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イエローゴールド、いつものビーチとドラゴンフルーツ。お二人の結婚指輪を作り始める日 #屋久島でつくる結婚指輪

今年はまるで夏が2度やってきたような感じがする。

降り注ぐ日差しは強く、海はまだトランクスで泳げるくらいに温かい。

 

新しい制作が始まるその前にはどこか自然に包まれた場所で気分を新しくすることにしているのだけれど、あまりの暑さに水が恋しくなっていつものビーチまでやってきた。

 

なんともなく波打ち際を歩いていると徐々にスイッチが入れ替わってゆくのがわかる。

お二人の結婚指輪を作り始めるタイミングを確かにキャッチすることができたように思う。

 

そしてアトリエに戻ろうかと思ったのだけれど、その前に!

海に潜り、ひと泳ぎしまうのも屋久島流だなと思う。

島時間の指輪作りにいつもお付き合いいただきましてありがとう!

 

夏の余韻、新しい季節の兆し。

色鮮やかな日々になる予感でいっぱいです。

一度だけの時間を分かち合いましょう。

 

まずは硬いゴールドの線を木槌で叩いて丸くしていくところから。

 

久しぶりに作業机に向かっていると心が平らになっていくのが分かりました。

それは凪いだ水面のようにどこまでも穏やかな心地なのでした。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

2.3mm and 2.5mm spiral ring with blue diamond #屋久島でつくる結婚指輪

material: platinum, blue diamond
size:2.3mm and 2.5mm

Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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星と海、花、プラチナ、ダイヤモンド。お二人と時を刻む結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

星と海、花、プラチナ、ダイヤモンド。お二人と時を刻む結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島からお二人に、ご結婚おめでとうございます!

アトリエの庭先でハイビスカスが満開になったので、お届けする結婚指輪と一緒に眺めました。

 

 

出会いには本当に恵まれてるなといつも思うのだけど、わたしの自慢のお二人なのです。

お二人とは大阪でお会いすることができて、一緒に和菓子を買って、ホテルの庭先でサンプルリングを囲んでたくさんお話をして。

それがつい最近のように鮮明でもあり。同時にとても懐かしくも感じています。

結婚指輪の相談会. 大阪でお二人にお会いしたお話し #屋久島でつくる結婚指輪

 

星や月を眺めていた指輪作りの日々。この夏の思い出。

屋久島の夏と満月とプラチナリング #屋久島でつくる結婚指輪

 

メールを遡ってみると最初のメッセージが4月だったので、あれからもう5ヶ月が過ぎたのですね!

指輪が出来上がった晴れ晴れしさと同時にほんの少しだけ心地よい切なさのようなものを感じるのは、ずっと昔に卒業式で感じた気持に似ているかもしれません。

 

それでも新しい日々は訪れる。

時は巡り、今は常にアップデートされてゆく。

真っ白なキャンバスに美しい螺旋を描くように。

 

実のところ、そのような想いを込めて出来上がったお二人の結婚指輪でもあるのです。

 

デザインのイメージでもあったのだけれど、

希望に包まれてキラキラと輝いているのは、あるいはお二人なのかもしれません。

 

スタートラインに立つお二人とご一緒できたことに幸せを感じながら、

おめでとうの気持ちいっぱいで書いています。

 

彼のリングは2.5mm幅。

彼女とお揃いのプラチナで作りました。

 

「シンプルなスタイルの中にどこか自然の中に出会う“流れ”のようなものを感じることができるといい。

それは風なのか水なのか、造形なのに不思議だけれどそれはきっと形のないものだろう。」

お二人とお会いした時にキャッチした印象だったのを覚えています。

 

リングの表面では曲線と曲線が出会い、そこに生まれた点が連なり緩やかなカーブを描いています。

その表情が際立って感じられるように光沢仕上げとマット仕上げのツートンに仕上げると、流れ星が尾を引いているようにも見えました。

 

彼女のリングにはキラキラの模様を施して、流れ星感アップです。

 

午後の陽光を受けてつるりとした質感のプラチナが小さくてシャープな輝きをたくさん放つ。

それはまるで島のひかりそのもののようで、思わずうっとりと魅入ってしまう。

セットした淡いブルーのダイヤモンドが時折きらりきらりと輝くのが見える。

まるで星の浮かぶ夜の情景のようでとても綺麗だと思う。

 

今年はまるで夏が2度やってきたような。

庭先ではハイビスカスが満開になり、屋久島の祝福を感じずにはいられなかった。

 

表面に施した切り込み模様は螺旋を描いていて、重ね合わせると繋がりゆく。リングは二つで一つになっています。

リングを眺めているだけで、お二人の幸せがきっと周りを明るくするだろうなと、私も嬉しくなるのです。

 

今ここにあることに、お二人と出会えた奇跡に感謝します。

 

海へ。

お二人はちょうど一年前の夏に屋久島を訪れた話をしてくれました。

 

星と月、花も海も、

大地から生まれたプラチナで作ったリングは全ての事象の一部分であって、同時に全てでもあるのかもしれません。

それは果てしない時間のような指輪だと思うのです。

 

お二人の暮らしに長く寄り添ってくれますように。

 

さあ、始まりの時です、

不思議とお二人とはまたいつか、どこかでお会いできるような気がしています。

楽しい指輪作りをありがとう!

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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素敵な贈り物、屋久島に咲いたシャンパンゴールドの花 #屋久島でつくる結婚指輪

朝を迎えるとプルメリアが花を咲かせていました。

生まれたばかりの白い花びらは、それは大切そうに小さな雫を抱いていました。

 

1週間ほど前に制作を始めた時には花芽をつけたくらいだったのに!

ちょうどお二人の結婚指輪作りがひと段落したところに屋久島から贈り物が届いたようで、

その素敵なタイミングに嬉しくなりました。

 

シャンパンゴールドのリングはこれまでにもたくさん作ってきたけれど、

どれもがそれまでにはなかった新しい指輪だったし、これまでになかったと思えるほど美しいものでした。

お二人の指輪もまた、野に咲いた一輪の花のようだなと思うのです。

 

屋久島の季節にありがとう!

お二人との出会いにありがとう!

 

お二人の結婚指輪はここから彫刻模様を施して完成となるのだけれど、それはまた次の機会に。

もう少し先のお話で。

 

今日もここにいらしてくださいましてありがとうございました!

みなさま素敵な一週間を。

 

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制作編

ペアリングの素敵さとは。シャンパンゴールド結婚指輪作りと屋久島に咲いた小さな花 #屋久島でつくる結婚指輪

ペアリングの素敵さとは。シャンパンゴールド結婚指輪作りと屋久島に咲いた小さな花 #屋久島でつくる結婚指輪

海までの道沿いに咲く白と赤の小さな花は、いつも可憐で、夏の終わりになると出会うことができる。

車を路肩に停めて花をゆっくり眺めているときに、これまで島で過ごした夏のことやその時に作っていたジュエリーのことが少しずつ記憶に蘇ってきた。

 

私は花が大好きで作品のモチーフにしたりジュエリーと一緒に写真を撮ったりもしてきたけれど、

その折々に過ごした時間は季節の花と一緒に記憶となって今でも大切に心の中に仕舞われている。

なのでこの白とピンクも不思議と新しく感じられる。同じ花のはずなのに。

 

シャンパンゴールドのリングをコツコツと作っている、まだまだ暑さの残る9月、お二人とご一緒するオーダーメイドの日々をまたいつかの未来にふとしたきっかけで思い出すことがあるのだろうな、と今を愛おしく思う。

 

犬を連れた散歩の人が通りかかって、「花の写真を撮っているのですよ、この赤と白の小さなやつ」といつまでも名前が出てこないのも一人で面白かった。アポロチョコレートみたいなやつ、といえば島では案外みんなわかってくれたりするのだけれど。

 

 

お二人の結婚指輪作りは山道で例えると下山道に入りました。

ハイビスカスの木陰で眺めたシャンパンゴールドの佇まい #屋久島でつくる結婚指輪

 

お二人の結婚指輪はお揃いの素材とデザインでお作りするのだけれど、

ペアのリングはぴたりと同じ形というよりかは、つけた時にふわりと全体的に同じ雰囲気が漂うような感じが素敵だと思う。

 

彼のリングは彼のリングであり、彼女のリングは彼女のリングである。

そう考えていくと、それぞれのリングには微妙ではあるけれど変化を与えるべきことはたくさんある。

お二人とは夏のアトリエでサンプルリングをお試しいただいて、彼女のリング幅を0.2mmだけ細く仕上げることにしている。

7.2号と小さなサイズなので、厚みも抑えめにする。

彼女には繊細で軽やかな印象がとてもよく似合うだろうと思ったからだ。

 

そしてもちろん、全体の仕上がりには彼のリングと同じ雰囲気を与えなくてはならない。

 

繊細なスタイルでも丈夫にお使いいただけるのがゴールドの素晴らしいところだと思う。

 

作業の手を止めて一呼吸を置いて眺めてみると、必要なことはほぼ全て完了していることに気がついた。

これ以上削り取る部分はないように思えたし、全体のバランスがうまく取れているようだった。

 

あとは丁寧に表面に磨きをかけていくだけだ。

じっくりと進めていこう。

明日もきっとよくなる。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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