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お二人と紡ぐ静かなる日々。屋久島の小さなアトリエで、結婚指輪作りが始まりました #屋久島でつくる結婚指輪
思わず話に夢中になりました。結婚指輪の相談会を終えてアトリエを出たのは、もう日が沈んだ頃でした。
お二人の物語から、素敵なリングが生まれる予感がいっぱいです。
心満たされるひとときにありがとう!
お二人とは、月の満ち欠けや潮のリズムについてもお話しました。
そういえば、太陽というより、むしろ月のような静けさと力強さを持つお二人だったように思います。
素材やフォルムのお話ももちろん大切なのですが、胸の奥にそっとしまっているようなお話が、実はデザインの大切なエッセンスになるものなのです。
形を持たないけれど、確かに存在する何かを大切に思う気持ちは、お二人とわたしとが共有しているもののように思います。
「二つが補い合うようなリングを思い描いています。あえて異なるフォルムになるような。」とお二人がデザインのイメージを伝えてくれました。
イメージが響き合う、というのでしょうか。ふと思いついて、私もすぐに話しました。
「お揃いのピンクゴールドにすると、いっそう繋がりを感じられて素敵ですね。」
一人では見られない風景に辿り着くことができるオーダーメイドは、宝探しのようで楽しい。
お二人は、屋久島での滞在のあと、お隣の種子島を訪れるとのこと。
彼にとっては、幼い頃に種子島で過ごした豊かな日々があって、その想いが今回の屋久島旅にもつながり、こうしてお二人とアトリエで時間を共にすることができました。
そう考えると、今この瞬間がまるで奇跡のように感じられます。
一つ一つの時間や選択を大切にしていかなくては。
そのような思いに至るのも、新月のせいなのかもしれません。
これから光を満たしていく新月は、弓を思い切り引いた時のように、一番力を秘めた瞬間だと聞いたことがあります。
想いが形になる瞬間を、共に分かち合いましょう。
このようにして、島の小さなアトリエで、わたしたちの指輪作りが始まりました。
お二人と紡ぐ静かなる日々を、みなさま、どうぞ温かく見守っていてください。
可能性に溢れる未来を思い描いて、静かに胸を高鳴らせています。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
想いを紡ぐ、花咲くリング。屋久島からオーダーメイドでお届けしています #屋久島でつくる結婚指輪
ツワブキの指輪 18k yellow gold, diamond
秋が近づくと、もう少しで大好きなツワブキの花が咲き始めるのだとワクワクします。
ゴールドとダイヤモンドを組み合わせて作った “ツワブキの指輪”
黄色いツワブキの花に彩られた、屋久島のあたたかな情景を思いながら。
屋久島のアトリエから皆さまへ。
オーダーメイドのジュエリー作りでは少しの間お付き合いいただきながら、
ゆっくりと時間のかかる手作業となりますが、
一つ一つ大切にお作りしています。
庭先に、いつもの散歩道に咲くツワブキの花。
ポコポコと黄色い光を眺めているようで希望に満たされます。
屋久島で出会う感動が、小さなジュエリーとなって、皆さまに届きますように。
手のひらに乗せてみると、その繊細さに心が奪われました。
まるで、本当にお花が咲いたかのようにも見えました。
ゴールドのお花は約8mmで作りました。
ゴールドの細いリング、そして2.3mmと少し大粒のダイヤモンド。
とてもシンプルな組み合わせです。
日々の暮らしの中で、たくさんお使いいただけるように、しっかりと頑丈に作り上げました。
元気をもらったり、大切な気持ちを思い出したり、もちろんプレゼントにも素敵、
たくさんの喜びがあるジュエリーだと思います。
お花好きの皆さまに、
屋久島大好きな皆さまに、
大切な人へ想いを伝えたい彼、
細身のリングを探していた彼女も、
多くの皆様に手に取っていただけると嬉しいです。
“ツワブキの指輪” platinum, 18k yellow gold, yellow sapphire
プラチナの花とゴールドのリングに、イエローサファイアを組み合わせたデザインはいかがでしょう?
ツワブキの指輪は、お好みの素材にアレンジして、サイズを合わせたオーダーメイドでお届けいたします。
ジュエリーのオーダーメイドは、最初からお届けまでを、わたし自身がサポートさせていただいております。
屋久島のアトリエにて、遠方の方々にはメールやお電話でのご相談も承っておりますので、どうぞお気軽にご連絡ください。
サンプルリングやサイズゲージの貸し出しも承っておりますので、
こちらよりご連絡を頂けますと細やかな対応をさせていただけるかと思います。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、
そのようなリズムを繰り返すうちにジュエリーは味わいを増してゆきます。
長い時間もまた一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのになるのかもしれません。
実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、このようなメンテナンスの作業を介してお付き合いをさせていただけることも私自身の楽しみになっているのです。
ジュエリー作りを行っている間は、わたし自身の手でメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。
屋久島の季節を纏うように。島で出会う草花や海、月星をモチーフにしたジュエリーを作っています
インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!
屋久島-小笠原諸島 二つの小さな島を結ぶ結婚指輪作りの始まり #屋久島でつくる結婚指輪
夏の続き。
小笠原からはるばる会いに来てくれたお二人と。
ほんのり和やかなムードに包まれた、結婚指輪の相談会でした。
お二人がお越しになる前に、小笠原諸島について少し調べてみたのですが、本土から海を渡るその距離がすごい!
Googleマップで何度も指先でつまんで拡大して、ようやく奄美大島と同じくらいの緯度にあることを知りました。
南国の暮らしが屋久島と重なり、なぜかとても嬉しい気持ちになりました。
お話をしてみると、ハイビスカスやシダの葉もたくさんあるようで。
もちろん海に囲まれていて。物流のことや学校のお話も。
その穏やかなリズムが屋久島と共通しているようで、親しみがどんどん湧いてきました。
彼女のプラチナと彼のシャンパンゴールドは、どちらもマット仕上げにして、ぴたりと同じフォルムでお作りすることになりました。
指輪選びは2時間ほどだったけど、小笠原からの長い旅路を思うと、わたしたちにとっては何よりも特別な、凝縮された時間だったように思います。
ご結婚して屋久島を旅された、その大切な時間を刻み込むような装飾も一緒にデザインすることができました。
植物大好きな彼も、会話のリズムが楽しい彼女も、もちろんわたしも。
共通しているのは、島暮らし独特の、ふわりとしたムードかもしれません。
まるで花から花へと自由に巡るチョウチョのように、自然体で心に任せて歩む指輪作りが始まりました。
指輪が出来上がり、屋久島から小笠原に送ると、到着までいったい何日かかるのだろう。
二つの小さな島を結ぶ距離感を思うと、その果てしなさが、とても心地よく感じられるのでした。
始まりの予感。プラチナとイエローゴールド、緑の中で生まれる共鳴。#屋久島でつくる結婚指輪
造形作業がひと段落をしたリングを太陽の光で眺めようと庭先に出てみると、足元に小さな花が咲いていることに気がついた。
ブルー、黄色、ピンク、そして白。
いつものメンバーではあるけれど、台風の後に見るその姿は、まるで久しぶりの友達に再会したようで、心温まった。
その小花たちと響きを同じくするように、
マット仕上げのプラチナとイエローゴールドが島の緑に溶け込んで見えた。
柔らかくなり始めた夏の陽光を受け、静かに輝いていた。
海と緑、豊かな実り。
暮らしの中にある情景をキャンバスに描くように、お二人の結婚指輪を作っている。
思えば、台風直後に始まった指輪作りだったけど、自然の中に再生と始まりを促す神秘的な力を感じる日々だったように思う。
造形作業がひと段落をして、庭には新しい花が咲き始めた。
次なるフェーズに進むには、良いタイミングなのかもしれない。
ゴールが見えてきたお二人との指輪作りを、なんだか少しだけ名残惜しく思いながら。
同時に、希望に包まれた始まりの予感を、手の中に感じながら。
お二人のリングは同じリング幅で、表面をつるりとプレーンな状態で仕上げた。
素材は異なるけれど、同じ流線を持つ、双子のようなフォルムだ。
このプレーンな表面には、彫刻模様を施すための良い余白があるように思うのだが、どうだろう?
その彫刻模様は、お二人のリングに特別な繋がりを生み出すことになるのだけど、それはまた別の話にしよう。
一粒ずつのダイヤモンドもセットして、キラキラと輝くリングの出来上がりは、もう少し先のお楽しみだ。
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