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屋久島から海を越えて。同じ夏を分かち合いつくる、オーダーメイドの結婚指輪

屋久島から東京のお二人へ。新しい結婚指輪作りが始まることになり、アトリエからサンプルリングをお送りしました。すっきり細身、夏に爽やかなリングたち。

今日のラインナップはこちら。上から下に、左から右に。

素材サンプル、プラチナ、18k イエローゴールド、18k シャンパンゴールド、18k ピンクゴールド
スクエアシェイプ 1.8mm、2.2mm
スクエアwave 1.2mm-1.8mm 、1.4mm-2.0mm
スクエアwave叩き模様 1.1mm-1.5mm , 1.8mm

サンプルリングを実際に手にとっていただけると素材やデザインのイメージがフワッと広がると思う。海を越えての結婚指輪作りでも、すっと伸びる手に任せてゆっくり楽しんでいただきたい。

まずは最初の第一歩。どんな指輪が出来上がるのだろうか。今からとても楽しみ。

名前はわからないけれどこの花を眩しく見上げると、いよいよ夏本番だなと感じる。屋久島で過ごす夏が案外と涼しげなのは植物の生育が圧倒的だからだろうか。大きな木だったり水辺だったり、ひんやりとした場所がたくさんあるので助かる。

そういえば、作り始めた結婚指輪をお届けするご家族も夏は川遊びがメインと言っていたなあ。

大好きなシャンパンゴールド、屋久島からオーダーメイドで結婚指輪をお届けすること #屋久島でつくる結婚指輪

さて、アトリエです。屋久島と大分、海を越えて同じ夏を共有しながら結婚指輪を作っている。

ジュエリー作りでは素材を扱いやすくするために火を使って柔らかにするし、丈夫にお使いいただけるように圧力をかけて硬くしたりもする。細さと硬さだったり、優しさとすっきり感だったり、ジュエリー作りではリズムの響きあいを大切にしていたい。

作業がひと段落したところで窓際の光で眺めて。酸化膜を帯びてくるりとリング状になったシャンパンゴールドとシルバーで作ったお二人のサンプルリング。

かぼちゃとゴーヤはじっくりと中弱火で蒸しながら焼く。今日も夏の味わいにありがとうございます。

そろそろまた雨が降り始めるのかな。あれだけ夏めいていた山々を雲がしっとりと覆い始めている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

大好きなシャンパンゴールド、屋久島からオーダーメイドで結婚指輪をお届けすること #屋久島でつくる結婚指輪

雨上がりの屋久島サウスです。つい先日は大きな虹に出会って、高台まで走って見上げた瞬間にすっーと消えていったこがありました。

残念とかではなくて、儚さをキュッと受け取ることできたようなフィーリングなのでした。夏の朝もそのような感じに似ているように思います。

朝のしずくを纏ったシダやツワブキの葉っぱたち。鮮やかに映える夏のコンストラスト。この夏を大切に眺めていたいと思っています。

アトリエでは新しいジュエリー作りが始まることになり、庭先で素材となるシャンパンゴールドを準備していました。

シャンパンゴールドは金なのだけど、なんとも優しげで有機的な輝きを放つ金属なのです。ハイビスカスの生垣の下で眺めていると、島の情景に溶け込んでいってしまうような気がしました。

鮮やかな黄金色というよりかは夕暮れ時の黄昏色。シルバーのような柔らかさもあって、肌に同化してくれるので男性にもオススメの素材なのです。

お二人が結婚指輪に選んでくれたのはすっきりと細身のデザイン。柔らかにラウンドしたアウトラインで、緩やかなカーブがあって、サイズ以外はお揃いでなんとも優しげな雰囲気となりました。

お二人はわたしと同じく九州の自然豊かな場所に移り住まれて農作業を営んでいると伝えてくれました。シャンパンゴールドは自然の中の暮らしにとても馴染んでくれるだろうなと、今からもうワクワクしています。

お二人の大切なことや暮らしのことをお伺いしながらオーダーメイドして出来上がる結婚指輪はなんとなくお二人に似ているような気がします。

シンプルで柔らかで、でもしっかりと揺るがない感じ。自然や大地から生まれた素材を大切にするフィーリングが伝わってくる。

繊細なデザインではあるけれど、手作業の多い日々の暮らしで、ずっと長くお使いいただけるように、しっかり丈夫に作り上げたいと思っています。

ご家族はどんな夏を過ごしているのだろう。海の向こうを愛おしく思いながら。

屋久島でつくる結婚指輪

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プロポーズに小さなお花のネックレスを。屋久島までありがとう!彼と一緒に過ごした日の思い出。#屋久島でつくる結婚指輪

ツワブキのネックレス platinum, yellow sapphire

ツワブキは屋久島の冬をあたたかに飾る黄色い花。いつも元気をもらえる大好きな花をプラチナでかたどってイエローサファイアをセットしました。

プロポーズに小さなお花のネックレスを。ジュエリーを受け取りに屋久島まで来てくれた彼と海の前の神社で待ち合わせをした日。

彼との待ち合わせまで少し時間があったので、お気に入りの岬まで足を延ばすことに。屋久島ノースは夏が一番。ネックレスも屋久島の太陽をいっぱい浴びて爽やかだった。

直前には場所を間違えてしまいました!というメッセージを受け取って、そのかげで大きな虹も見ることができたし。偶然のようで必然のような、旅のリズムにご一緒できる時間は楽しい。

海を渡って来てくれる方とは海のすぐ前にある益救神社で待ち合わせをすることが多い。お参りもできてしまうし!屋久島の人たちが大切にしている場所を紹介できるのも嬉しい。

空港に到着してすぐにここに来てくれた彼はあれからどんな屋久島時間を過ごしたのだろう。そんな思い巡らせながら、ここで過ごした素敵な時間をもう少し振り返ってみようと思う。

そういえば、対面でジュエリーをお渡ししたのは久しぶりなのかもしれない。ケースに巻くリボンを用意して。ドキドキ。

わたしが屋久島を好きなのは、海や山々そして身近な自然に神性を感じるのもポイントだと思う。

突然の雨でびしょ濡れになったりもするけれど笑、いつも癒しを与えてくれる。

短い時間だったけど、海を眺めながら色々話せたのも良かった。また会いたいと思う。遠くから会いに来てくれてありがとう!

 

もうそろそろプロポーズの頃かな。この小さなネックレスがこれから始まるお二人の時間に寄り添ってくれると嬉しい。

 

ツワブキのネックレス platinum, yellow sapphire

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島の夏、旬の野菜料理とジュエリー作りは #屋久島でつくる結婚指輪

旬の素材は出来るだけシンプルにいただくことにしている。季節感や素材を活かしていたいジュエリー作りには日々の料理からの影響がとても大きいと思う。

かぼちゃはそのまま蒸し焼きにしておやつにすることも多いけれど、この日は鳥の胸肉と一緒に。炒めてから蒸して、出た水分で煮込んで詰めることにした。分厚くて重たい鍋は無くてはならないものになっている。

トウモロコシは旬が短いのも良いのかも。多めの塩でざっと茹で上げて、まだ湯気の上がったまま食べたり、ラップして冷蔵庫で冷やしておいて時々おやつにしながら夏を楽しんでいる。

時にはエッセンスにも。トウモロコシ、ツナ、キウリ、玉ねぎ、じゃがいも、レモン、塩、胡椒、マヨネーズ

よく考えると味付けはほとんど塩胡椒、あと醤油、たまにマヨネーズくらいなような気がする。屋久島サウスの暮らしでは佐藤さんのパンをいつも気に入っていただいている。パンもやっぱりシンプルな食パンが好き。

毎日毎日、少しずつ、時間をかけて作ることってすごい。お天気のことはなかなか読めないし。愛情たっぷりの物作りだと思う。トマトもオクラもキウリも玉ねぎも、畑から生まれた奇跡のようだなあと尊敬の念を抱きつつ。

夏を丸ごと食べるような料理ってなんだろうか。夏野菜のカレーでも作ろうか。