出来上がったばかりのペンダントトップにゴールドの細いチェーンを通したところ。
チェーンを通す金具は見えない方がよりシンプルなフォルムと仕上がるだろう。
シンプルなフォルムであれば、より“月”を感じることが出来るだろう。
そのようなことをイメージしながら今回の制作を進めてゆきました。
裏側を見ると、底部分にたっぷりと分厚いゴールドの板を使っていて、
貝殻とゴールドプレートの間をチェーンが通り抜けていることがわかります。
こうしておくと、つけた時に月が胸元に浮き上がるように見えて素敵なんです。
月の大きさは約8.0mmほどでしょうか。
小さい割にゴールドのしっかりとした重みを感じることが出来て気持ちがよい。
これがデジタルカメラだったら、1グラムでも軽い方が良しとされるところなのですが、
ジュエリー、とくにネックレスの場合は程よい重さがある方が良し、
と僕は考えています。
つけていることをいつも感じていたいですものね。
高級感もあります。
この作品の名前は、海と繋がるような印象のものにしたいと思っていた。
この島で暮らすようになり、ほとんど毎日ビーチに足を運んでいると、
波の繰り返しや、訪れるうねり、潮の満ち引きが月のリズムにぴったりと寄り添っていることを感じ、
そのうちに、そのリズムと自分の中にあるリズムが同じように呼応していることが分かり、
そうやって周りを見渡すと、全てのものが呼吸をしているように思えてきました。
そして何より、この月は屋久島の海で採れた夜光貝を使って作っている。
大きなつながり感じながら作りました。
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