだったり、いつか過ごした時間のことを懐かしく思い出します。

 

大切な想いをお預かりして一緒にジュエリーを作っている、そんな日々もまた大切な思い出になるような。

オーダーメイドならではの喜びに、わたしもずっと癒されています。

 

そして、このようにして育まれてゆくジュエリー作りが何か少しでも皆さまのお役に立つことができると嬉しいな、と思うのです。

 

さてさて、今日のアトリエです。

イエローゴールドで作った小さな輪は、まずは3個を繋げ合わせて一つにして、

その3個を別の3個と組み合わせて一つにいたしました。

 

こうしてひとつひとつ造形を重ねていくと、

ぴたりと均一なバランスを目指していても、

どこかに微妙な誤差が生まれてくるのです。

 

けれどもその穏やかな揺らぎのようなものにどうしようもなく惹きつけられてしまう。

手作業の魔法のようなものがあるように思います。

 

それはどこか島の自然の中に出会う揺らぎに似ているような気がして、

とてもゆっくりペースの歩みにななるけれど、

私にとってはやっぱり譲れないところだったりもします。

 

少し進んで少し休む、南国リズムのジュエリー作りでありますね。

いつもお付き合いをいただきましてありがとうございます。

 

今日は早起きを頑張ってノースで夜明けを迎えました。

ピンク色に染まった朝焼けの空にうっとり。

屋久島の秋に、1日の始まりに感動でした。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

ゴールドとダイヤモンドのひかり。木漏れ日の情景に憧れてエタニティーリングを作っています #屋久島でつくる結婚指輪

ゴールドとダイヤモンドのひかり。木漏れ日の情景に憧れてエタニティーリングを作っています #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島サウスのアトリエです。

いつも眺めている木漏れ日の情景をモチーフにしてエタニティーリングを作っているのだけれど、

庭先に出会う光の一粒一粒を掬い取って集めて一つにする作業のようでもある。

 

 

直径約3mmほどをした丸いゴールドの輪は全部で20個作りました。

やわらかな癒し、木漏れ日の指輪を作り始めています #屋久島でつくる結婚指輪

 

たくさんの小さなものが集まって一つになる、それが集まってまた一つになる。

作業机に向かって小さなゴールドをひとつひとつ繋げる作業を繰り返していると、子供の頃を思い出すようなワクワクがあるのはなぜだろう。

 

考えてみると、シダの葉もそうだし、海岸線もそうだし、まさに私たちがそうなのかもしれない。

島の暮らしの中で感じるリズムのようなものを形に表現できれると嬉しい。

 

 

ゴールドの丸い輪はバーナーの炎に包んで温度を上げ、ひとつひとつその両端をつなぎ合わせていく。

 

輪が二つになると、もう一つ継ぎ足して三つにする。

その作業をリングが予定のサイズに達するまで繰り返していく。

 

ほんと!と思うかもしれないけれど。

その単調で果てしなく思える繰り返しの作業が案外と好きだったりもする。

 

心は凪の海のように平らになっていく。

そしてどこまでも深く静かな場所に辿り着くことができる。

 

ひとまずは3個の連なりが生まれた。嬉しい!

この小さなタッチがやがてひとつのリングを生み出すにだと考えると、今この瞬間がとても大切に思えてくる。

 

一滴の滴がやがて波紋を広げるように、ですね!

楽しい指輪作りはまだまだ続きます。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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