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月の満ち欠けのように、ルビーとゴールドを受け継ぐリメイクジュエリー制作編 #屋久島でつくる結婚指輪

ここ数日はノースの海に通いながらリメイクの作業を続けていました。

アトリエを出て夜明けのタイミングに海に到着するのですが、

その道中には空に日々少しずつ欠けてゆく月を眺めることもできました。

 

月の満ち欠けだったり、朝と夜のリズム、潮の満ち引きも。

いつもわたしたちをふわりと取り囲んでいるリズムのようなものを感じながら作業机に向う日々だったように思います。

 

最初は2本のリングだったイエローゴールドは高温の炎の中で溶かされプレートになり、それを加工して一つの小さなペンダントトップに姿を変えることができました。

元々リングにセットされていたルビーもセットするので、これで素材を全て受け継ぐことになります。

 

それにしても鉱物の時間は長いものですね。

私たちはそこに近づいたり離れたりをしながら密接に関わっているのかな、と思うと目の前にあるジュエリーが一層愛おしく思えてきます。

 

新月から満月へと向けて月が少しずつ光を取り戻していくみたいに、

リメイクの作業をすることによって少しの間使っていなかったジュエリーとの距離がまた近くなれば、何よりも嬉しく思います。

 

これからルビーをセットして完成となりますが、それままた別のお話で。

今までにはなかった新しいデザインは、もう少し先のお楽しみに!

 

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制作編

屋久島サウスに咲いた桜, ルビーを抱くゴールドの月 #受け継ぐジュエリー #リメイク