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[屋久島でつくる結婚指輪]受け継がれてきた指輪。リメイクしてお二人のマリッジリングを作りたい!

屋久島の椿 雨

こんにちは。この連休はいかがお過ごしでしたか?

こちら屋久島は雨降りの一日となり、

アトリエでは今日からまた新しい制作が始まりました。

オーダーメイドマリッジリングの素材 プラチナ 屋久島で作る結婚指輪

制作のために準備したプラチナの角線。

実は、この素材が出来上がるまでにいくつもの物語があって、

いくつもの工程を経てここまでやってきました。

オーダーメイドマリッジリングの素材 プラチナ 屋久島で作る結婚指輪

こちらは純プラチナ。パッケージはPt999.5と記されてあります。

このプラチナ素材はご両親より引き継がれた指輪を一旦溶かして精製して出来上がったものなんです。

そう、

今回の制作は受け継がれてきた指輪を、お二人のためにマリッジリングとして新たなるカタチと生まれ変わらせる作業で、

ご両親の代から考えるとたぶん30年越しくらいの長い時間のなかで行なわれている工程でもあり、

その素敵なプランを思うと、ジュエリーを作っていて本当によかったなあと深く心に響きました。

大切な指輪をお預けいただきましてありがとうございます!

オーダーメイドマリッジリング 屋久島の緑バック プラチナ、ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

この日のためにお二人とは何度もデザインの打ち合わせやサンプルのテストなどを重ねてきたので、

いざ制作を開始すると、前に一度作ったことがあるくらいに工程が全て頭の中に入っていた。

初めてお会いしたのはしずくギャラリーで、

その日のことをインスタグラムにアップした写真をチェックしてみると、そこに10週間前と記されているのを確認した。

あれから約2ヶ月半ほど経ちましたね。

長い間お付き合いいただきましてありがとうございました。

いままでイメージの中にあったお二人の結婚指輪がこれから手を加えるごとにカタチになってゆくのが本当に嬉しいです。

オーダーメイドマリッジリング 制作過程 屋久島の緑バック プラチナ 屋久島で作る結婚指輪

ところどころボリュームに強弱をつけてリング状に。

うまくし仕上がりましたよ。

 

それにしても金属を扱っていると、絶対、ということがなくて、

その場面場面で素材の声を聞きながら手を動かしてゆくのが面白い。

まるでその声に応じてゆくように。

金属もやはり、生き物なんだなあと思う。

オーダーメイドマリッジリング 制作過程 屋久島の緑バック プラチナ 屋久島で作る結婚指輪

ちょうど庭のツバキの葉にしずくが宿っていたので、

そのしずくをお裾分けしてもらって、出来上がりのイメージを。

出来上がりは小さな粒粒をあしらえて、

しずくの指輪となる予定です♪

 

受け継いだリングを新しく、屋久島に新婚旅行にやってくるときに、長いおつきあいを経てご結婚を、

などなど、みなさまの素晴らしい時間に少しの間ですがお付き合いさせて頂いています。

今日も楽しい制作にありがとうございました!

明日が新しい一日となりますように。