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太陽と波と。お二人の大切な海をテーマにシルバーリングを作っています #屋久島でつくる結婚指輪

大好きな海をテーマにするジュエリー作りはいつも心安らかだ。

夕暮れ時になると秋色のグラデーションが島を包み込む、一枚の水彩画を眺めているような美しい日が続いている。

 

 

丸くて柔らかなフォルムはシルバーで作っている。

手の中で快適さを感じられるように、というのが指輪作りで大切にしたことだった。

 

今回はここから時計を逆に戻しながら。

 

私自身がそうなのだけれど、毎日気持ちよく感じる服や装飾品を本能的に手にとっているような気がする。

実のところ、物選びの基準は断然肌触り派だったりするのである。

 

内側も角をなくして丸く、気持ちよく。

ずっと長くお使いいただく結婚指輪だから、つけているのが気持ちよくて楽しくなるようなフィット感に仕上げたい。

 

感動的な情景に出会うと、それを誰かと分かち合わずにはいられなくなる。

彼と彼女はいつも一緒に感じたり眺めたりしているのだろうな。まるで宝物を大切に分け合うように。

 

波と太陽と。

お二人と、そしてわたしもずっと夢中になっている情景をかたどる指輪作りは長い月日をかけた歩みでもある。

久しぶりにメッセージを遡ってみると、初めましての挨拶がちょうど2年前の今だったのにも驚いた。

そうやってお二人とご一緒できる時間が特別で、嬉しかったりもする。

いつも大切に思ってくてくれてありがとう。

 

優しさ中にある力強さ、のようなものだろうか。

ハードなフィールドワークでも安心してお使いいただけるように、しっかりとボリュームを持たせて作らなくてはならない。

 

お二人は今は北海道に暮らしているので、あるいは雪かきもしなくてはならないのかもしれない。

スノーボードもなかなかにわんぱくな遊びであるだろう。

2年前の屋久島でご一緒した彼と彼女を懐かしく想いながら。

 

造形を施すその前にはリングを金槌で叩いてその組成をキュッと圧縮させた。

こうしておくとリングはずっと強くなる。

 

それにしても日差しの強い南国の日々だ。今年ももうあと2ヶ月を切っている。

この太陽の眩しさも、海から運ばれてくる潮の香りも、

指輪と一緒にお二人にお届けできると嬉しい。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

屋久島の友人に届ける結婚指輪作り、お二人と小さな一歩を踏み出しました #屋久島でつくる結婚指輪

素敵な巡り合いに溢れているところ。同じ屋久島に暮らすお二人との相談会。

ご結婚おめでとうございます!大切な指輪作りのお声がけをいただいてありがとう。

 

 

たしかに、屋久島に暮らすようになってから、日本ならず世界に広く、たくさんの方々と出会う機会が多くなったうような。

海に浮かぶ小さな島だったり、橋の上だったり、思いがけない場所だったからこそ強く信じられる出会いってあるような気がします。

お二人からはそうした“結びつき”のようなものを感じ取ることができました。

 

 

アトリエではサンプルリングを囲んで素材やデザインのお話を。

たまたまお二人とも細身のリングを選ぼうと思っていたこともわかったりして、

そんなささやかな偶然もなんだか嬉しかった。

 

散歩を一緒に歩くように、軽やかにデザイン作りは進んでいたのだけれど、

気がつくと夢中になっているお二人。

じっくりと、丁寧に、お互いの好きなところを大切にできるバランスを選んでいる。

一緒に宝物を探すように。

 

ああ、これからもこうしてお二人は時間を一緒に過ごしていくのだろうなあ、と心温かくなる。

 

希望に溢れるお二人とご一緒できる結婚指輪作りはいつも幸せに満ちています。

 

細身のスクエアシェイプで、厚みを抑えてスッキリとさせて、表面を少しだけ丸くする。

同じデザインを彼女はピンクゴールドで彼はプラチナで選んでくれました。

 

ほんの少しずつ違っている、だからこそ一つになれるような。

わたしも大好きなフィーリングなのです。

 

もちろんそのリングはまだ形になっていないのだけれど、イメージを思い浮かべると、

まるでそのリングは長い間お二人をずっとこの島で待っていたように馴染んで感じられるのでした。

 

考えてみると、二人で選んだり、決めたりすることのファーストステップかもしれませんね。

アトリエで結婚指輪のご相談をいただけたことを光栄に思います。

 

指輪が出来上がったらまたここでお会いしましょう、お二人とは2ヶ月先の約束をして、握手をしてサヨナラをしました。

この南国ならではの軽やかさも大好きです。

 

実は彼女とはもう十年ほど前に島でお会いしていて、初めて言葉を交わしたシーンは不思議と今でも鮮明に覚えています。

そして話してみると、彼のお兄さんを前から知っていたり!

 

ご縁を感じるお二人と一緒に小さな一歩を踏み出しました。

屋久島の友人に届ける結婚指輪作りです。

みなさま、どうぞ温かく見守っていてください。

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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2.0mm and 3.0mm round in 18k yellow gold with Sakura pattern inside

material: 18k yellow gold
size:2.0mm and 3.0mm

Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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お二人の物語、大切な想いを紡いでつくる。屋久島からお届けするイエローゴールドの結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

お二人の物語、大切な想いを紡いでつくる。屋久島からお届けするイエローゴールドの結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

お二人の結婚指輪が出来上がると、屋久島は秋の香りに包まれていました。

光沢仕上げを施したイエローゴールドも咲き始めた金木犀も。

太陽の光を受けて煌めいていて、とても眩しかった。

 

 

彼女とは数年ぶりにお会いすることができました。

素敵な巡り合いにありがとう。

ハイビスカスいっぱい、初夏のアトリエにて。

長野ー屋久島、雨のアトリエで結婚指輪の相談会が素敵でした #屋久島でつくる結婚指輪

 

お二人と、屋久島の季節と共に歩む指輪作りもまた、かけがえのない時間だなと思うのです。

雨もたくさん降ったしプルメリアやドラゴンフルーツも楽しめた、色鮮やかな南国の日々でした。

お二人の一つだけ、イエローゴールドでつくるラウンドシェイプのリング #屋久島でつくる結婚指輪

 

お二人が選んでくれたのは、シンプルで柔らかなラウンドシェイプのデザインです。

確かにそれは普遍的なスタイルかもしれません、

けれども一つだけの結婚指輪が出来上がったのは、

お二人の物語だったり大切な想いがそこに紡がれたからなのでした。

 

お二人が出会った春の日。

咲いていた桜の花をリングの内側にデザインいたしました。

 

あの日、あの時、ほんの少しでも違っていたら、

今がまた別のものになっていたかも。

そう考えると、この小さなリングはお二人が歩んだ時間そのもののようにも思えてくるのです。

 

彼女のリングを彼のリングの上に重ね合わせてみると、桜模様がぴたり。

二つで一つになる。繋がるイメージです。

 

不思議です、内側にあるデザインって心にぐっと伝わってくるのですよね。

目には見えない“響き”のようなものを大切にされるのもお二人らしくて素敵だなと思いました。

 

自然の中で過ごすことが大好きな彼と彼女。

「偶然のタイミングがあって、アルプスの山で出会ったのです」と話してくれました。

 

もちろん美しい情景を眺めると感動するけれど、空気の中に漂う神秘のようなものにどうしようもなく惹かれてしまう。

お二人とは同じフィーリングで繋がっているのかもしれません。

 

2本のリングを手の中で揺らしてみる。ゆらゆら。

光がリングの中を漂うようにも見えたのは鏡面仕上げによるものでしょう。

 

彼女の2.0mm幅、彼の3mm幅。

アウトラインは丸くて柔らかい。

大地から生まれた素材そのものが持つ心地よさなのでしょうか。

軽やかな印象ではあるけれど、手の上にk18イエローゴールドの確かな重みが伝わってきます。

 

フィールドワークでもしっかりと丈夫にお使いいただけるように、

昔ながらの手作業でじっくりと仕上げました。

お二人の暮らしにずっと寄り添ってくれますように。

 

ハイビスカスいっぱいの夏を越えて、島ではコスモスも咲きました。美味しいサツマイモの収穫も始まっています。

秋が島に届けてくれた祝福と共に。

 

コスモス畑に佇んでケースを開くと、通り抜ける風がむっちゃ爽やかでした。

 

ご結婚おめでとうございます!

楽しい指輪作りをありがとうございました!!

 

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屋久島-ロサンゼルス、温もり感じる結婚指輪作りの日々 #屋久島でつくる結婚指輪 #k20イエローゴールド

屋久島サウスのアトリエです。

リングのアウトラインを精密ヤスリで整えて、表面を巡る曲線のエッジをシャープに際立たせると、お二人の結婚指輪作りもあといくつかの工程を残すのみとなっていた。

 

 

お二人と一緒に蒔いた種が結実するような晴々しい思いと同時に、

なんだか少し名残惜しいような気持ちもありながら。

k20イエローゴールド、屋久島に咲いた花とお二人の結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島から海を越えてずっとずっと向こうにメッセージや思いを届けたりしていたのだけれど、

ある領域においては距離は本当に関係なくなったのだな、と実感している。

 

確かにテキストや音声、画像ではほとんど距離は気にならなくなっている。

けれども動画やバーチャルでの解像度はリアルには到底及んでいない。

今のこれくらいのバランスがなかなか面白いのかもしれない。

まだ旅行も楽しむことができている。

この夏、島では温度感を持つ交流のようなものも久しぶりに溢れていたように思う。

 

屋久島とロサンゼルスを繋いで、温もりのあるジュエリー作りの日々をご一緒することができて幸せな気持ちでいっぱいだ。

ゆっくりと島リズムの制作にお付き合いいただきましてありがとう!

 

1本のk20イエローゴールドから二つのリングが生まれつつある。

ずっと長くお二人の暮らしに寄り添ってくれますように。

屋久島から海を越えてずっとずっと向こうを想いながら。

 

電気炉の温度を高過ぎることなく、低くならない程度に保つ。そしてそこにリングを入れて蓋をぴたりと閉めた。

1時間を待ってリングを取り出す、そしてコップに注いだ水の中に入れてジュワッと冷やす。

リングに“焼き”を入れて硬く仕上げる一連の作業は、いよいよ最後の磨き仕上げを迎える前の儀式のようにもなっている。

 

指輪作りの間には二日ほど種子島にも行っていた。

 

屋久島では屋久島でできることがあって、種子島には種子島でしかできないことがある。

そのような多様性の中で、暮らす場所や訪れる場所を選びながら、私たちは緩やかに繋がっている。

 

夜明けの海で眺めた空の色はイエローゴールドの輝きのようだったなあ。

 

リングの造形作業がひと段落して、ここで初めて2本のリングをぴたりと重ね合わせてみた。

リングの表面を巡るラインが螺旋を描きながら繋がっているようにも見えて、なんだか胸のずっと奥の方にグッときた。

 

優しい指輪だ。

一つの何かが手の中に生まれる瞬間を前にできるのは、作家ならではの喜びだと思う。

 

この喜びを海の向こうにお届けする前に、リングの内側に刻印を施すことになっている。

出来上がりのご紹介はその後で、

喜びのバトンタッチはもう少し先のお話に。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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