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屋久島の雨とシャンパンゴールド、お二人とご一緒する結婚指輪作りが始まるとき #屋久島でつくる結婚指輪

赤と白のハイビスカス。お気に入りのシャンパンゴールド。雨のち晴れの相談会。お二人との素敵な出会いにありがとう。

 

これはいつも思うことなのですが、屋久島は自然の美しさはもちろん、人との出会いもまた大きな魅力です。

実は、彼女と初めてお会いしたのは、もう10年ほど前のことでした。

ジュエリーをお選びいただいたり、ときどきカフェでお会いしたりしていたのですが、結婚指輪作りのお声がけをいただけた時は本当に嬉しかった!!

喜びや幸せは、周りにも共鳴するものです。

 

 

屋久島育ちの彼ともお会いできたし、和やかなムードの中でデザイン作りができたのもよかった!

お二人が選んでくれたのは、とっても繊細なシャンパンゴールドのリングです。

彼女が好きなデザインに、彼がずっと「いいね!」と、笑顔で答えていたのが、まるで長い時間を共に過ごした親しい二人みたいで、とっても素敵でした。

 

ちょうどスコールが過ぎ去ったところだったのだけど、

北側は雨が降っていましたか?という挨拶も島暮らしならではのリズムかもしれません。

 

雨上がりの澄み渡る空のように、爽やかなお二人にお届けする結婚指輪です。

夏から秋へと移ろう屋久島の季節を分かち合いながら、お作りできると幸せです。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

雨上がりの屋久島で眺めるシャンパンゴールド #屋久島でつくる結婚指輪

雨上がり、澄み渡る空。朝の雫が庭先に散りばめられた宝石のように輝いていた。

 

眩い煌めきの中でシャンパンゴールドのリングを眺めて。

 

 

お二人の結婚指輪はその造形作業がひと段落をいたしました。

こうして緑の中で眺めていると、金属もまた、この大地から生まれたものということが、改めて腑に落ちます。

丸く柔らかなアウトラインが、まるで空気の中に溶け込んでいるかのように感じられます。

このリングが最初からここにあって、今をずっと待っていたようにも見えました。

 

メンテナンスをしながら、長くお使いいただくうちに、味わい深くなる。

私たちよりもずっと長くあり続ける金属の時間は、宇宙のそれに近しいようにも思うのです。

その永遠を考えると、今、この瞬間が一層愛おしく、大切なもののように感じられました。

出会うことって、本当に素晴らしいです。

 

さて、

お二人の結婚指輪は、これからさらに彫刻模様の装飾を施し、完成となる予定ですが、それはまた別のお話で。

二つで一つになるような、素敵なリングをご覧いただくのは、もう少し先のお楽しみに。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

屋久島の夏とともに紡ぐ。シャンパンゴールド、ラウンドシェイプの結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

 

出会い編

雨時々晴れの屋久島 大阪からお越しいただいたお二人と、結婚指輪の相談会でした!#屋久島でつくる結婚指輪

 

 

屋久島の夏とともに紡ぐ。シャンパンゴールド、ラウンドシェイプの結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

ここ数日は、スコールが続いている。

1日に何度か訪れる、30分ほどの明るい雨だ。

 

激しい雨がザーッと降り始めたのは、海を眺めようとビーチを訪れたタイミングだった。

車の中でその雨雲をやり過ごすのも、いつもの島のリズムである。

 

 

シャンパンゴールドのリングは、柔らかな丸みを帯びたラウンドシェイプのデザインで作っています。

何気ない日々の喜び。シャンパンゴールド、ラウンドシェイプの結婚指輪作り。#屋久島でつくる結婚指輪

 

同じ素材で、同じデザインでお作りしているお二人の結婚指輪だけど、もちろん、手の大きさは違っているし、サイズもそれぞれだ。

彼と彼女が持ち合わせている雰囲気に似合うように、リングの幅や厚みに微妙な調整を加えて仕上げなくてはならない。

 

お二人がリングをつけて隣同士に並んだ時に、初めてそれがお揃いに見えるような感覚を目指しつつ。

今日も細やかなタッチを重ねている。

 

彼のリングを削り、おおかた磨き終えたところで、ほっと一安心。

手の中にそのフィーリングが残るうちに、彼女のリングも一気に造形作業を進めていく。

 

それにしても、たくさんの金属片が生まれるものだ。

これらがまた次のジュエリー作りのためにリサイクルされるのだから、その繋がりに時を超えるロマンを感じる。

 

また雨が降ったようだ。

 

夕暮れ時には、彼女のリングにも丸く柔らかな表情が現れた。

嬉しくなって、2本のリングを並べて眺める。

およそ2.3mm幅と1.8mm幅の繊細なリングなのに、手の中でシャンパンゴールドの存在感がすごい。

島の緑との出会いも、むっちゃ素敵だった。

 

ふと見上げると、山際にはうっすらと虹が掛かっている。

太陽の光が強く差し込み始め、眩しくて、蒸し暑く、思わず目を細めた。

 

うん、明日もきっとよくなるだろう。

いよいよリングの形成作業も完了近し、といったところである。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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