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k18イエローゴールドの癒し #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。

少しずつ涼しくなってきているけれど、秋は空を眺めているのが楽しすぎる。

生まれたての太陽を眺めると一日を爽やかに始めることができる。

 

2023年の夏から秋へ。屋久島の季節をお二人と分かち合いながら歩む結婚指輪作り。

彼のリングの造形作業がひと段落したところまでを書きました。

屋久島と響き合う、シャンパンゴールドでつくる結婚指輪の佇まい #屋久島でつくる結婚指輪

 

彼のリングに施した造形の印象がまだ手の中に残っているうちに、彼女のリングを作り始めることにした。

 

お揃いのデザインとはいうものの、サイズも大きく違っているお二人の結婚指輪だ。

それぞれの手の中に収められた後に初めて近しい雰囲気を纏うように仕上げなければならない。

 

近しくするために、あえて細部に少しずつ異なる寸法を与えていくというのも面白い話である。

鉄鋼ヤスリで削り出しを行う前に、リングの表面に何本ものガイドラインを引いておく。

できるだけ彼女の繊細な指にフィットするようにアレンジをする。

厚みを抑えめにして、リング幅を少し細くして、軽やかな付け心地となるように。

 

k18イエローゴールドは色鮮やかで明るい。

太陽の光のような煌びやかさがある。

 

手にすると小さなリングに宿りつつある輝きに鼓舞される。

作業の間にも確かにいろいろな出来事が起こるけれど、

少しずつ、少しずつ歩んでいこう、と。

 

この癒しをお二人とも分かち合うことができればいいと思う。

 

夕方にはノースの海まで出かけました。

 

クワズイモのトンネルをくぐって海辺までの道のりを歩く。

ただそれだけなのに、なんだかワクワクする。

もうすでに授かっていることって、案外たくさんあるように思う。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

50歳になります!ありがとうございます!

子供の頃は日曜日になると早く目が覚めてしまうタイプでした。

今日はルーペとピンセットを持たない日。

夜明けにアトリエを出てから、昼までをずっとビーチで過ごしました。

 

たしかに、屋久島は癒しの場所ではあるけれど、

実はなかなか立ち止まることが苦手だったりもするのです。

 

なので、記念日だったり祝い事だったり、何かの節目を見つけてはお休みの時間をつくるように頑張っている、というのもおかしな話しですよね。

 

そうなると屋久島は凄い。

自然も人も、大きく受容してくれるような愛に溢れていると思うのです。

 

海から上がると尾の間温泉に入ってからTama Cafeさんへ。

バナナのケーキとりんごのマフィンを食べてカフェオレで和みました。

 

夜にはパノラマさんでお食事をいただいて次の朝にまた海に入るともできました。

 

もしかすると、一年一度のゆっくりDayなのかも。

オレの長い長い話しの相手になってくれた裕子さん、ありがとう!

この一日に会うことができた仲間たちに何かしらの強い磁力のようなものを感じながら。

屋久島と響き合う、シャンパンゴールドでつくる結婚指輪の佇まい #屋久島でつくる結婚指輪

彼のリングの造形作業がひと段落したのは、初めてメッセージをいただいてから5が月が経とうとする日でした。

これまでご一緒してきたジュエリー作りのいろいろを愛おしく思いながら、そのアウトラインを窓際の光で眺めました。

マット仕上げのシャンパンゴールド、平面を多く持たせて端正に仕上げた側面と丸く手触り柔らかな表面と、そして20号サイズの大きさも。

屋久島が紡いでくれた素敵な日々にありがとう。

秋の空も、山々もとても爽やかでした!

 

 

制作編

日々の幸せ ゴールドの豊かさを味わう結婚指輪をつくること #屋久島でつくる結婚指輪 

屋久島でつくる結婚指輪

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日々の幸せ ゴールドの豊かさを味わう結婚指輪をつくること #屋久島でつくる結婚指輪 

屋久島サウスのアトリエです。

こんなにも暖かかだったかな?と思うのも毎年のことだったかもしれない。

 

 

アトリエでは時折窓を開け放ち、11月の爽やかな風を感じながらお二人の結婚指輪を作っている。

k18イエローゴールドとシャンパンゴールドの繋がり。秋の屋久島で結婚指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪

 

指輪作りが始まるとアトリエに籠る日が続くことになるのだけれど、

シンプルに繰り返される何気ない日々が幸せなのかもしれない。

 

朝に目を覚ましてリンゴを食べ、えいっとデスクトップを開く。

庭先ではサキシマフヨウがこの日最初の陽光をキャッチしていた。

 

くるりとリングになったゴールドは金槌でその表面を側面を叩いて圧をかけていく。

均一に力がかかるように、同じ作業を何周も繰り返した。

 

やがてゴールドの組成はキュッと圧縮されて硬くなり、同時に冷たいはずの金属にほのかに灯る温かみのようなものを感じ取ることができた。

タッチを加えるたびに息吹を帯びてくる、金属を手の中にする時間が好きだ。

 

叩いて凸凹になった表面はヤスリを使って綺麗に整えた。

なんと、ここまでが下拵えである。

デザイン作りから考えるとなんとも長い道のりであったけれど 笑、実のところこれがむっちゃ大切なところ。

 

今が旬のさつまいもは、びっくりするくらい重たい鍋に少量の水を入れて、その中で1時間ほど蒸し焼きにしていただいた。

さつまいもにはアルミホイールで二重に包んで、鍋に入れた水との間にもアルミホールを敷いてその上に乗せておくと、驚くほどに甘くしっとりと出来上がる。

石焼き芋も素敵だけれど、なかなか自宅では、という皆様はぜひ!

 

素朴だけれど、じわじわと幸せになるような感じがいい。

ゴールドが本来そこに携えている豊かさのようなものを味わうことができるようなフォルムを作りたいと思う。

 

ベランダの花だったり、二人で飲む熱いコーヒーだったりするかもしれない、

朝を迎えることが楽しみになるような、ささやかな喜びの中に結婚指輪も一緒にあると嬉しい。

 

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k18イエローゴールドとシャンパンゴールドの繋がり。秋の屋久島で結婚指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪

イエローゴールドとシャンパンゴールド

同じk18ゴールドのはずなのに、なんでこんなにも違っているのだろう。

色合いだったり、手触りだったり、輝きも、

それぞれが個性を持っていて面白い。

 

 

互いに寄り添い合いながら一つの何かを生み出していく。

結婚指輪作りの時間はいつも幸せに満ちている。

お二人が島に来てくれてから一つの夏が過ぎました。

屋久島の暑い夏、結婚指輪の相談会は感動的に #屋久島でつくる結婚指輪

 

ゴールドには24進法で数える習慣が古き時代から残っていて、k18の18という数字は24のうちの18が純金ですよ、ということを表している。

じゃあ、あとの6は?

実は純金はとても柔らかい金属なので、装飾品としての強度を与えるために24のうちの18だけを純金にしておいて、残りの6のところに他の金属を混ぜているのである。

 

配合する金属は一般的にはシルバーだったり銅だったり、時にはパラジウムだったり。

その6のところに混ぜる金属の影響を受けて、k18ゴールドはオリジナルの色彩を持って出来上がることになる。

 

k18シャンパンゴールドとk18イエローゴールド

ほんのりと異なる色彩を扱うジュエリー作りは実に趣深い。

そこには素材が持つ味わいを大切にする京料理のような繊細ささえ感じられるのである。

 

さて、まずは最初の第一歩を。

実はこのあたりの工程までは既に完了してあった。

 

k18ゴールドを加工しやすいように、炎に包んで柔らかくしておくのだけれど、

ここは同じゴールドということで同じ温度帯である。

色違いとはいうものの、イエローゴールドとシャンパンゴールドはとても近しい仲良しさんなのである。

 

いよいよ11月が島に訪れた。空は澄み渡り、日はずいぶんと短くなってきたように思う。

秋のグラデーションの中に、気がつけばゴールドの色彩を探している。

 

くるりとリングになった二つのゴールドを重ね合わせてみると、大きさもこんなにも違っていいて!なんだかほっこりした。

ホント、それぞれの個性があるものだなあ、と我ながら興味深く思う。

 

どんどん凹凸していこう。案外それが最適なのではないだろうか。

きっと補い合うことだけがお互いを強くつなぎ合わせてくれるのだから。

 

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