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想い溢れる ご出産記念のオーダーメイドジュエリー 〜屋久島から贈る菜の花と月の物語〜

ご家族の特別な日をお祝いして、お揃いのジュエリーをオーダーいただきました。

 

菜の花と月をモチーフにした小さなネックレス。

その向こう側には、きっとご家族の素敵な物語が広がっているのだと思うと、胸が高鳴ります。

 

ご出産おめでとうございます。

屋久島から海の向こうに想いを馳せながら。

 

 

ジュエリーのオーダーメイドをしていて幸せだなと感じるのは、

皆さまの大切な節目に、少しの間ご一緒できることかもしれません。

 

ご結婚だったり、ご出産だったり、

いつも喜びや祝福が溢れ、わたしたちを取り囲む時間全てに降り注いでいます。

 

まるで菜の花の黄色い輝きや月の灯りに包まれているように、

希望溢れる気持ちで作りました。

 

菜の花をモチーフにした小さなネックレス。

オーダーのご相談をいただいたのは、生まれてくる赤ちゃんのお名前に“菜”という文字をお使いになるということが始まりでしたでした。

 

イエローゴールドでかたどる花の中央にはクリアカラーのダイヤモンドを。

一つはご彼女が用意してくれたもので、一つはわたしがが選んだものをセットいたしました。

少し大きさが違っているのも、なんだか特別感があって素敵だなと思います。

 

屋久島の夜光貝とプラチナを使って作った、月のネックレス。

シルバーチェーンはメンズサイズに合わせています。

 

今まで月のジュエリーはイエローゴールドを使ってつくることが多かったのですが、

メンズ用にとリクエストをいただいて、素材の組み合わせを変えてみると、

透明感があって、爽やかで、わたしもお気に入りとなりました。

 

一人でイメージしているよりも、ずっと遠くまで辿り着くことができるのは、

なんと言っても、ご家族の愛情の力なのかもしれませんね。

オーダーメイドのジュエリー作りに、わたしもずっと夢中です。

 

 

そういえば、

月と菜の花、といえば、わたしは蕪村の詩を思い出すのですが、

春特有のクリアな光だったり、空気感の柔らかさってありますよね。

 

この季節が巡ってくると、私たちにとって大切な気持ちが心にふわりと響くのかもしれません。

ジュエリーもまた、季節のようであればいいと思うのです。

 

見上げると、木々の合間を抜けて届く陽光が眩しかった!

緑は実に多様で力強く、漂う花の香りが心地よい。

虫の音も鳴り響いています。

屋久島の春の昼下がりです。

 

そして、やがて“月が西に”、ですね。

 

この祝福も一緒にお届けできますように!

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

屋久島でつくる結婚指輪 : プラチナ、イエローゴールド、屋久島の春。お二人とご一緒したオーダーメイドの物語

屋久島から海を越えて、結婚指輪をお届けいたしました。

新しい暮らしを始めるお二人とご一緒できて、幸せなオーダーメイドでした。

 

プラチナとイエローゴールドのリングが柔らかに、屋久島に訪れた春と響き合っていました。

 

 

屋久島のアトリエから皆さまへ。

オーダーメイドの結婚指輪作りでは少しの間お付き合いを頂きながら、

ゆっくりと時間のかかる手作業となりますが、

お二人だけの指輪を大切にお作りさせていただいております。

 

海の向こうに暮らすお二人とはメールでデザインのご相談をしたり、サンプルリングをお送りしておりますが、

もちろん、屋久島のアトリエにて相談会も承っております。

 

 

 

毎日、ずっと長く身につける、

お揃いのものって何だろう?

そう考えると、

それはやっぱり結婚指輪なのかな、と思います。

 

ピタリと同じデザインも良いけれど、

少しずつ違っているお二人です。

 

それでもお二人の結びつきを感じられるのが愛おしくて、

彼と彼女、お互いの好きを集めるようにデザイン作っていくと、

二つで一つのように出来上がりました。

 

わたしもお気に入りのお二人の結婚指輪です。

 

彼のリングは2.3mm幅。シンプルなスクエアシェイプです。

 

彼女のリングは表面はほんのりと丸くなっています。

お手元を繊細なリズムで装ってくれるように、

リング幅には太いところと細いところ、抑揚をつけて仕上げてあるのがわかりますでしょうか?

 

長くお使いいただく結婚指輪ですので、

つけ心地に直接響いてくる細やかな採寸を大切にしてきたのですが、

サンプルリングをお試しいただいたり、お電話でお話をしたり、

そんな指輪作りのいろいろも今となっては大切な思い出です。

 

それにしても、

イエローゴールドとプラチナは色も輝きも結構違っているはずなのに、

2本のリングがとても親密に感じられる不思議がありますね!

 

どこか紙のような質感を感じるように、とお二人にリクエスト頂いた表面仕上げも

お二人だけのオリジナルを感じられて良かったなと思っています。

 

屋久島の緑の中で寄り添うリングのシルエット。

 

思えば、ご入籍の日に間に合うようにと、お二人と息を合わせながら進めてきた指輪作りでした。

いよいよ長い道のりが始まる時ですね!

これからお二人が共に過ごす時間に、このリングが優しく寄り添っていてくれますように。

 

 

結婚指輪のオーダーメイドは、わたくしが始まりからお届けまで、

お二人をサポートさせていただいております。

屋久島のアトリエにて、遠方の皆さまにはメールやお電話にて、

ご相談を承っておりますのでぜひお気軽にお声がけください。

 

サンプルリングやサイズゲージの貸し出しも承っておりますので、

こちらよりご連絡を頂けますと

細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

 

長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、

そのようなリズムを繰り返すうちにジュエリーは味わいを増してゆきます。

 

長い時間もまた一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのになるのかもしれません。

 

実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、このようなメンテナンスの作業を介してお付き合いをさせていただけることも私自身の楽しみになっているのです。

 

ジュエリー作りを行っている間は、わたし自身の手でメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。

 

 

Kei Nakamura Jewelleryでは、お二人の暮らしに寄り添う結婚指輪をお届けするため、ご予算に合わせた制作も承っております。

お気に入りのデザインの価格や、素材と価格の関係について、詳しくご説明させていただきますので、メールにてお問い合わせいただけますと幸いです。

新しい暮らしを始めるお二人のお手伝いができることは、私にとっても喜びです。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
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tel: 0997-47-3547

 

 

お二人だけの結婚指輪が出来上がりまでの流れ、素材、価格

 

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

雨上がりの屋久島にて, イエローゴールドとダイヤモンド, お二人の結婚指輪の物語 #屋久島でつくる結婚指輪

雨上がりの屋久島にて

お二人にお届けするイエローゴールドの結婚指輪

散りばめられた雫、ダイヤモンドの煌めきと

 

 

大切なプロポーズの日に贈るために、

彼女の好きなミカンの花をモチーフにして婚約指輪をお作りしたのは、

サキシマフヨウが島をふわりとピンクに彩った去年の秋のことでした。

想いを届ける大切な日。屋久島に咲く花をかたどって婚約指輪をお作りしました #屋久島でつくる結婚指輪

 

それから冬がやってきて、ツワブキの花が咲く頃にお二人から嬉しいお便りが届いたのですが、

思えば半年以上のお付き合いになりました。

大阪と屋久島、海を越えてお二人とご一緒できた日々もわたしにとっては大切な思い出です。

これまでずっとありがとう!

祝福にも似た二つの小さな結婚指輪。イエローゴールドの輝きが神秘的。#屋久島でつくる結婚指輪

 

やがて結婚輪作りの始まりに足並みを揃えるように、島にも雨の季節が訪れました。

そして今、アトリエの庭先には白い百合が満開です。

そう考えると、

たしかに形のある指輪ではあるけれど、

彼女と彼とが、そしてわたしと一緒になって紡いできた時間そのものようにも思えます。

 

山々の稜線や深い森を共に歩いたり、花が大好きなお二人です。

お二人が選んでくれたのはイエローゴールドとダイヤモンドのリングでした。

 

雨上がりの庭先で、二つのリングを手に取ってみる。

 

届き始めた陽光を受けて、イエローゴールドが光のコントラストを纏っています。

リングの中央にセットしたダイヤモンドはどこまでもクリアで、その輝きの力強さ際立っています。

 

ラウンドシェイプのリングがこんなにも複雑で奥深い造形に感じられるのは、きっとこのリングが持つシンプルさが理由なのでしょう。

ずっと長くお二人の暮らしに寄り添ってくれる結婚指輪が出来上がったと思います。

 

リング幅はぴたりと同じ2.3mm。

彼のリングは少し厚みを持たせてしっかりと丈夫に、彼女のリングは軽やかな着け心地に仕上げました。

 

長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、

そのようなリズムを繰り返すうちにジュエリーは味わいを増してゆきます。

 

長い時間もまた一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのになるのかもしれません。

 

実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、このようなメンテナンスの作業を介してお付き合いをさせていただけることも私自身の楽しみになっているのです。

 

ジュエリー作りを行っている間は、わたし自身の手でメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。

 

結婚指輪のオーダーメイドは、わたくしが始まりからお届けまで、

お二人をサポートさせていただいております。

屋久島のアトリエにて、遠方の皆さまにはメールやお電話にて、

ご相談を承っておりますのでぜひお気軽にお声がけください。

 

サンプルリングやサイズゲージの貸し出しも承っておりますので、

こちらよりご連絡を頂けますと

細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

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Kei Nakamura Jewelleryでは、お二人の暮らしに寄り添う結婚指輪をお届けするため、ご予算に合わせた制作も承っております。

お気に入りのデザインの価格や、素材と価格の関係について、詳しくご説明させていただきますので、メールにてお問い合わせいただけますと幸いです。

新しい暮らしを始めるお二人のお手伝いができることは、私にとっても喜びです。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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海の向こうのお二人に、オンラインでオーダーメイドのご相談を承っております。

 

屋久島のアトリエにて、結婚指輪の相談会を承っております。

 

お二人だけの結婚指輪が出来上がりまでの流れ、素材、価格

 

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

コスモス→シダの葉 今日も屋久島リズムでお二人の結婚指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪

海の見える場所で!という憧れが長い間あったのだけど、

いざ島に暮らし始めてみると、窓の向こうに山々を眺める時間がずっと長いような気がする。

屋久島サウスでは半袖のシャツに日光よけの帽子を纏ってちょうどいいくらいの快晴が続いている。

 

 

お二人の結婚指輪作りは、コスモスのリングの造形作業がひと段落したところまでを書きました。

小さな息吹が生まれるとき、ゴールドとプラチナでコスモスの指輪を作っている #屋久島でつくる結婚指輪

 

もちろん、作業はずっと一人でアトリエにこもって一人きりでの作業ではあるけれど、

お二人とゴールを共有しているオーダーメイドなので、その推進力はすごい。

いつもありがとう。

作業はもう少しで折り返し地点に差し掛かるといったところだ。

 

作業の手を進めて、時折窓の向こうに山々を眺める。

今日も屋久島リズムで。

 

葉っぱがプラチナで、茎の部分がイエローゴールド。

彼女のリングとお揃いの素材使いである。

彼のイエローゴールドは一回り太くしつつ、繊細な印象をそのままに仕上げていく。

 

モチーフも大きさも違っているお二人のリングではあるけれど、

素材や細部の造作に確かな繋がりを持たせながら作り進めていく。

 

シダの葉には風のような自由さがあって、しなやかで力強い。

屋久島では、指先ほどの繊細なシダから背丈ほどの大きなものまでものまでを見ることが出来る。

島に暮らし始めたとき、多様性に満ちた生命力に一瞬にして魅せられたの今でもよく覚えている。

 

ハワイでは祝祭の際にレイとして使われているとも聞いた。

もちろん日本ではお正月の飾りにも一役を買っている。

その佇まいに憧れや親しみ、そして畏敬の念を感じずにはいられない。

 

裏庭の小さな森で。

見上げると、緑の間を通り抜けて降り注いでいた光。

眩しくて、優しくて、

島の祝福を浴びながらお二人の結婚指輪を作っているような気がして、幸せな気持ちに包まれた。

 

みなさま素敵な週末を。

光いっぱいの5月となりますように。

梅雨入りまでまだもう少しあるはず!

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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小さな息吹が生まれるとき、ゴールドとプラチナでコスモスの指輪を作っている #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。

イエローゴールドのリングとプラチナの花を一つにすると、小さな息吹が初めてそこに生まれる。

今日はとても大切なところ。

 

リングの中心に、真っ直ぐに収まるように花を配置しておく。

何度も細やかな調整を繰り返して、ようやく理想的な角度に揃えることができた。

 

遠巻きに眺める佇まいは美しい。

動くことなくぴたりと安定している。

きっと今が最適なポイントだ。

 

そして炎の中に包み込み、イエローゴールドとプラチナの温度を上昇させていく。

二つの金属の間には、ほんの少しだけ融点の低いゴールドが添えてあり、ある一定の温度まで達すると、その融点の低いゴールドだけが溶けて花とリングの間に流れ込む。

そのようにして金属同士を繋ぎ合わせていく。

はるか昔からずっと変わらない手作業である。

 

それだけに、手と作品との距離が近しい、というのだろうか。

作り手の呼吸や間合いのようなものがはっきりとリングに投影されるのは、

とても美しきことであり、同時にシビアなタッチが要求されることでもある。

 

その“呼吸や間合いのようなもの”を育むものは、作業の現場であるよりかは、あるいは日々の暮らしの中にあるのかもしれない。

 

毎日を真っ直ぐに生きていく。

なんとも遠回りに思えるシンプルなことが、実は一番の近道だったりもする。

 

 

お二人に出会って、デザインを作り、指輪を形作っていく間に島の季節が移ろいでゆく。

そんな時間を分かち合えることも嬉しい。

心に響く。日々新しく、自由になってゆく結婚指輪の姿 #屋久島でつくる結婚指輪

 

そういえば、最近は眺める植物たちの色彩や輪郭が力強くなってきたような。

暑く感じる日も多くなってきて、梅雨の先にある夏の気配を時折感じながら。

森のイメージが強かった屋久島に来てハイビスカスに出会ったのは、嬉しい驚きだった。

 

今日も私はジュエリーを作り、猫たちはアトリエの周りを散策している。

 

ルーペで細部を眺めておく。

紙やすりで丁寧に磨き上げて、花びらの揺らぎを生み出していく。

いよいよ作業も仕上げの段階だ。

 

気持ちの良いバランスに出来上がったように思う。

彼女と相談をして、花のサイズを小さく調整したのも良かった。

 

リングには透明な黄色の石をセットする予定だけど、それはもう少し先の楽しみにしておきつつ、

これから彼のリング作りにバトンをタッチすることにしよう。

 

カラスシャーレの中にそっと置いたリングの佇まいを愛おしく眺めている。

確かにここに、小さな息吹が芽生え始めている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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