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ジュエリー作りの合間の窓の向こうを眺めたりして屋久島と繋がっている日

作業にむっちゃ集中しすぎて作業の写真が撮れないでいる。ときおり窓の向こうを眺めたりして屋久島と繋がっている日。

作ることだけに夢中になるのも大好き。石留めだったり、磨き上げの工程だったり、いつくかのリングの仕上げ作業を一緒に進めています。

島の北側で荷物をピックアップした帰り道でコーヒーを買った帰り道、毎年恒例の場所で山茶花を眺めてきた。

むむむ、もうこんなにも咲いているのだと、きっと蜜のように甘いだろうコーヒーの香りと重ね合わせたり。

ジュエリーとともに写真を撮ってみんなに贈りたい花で島がいっぱいの季節だ。

3本で一つが素敵。ペアリングと一緒につくる、ダイヤモンドのしずくリング。#屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。ゴールドの破片に火をかけ続けると、溶けていながらにキューっと丸く形を留めるのだけど、液体になったゴールドはどこか水滴のようにも感じられて、好き。

ゴールドのしずくは同じくゴールドで作ったリングの一部に宿ることになるので、今からドキドキしながら作業机に向かっている。

不思議と夏の余韻漂う指輪作りの日々。

 

ハイビスカスも山茶花もイエローゴールドも!南国日和、屋久島 ジュエリー制作記

ご結婚10周年のリングとセットになるようにと進めてきたリング作り。セットリングはペアリングと合わせると、3本で一つになるような感覚が素敵だなと思う。ペアのリングはとてもシンプルなデザインとしたので、ゴールドのしずくやダイヤモンドはリズミカルに彩りを与えてくれるだろう。

ときおり出来上がったペアのリングを眺めてバランスを取りながら、夏から長く続いた指輪作りもいよいよ終わりなのかと、しみじみ。きっとお二人はオリーブの収穫期と重なり合った指輪作りだったのかな。気がつけばこちらはポンカンが色づく季節になりました。

ゴールドのリングと小さな粒。そしてダイヤモンドを用意して、いよいよ最後の工程だ。シンプルに、爽やかに最後のタッチを施してゆこう。

 

夕暮れ時、作業の手を止めて、いつもの散歩道へ。

ツワブキの花が咲いて、あたたかな冬が近づいてきている。

冬が近づくと、光が暗くなるので海のキラキラが際立って見えるようになるらしい。ツワブキも山茶花も、海のきらめきも、今ここにある。散歩道の情景を眺めているとジュエリー作りはいつも賑やかな仲間に囲まれている気がしてくる。明日もまた、島の季節とともに歩んでいこう。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

秋の屋久島、サキシマフヨウの花をかたどった小さなネックレス。ありがとうの日。お磨き直しの日。

屋久島サウスより。お使いいただいているネックレスとイヤリングをお預かりしています。今日はお磨き直しの日。

ネックレスとピアスはざっと洗浄した後、紙やすりで磨き直して、金具周りを交換して、綺麗にリフレッシュした姿を、お気に入りの場所に咲いたサキシマフヨウ 越しに眺めながら。

ずいぶん前の屋久島のアトリエに来てくれたり、大阪だったり、再び屋久島だったり、彼女と会った日のことはなぜか鮮明に覚えている。ほんのささやかなきっかけで始まった繋がりが、こうして長く紡がれていることが何よりも幸せ。いつもジュエリーをつけてくれてありがとう。

幼い頃から島に通っていた彼女だから、このフワリとしたピンク色感はわたしよりもずっと馴染み深いのだろうなあ。

秋の屋久島を柔らかに飾るサキシマフヨウ の花をかたどった小さなネックレス。今となっては少し遠くなってしまったかもだけど、ときおり島の香りを感じてもらえると嬉しい。

サキシマフヨウ のネックレス silver,18k yellow gold, pink sapphire

 

 

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ハイビスカスも山茶花もイエローゴールドも!南国日和、屋久島 ジュエリー制作記

屋久島サウスのアトリエです。これから造形を始めるリングを空にかざして眺めている。11月だというのに、夏の余韻はまだまだ無くならない。

生垣のハイビスカスを眺めながら、咲き始めた山茶花だったりツワブキの蕾を気にかけてみたり、南国特有の季節感のなかで作業机に向かっているこの頃。

屋久島よりももっと南、台湾から届いたパイナップルクッキーを食べてさらに南国ムードを盛り上げつつの、今日の指輪作りです。

そういえば、指輪をお届けするお二人も太陽いっぱいに包まれて暮らしているのだろうなあと、瀬戸内の小島に思いを馳せながら。

 

ゴールドの細い線をローラーで伸ばしてリングにするまでを昨日書きました。

屋久島の自然をキュッと閉じ込めて。イエローゴールド×ダイヤモンド、しずくの指輪をつくる。

 

k18イエローゴールドは確かな重みがあって、頑丈で、存在感をうまくコントロールしてあげると、繊細なデザインにぴったりの素材になると思う。

フワリと小さなリングではあるけれど、鉄鋼ヤスリ片手に進めてゆく一度きりの造形なので、丁寧に手を動かしてゆこう。

作業を進めるうちにリングが息吹を帯びてくる場面に出会えるのは何よりも嬉しい。

削り落とした面からキラリと艶やかな色彩が現れる。いまでもずっとこの輝きに見せられている。(実はひかり物好き)

一つ一つ、小さなタッチの繰り返しは、いつしかリングに柔らかな表情を与えてくれる。ゆっくりと歩むように進んだ今日はそのような作業だった。

 

伝わってくる温かみだったり、一つだけ感だったり、ほんの少しの歪みが生み出す魅力というか、自然性(≒ある意味の完全性)を目指して、手作業のリズムに心を傾けながら、指輪作りの時間を過ごしている。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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