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島のリズムから生まれるデザイン。プラチナ×イエローゴールド、コンビネーションの結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

夜が明けるのもずいぶんと早くなってきた。

一日の始まりを海で過ごすことができるのは島の暮らしで一番気に入っていることかもしれない。

 

 

朝一番の海は冷たっかったけれど癒された!

生まれたての波に乗ると体も心も新しくなる。

 

 

島の暮らしに癒されながらお二人の結婚指輪を作っています。

好きなデザイン、島暮らし、大切な繋がりの中で結婚指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪

 

何もないようでここには全てがある。

沖縄に暮らすお二人とは島のリズムを大切に思う気持ちで繋がっているのかもしれない。

毎日何気なく眺めている情景から生まれた結婚指輪のデザインだと思う。

ありがとう、喜びを分かち合いましょう。

 

さて、アトリエです。

今日も作っている。

リングのアウトラインを造形するために鉄鋼ヤスリを2本と精密ヤスリを1本を用意した。

ヤスリはヘアーカットをするためのハサミのようにジュエリー作りには欠かすことができない道具である。

 

まずは荒い目のヤスリを使って角を落とすように大きく削り出していく。

ぐるりと一周片側を削って、同じタッチを逆サイドで一周。角度を変えながら何度もぐるぐると繰り返す。

 

イエローゴールドはサラサラと刻むような印象で、プラチナはじんわりと粘り強い。

それぞれヤスリから伝わる感触や加えるべき力加減が全く違っているので、リング全体に均一な作用が成されるように最大の注意を払わないといけない。

 

ようやくほっと一息をついたのは数時間をかけて表面をざっと丸く削り落としたところだった。

ずっと手を止めずに最後までやりきったのも良かったのだろう。

作業台の上にリングを置いて眺めると、アウトラインにはつるりと滑らかな繋がりを見てとることができた。

 

それにしても、プラチナもイエローゴールドもわたしたちが暮らす大地から生まれたものだと思うと希望が湧いてくる。

散りばめられた金属片が混じり合い、キラキラと輝いていてとても綺麗だった。

 

数ヶ月ぶりにこんにちは。

 

夕暮れ時には庭先でリングを眺めることができた。

自然の中で静かに輝く佇まいも気持ちよかった。

 

目の荒い紙やすりでざっと磨き上げたリングを手にしながら喜びが込み上げてくる。

いよいよ形が見えてきた。

 

屋久島サウスにも、少しずつはあるけれど春の気配が確かに漂い始めている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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