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想いを紡ぐ、花咲くリング。屋久島からオーダーメイドでお届けしています #屋久島でつくる結婚指輪

ツワブキの指輪 18k yellow gold, diamond

 

秋が近づくと、もう少しで大好きなツワブキの花が咲き始めるのだとワクワクします。

 

ゴールドとダイヤモンドを組み合わせて作った “ツワブキの指輪” 

 

黄色いツワブキの花に彩られた、屋久島のあたたかな情景を思いながら。

 

 

屋久島のアトリエから皆さまへ。

オーダーメイドのジュエリー作りでは少しの間お付き合いいただきながら、

ゆっくりと時間のかかる手作業となりますが、

一つ一つ大切にお作りしています。

 

 

庭先に、いつもの散歩道に咲くツワブキの花。

ポコポコと黄色い光を眺めているようで希望に満たされます。

屋久島で出会う感動が、小さなジュエリーとなって、皆さまに届きますように。

 

手のひらに乗せてみると、その繊細さに心が奪われました。

まるで、本当にお花が咲いたかのようにも見えました。

 

ゴールドのお花は約8mmで作りました。

ゴールドの細いリング、そして2.3mmと少し大粒のダイヤモンド。

とてもシンプルな組み合わせです。

 

日々の暮らしの中で、たくさんお使いいただけるように、しっかりと頑丈に作り上げました。

 

 

元気をもらったり、大切な気持ちを思い出したり、もちろんプレゼントにも素敵、

たくさんの喜びがあるジュエリーだと思います。

 

お花好きの皆さまに、

屋久島大好きな皆さまに、

大切な人へ想いを伝えたい彼、

細身のリングを探していた彼女も、

多くの皆様に手に取っていただけると嬉しいです。

 

“ツワブキの指輪” platinum, 18k yellow gold, yellow sapphire

 

プラチナの花とゴールドのリングに、イエローサファイアを組み合わせたデザインはいかがでしょう?

 

ツワブキの指輪は、お好みの素材にアレンジして、サイズを合わせたオーダーメイドでお届けいたします。

 

ジュエリーのオーダーメイドは、最初からお届けまでを、わたし自身がサポートさせていただいております。
屋久島のアトリエにて、遠方の方々にはメールやお電話でのご相談も承っておりますので、どうぞお気軽にご連絡ください。

 

サンプルリングやサイズゲージの貸し出しも承っておりますので、

こちらよりご連絡を頂けますと細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

 

長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、

そのようなリズムを繰り返すうちにジュエリーは味わいを増してゆきます。

 

長い時間もまた一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのになるのかもしれません。

 

実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、このようなメンテナンスの作業を介してお付き合いをさせていただけることも私自身の楽しみになっているのです。

 

ジュエリー作りを行っている間は、わたし自身の手でメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。

 

 

屋久島の季節を纏うように。島で出会う草花や海、月星をモチーフにしたジュエリーを作っています

 

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

 

屋久島-小笠原諸島 二つの小さな島を結ぶ結婚指輪作りの始まり #屋久島でつくる結婚指輪

夏の続き。

小笠原からはるばる会いに来てくれたお二人と。

ほんのり和やかなムードに包まれた、結婚指輪の相談会でした。

 

お二人がお越しになる前に、小笠原諸島について少し調べてみたのですが、本土から海を渡るその距離がすごい!

Googleマップで何度も指先でつまんで拡大して、ようやく奄美大島と同じくらいの緯度にあることを知りました。

南国の暮らしが屋久島と重なり、なぜかとても嬉しい気持ちになりました。

 

お話をしてみると、ハイビスカスやシダの葉もたくさんあるようで。

もちろん海に囲まれていて。物流のことや学校のお話も。

その穏やかなリズムが屋久島と共通しているようで、親しみがどんどん湧いてきました。

 

彼女のプラチナと彼のシャンパンゴールドは、どちらもマット仕上げにして、ぴたりと同じフォルムでお作りすることになりました。

指輪選びは2時間ほどだったけど、小笠原からの長い旅路を思うと、わたしたちにとっては何よりも特別な、凝縮された時間だったように思います。

ご結婚して屋久島を旅された、その大切な時間を刻み込むような装飾も一緒にデザインすることができました。

 

植物大好きな彼も、会話のリズムが楽しい彼女も、もちろんわたしも。

共通しているのは、島暮らし独特の、ふわりとしたムードかもしれません。

まるで花から花へと自由に巡るチョウチョのように、自然体で心に任せて歩む指輪作りが始まりました。

 

指輪が出来上がり、屋久島から小笠原に送ると、到着までいったい何日かかるのだろう。

二つの小さな島を結ぶ距離感を思うと、その果てしなさが、とても心地よく感じられるのでした。

 

始まりの予感。プラチナとイエローゴールド、緑の中で生まれる共鳴。#屋久島でつくる結婚指輪

造形作業がひと段落をしたリングを太陽の光で眺めようと庭先に出てみると、足元に小さな花が咲いていることに気がついた。

ブルー、黄色、ピンク、そして白。

いつものメンバーではあるけれど、台風の後に見るその姿は、まるで久しぶりの友達に再会したようで、心温まった。

 

その小花たちと響きを同じくするように、

マット仕上げのプラチナとイエローゴールドが島の緑に溶け込んで見えた。

柔らかくなり始めた夏の陽光を受け、静かに輝いていた。

 

 

海と緑、豊かな実り。

暮らしの中にある情景をキャンバスに描くように、お二人の結婚指輪を作っている。

海のリズム、プラチナとイエローゴールドの柔らかなフォルム #屋久島でつくる結婚指輪

 

思えば、台風直後に始まった指輪作りだったけど、自然の中に再生と始まりを促す神秘的な力を感じる日々だったように思う。

造形作業がひと段落をして、庭には新しい花が咲き始めた。

次なるフェーズに進むには、良いタイミングなのかもしれない。

 

ゴールが見えてきたお二人との指輪作りを、なんだか少しだけ名残惜しく思いながら。

同時に、希望に包まれた始まりの予感を、手の中に感じながら。

 

 

お二人のリングは同じリング幅で、表面をつるりとプレーンな状態で仕上げた。

素材は異なるけれど、同じ流線を持つ、双子のようなフォルムだ。

 

このプレーンな表面には、彫刻模様を施すための良い余白があるように思うのだが、どうだろう?

その彫刻模様は、お二人のリングに特別な繋がりを生み出すことになるのだけど、それはまた別の話にしよう。

 

一粒ずつのダイヤモンドもセットして、キラキラと輝くリングの出来上がりは、もう少し先のお楽しみだ。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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海のリズム、プラチナとイエローゴールドの柔らかなフォルム #屋久島でつくる結婚指輪

いつものビーチは、アトリエから車で15分ほどの距離にある。

 

作業がひと段落した夕暮れ時に訪れるのが多いのだけど、昼と夜の境界に身を置き、その静かで力に満ちた情景を眺めるのが好きだ。

海や月にはとても正確なリズムがあって、それを明瞭に感じることができるのも安心なのかもしれない。

 

包まれる波音。重なり合うリズム。潮風の香り。

海とともにある暮らしは、お二人とわたしとで共感できる時間で、もちろん指輪作りに欠かせない大切なエッセンスになっている。

 

プラチナとイエローゴールドのリングは、表面を丸く造形をしたところで、そのアウトラインに更なるタッチを加えることにした。

その前に、リングを炎の中に包み込み、金属の緊張を解くように柔らかくしておいた。

ここから、お二人の指輪作りの工程は、より深い造形作業へと入り込んでいくことになる。

 

一旦端正なフォルムに作り上げたリングに、別の力を加えるのはとても勇気が必要なことではあるけれど、時にはそのような思い切りの良さが、モノ作りにおいて大切なファクターとなるように思う。

 

リングは曲面を持つ鉄の枠に当て、出来るだけ少ないタッチで確実な効果を得るよう、適切な力をしっかりとかけながら圧力を与えていく。

いつまで経っても背筋が伸びる緊張感である。

 

けれども、その深い集中の先に、柔らかで安らかなフォルムが生まれるのだから、なんとも不思議なものだ。

 

本当に美味しいものを食べている時の幸福感のように、それをどうやって作ったか、とか全く関係なく思えてしまうような、細やかな配慮や所作が、職人に必要なこだわりであるような気がする。

実のところ、それは愛情に尽きるのではないだろうか。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

確かなつながりを持って出来上がっていく。イエローゴールド×プラチナ、オーダーメイドの時間 #屋久島でつくる結婚指輪

 

 

 

 

確かなつながりを持って出来上がっていく。イエローゴールド×プラチナ、オーダーメイドの時間 #屋久島でつくる結婚指輪

少しずつ暑さが和らいできて、朝の散歩に出かけることが多くなった。

朝の柔らかな光には、やはり心が惹きつけられる。

道端にしゃがみ込み、植物たちを眺めていると、どこかいつもとは違う“響き”のようなものが伝わってくる。

大地には、ほんのりと秋の気配が漂い始めている。

 

 

お二人の結婚指輪が出来上がるまで、季節を分かち合いながら過ごす日々は楽しい。

海と緑、イエローゴールドとプラチナで紡ぐ結婚指輪 #制作編 #屋久島でつくる結婚指輪

 

そう考えると、指輪だけではなく、そのオーダーメイドの時間もまた、一度だけのものなのかもしれない。

まるで儚く美しい朝の雫みたいに。

 

さて、アトリエです。

今日も作っている。

左側が彼のプラチナ。右側が彼女のイエローゴールド。

2本のリングがぴたりと同じフォルムとなるように、交互に工程を進めていく。

 

イエローゴールドの表面を鉄鋼ヤスリで丸く削り落とし、バトンをタッチするように、同じタッチをプラチナリングにも施した。

表面は丸く柔らかに。そして側面にはフラットな部分を残し、シャープな印象に仕上げていく。

 

ざっと大まかに切削作業を終えたところで、2本のリングを並べてフォルムを確認してみた。

そのバランスを整えるために、サイズの小さい彼女のリングは、リングの厚みをほんの少しだけスリムに作ってあるのは、ここだけの秘密だ。

 

それにしても、同じ形で作っていくと、それぞれの素材の特性のようなものが浮き上がって見える。

 

プラチナはプラチナらしく、イエローゴールドはイエローゴールドらしく。

少しずつ違いながら、確かなつながりを持って出来上がっていくのは、お二人自身がこのリングのモチーフになっているからに違いない。

 

シンプルで普遍的でありながら、特別な指輪の姿をいつも思い描いている。

 

夜も深まる頃、庭先に出てみると、ひんやりとした空気が心地よかった。

今年もたくさん星空を見上げたなあ、となんだかしみじみ思うのも、夏の終わりの風物詩かもしれない。

 

今日にありがとう。

まだまだ指輪作りは続くけれど、お二人とご一緒したこれまでの色々を、穏やかな心地で思い返している。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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