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くるり、シダの葉が指輪に変わった!プラチナ×ゴールド シダの指輪、制作編

屋久島のシダを手に当てて 屋久島日々の暮らしとジュエリー オーダーメイドエンゲージリングのモチーフ

シダの葉をくるり。

巻きつけて指輪になればいいなとずっと思っていた。

オーダーメイドエンゲージリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ シダの指輪 手に当てる 屋久島でつくる結婚指輪 プラチナ、ゴールド

そんな子供の頃の記憶も手伝ってか、

プラチナとゴールドを使ってシダの指輪を作る工程でもやっぱり

最初に真っ直ぐなシダの葉っぱを作る

→それをくるりとリング状に巻きつける

という流れを大切にしています。

そうやって作ると、まるでホントのシダを身につけているような気持ちになるのです。

 

まっっすぐなシダの葉っぱをくるりと巻きつけるところ。

今日はパラパラ動画風にまとめてみました。

forming progress in fern ring from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.

オーダーメイドエンゲージリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ シダの指輪 手に乗せる 屋久島でつくる結婚指輪 プラチナ、ゴールド

18k champagne gold×platinum900

 

くるり。

シダの葉の両端をくっつけると、小さなジュエリーの姿が生まれた。

 

中指の上にシダのリングが乗せてみる。

作業台のライトを受けてシャンパンゴールドとプラチナが柔らかく輝いている。

ゴールドのリングは約1.1mmの太さで、

プラチナの葉っぱ部分は広いところで約7mmほど。

指先に金属の確かな質量を感じることができた。

それと同時に

ふわりとした軽やかな印象に包まれている。

旅人のように自由なスタイルがありました。

 

 

屋久島の海、空、船 屋久島海とジュエリー オーダーメイドマリッジリングのモチーフ

作業がひと段落して

パン屋さんに向かう途中、

気持ちの良い夏空に出会った。

そうだ!と思い立ってハンドルを切り、

屋久島サウスの岬の先端から撮影。

 

ここはホテルになっているところだけど

奥まで歩いて行くとテラスがあってお気に入りの場所。

そのテラスに立つと突然視界いっぱいに海が広がった。

視界だけじゃなくて音も全部海になって、圧倒的だった。

 

今日も屋久島にありがとう。

夏はまだここに!

出会いにまつわる素敵なイメージ、ジュエリーに変えること。シダの指輪、制作編 #屋久島 #婚約指輪

屋久島のシダの向こうの青空 屋久島日々の暮らしとジュエリー オーダーメイドマリッジリングのモチーフ

今日の屋久島は暑かった!

 

もう少しで9月になるのに、

お昼ご飯は、ざるそばに戻り、

コーヒーはアイスコーヒーになり、

見上げる太陽は眩しく、

お盆前に逆戻りしたような熱気でありました。

 

屋久島が真夏から秋へと向かう季節なので、

オーストラリアは真冬から春に向かう途中なのか。。

散歩途中、シダの葉っぱを太陽にかざして眺めていると、

ふとお二人が暮らすオーストラリアことが頭に浮かんだ。

オーストラリアではこれからシダの新芽の季節が始まる。

そしてお二人が出会ったニュージーランドでもそうだろうと、

始まったばかりのシダの指輪作りに思いを馳せた。

 

 

オーダーメイドエンゲージリングの制作風景 シダの形のリング 越しの屋久島の青空 屋久島でつくる婚約指輪

プラチナの薄い板をくりぬいてかたどったシダの葉っぱ。

夏の空にかざしてアウトラインをチェックしています。

 

シダの葉ぱを眺めていると、

時々それが雲のように見えることってありませんか?

くるくる、モコモコ、軽やかに空を舞って、

そんな風に見ていると、

シダの葉っぱも自由のシンボルのように思えてくるのです。

 

なので、わたしにとってはシダの葉っぱといえば、自由。

思い出深い出来事や、忘れたくない事柄をいつも大切にするために

その場所や風景の一部を印として近くに置いておくことがあります。

 

「出会ったニュージーランドを象徴する植物がシダの葉っぱなので、

それをかたどった指輪を婚約指輪としたいのです。」

お二人が伝えてくれたのは出会いにまつわる素敵なイメージ。

印をかたちに変えるとすれば、

それはジュエリーが最高だろうと思う。

 

オーダーメイドエンゲージリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ 屋久島のシダモチーフ プラチナ、ゴールド 屋久島でつくる婚約指輪

プラチナと組み合わせるリング部分にはシャンパンゴールドを使いました。

葉っぱのプラチナと茎部分のシャンパンゴールドは

大きな火を当てながら、その隙間に別の金属を溶かし流すようにして接続してゆくのですよ!

うまく組み合わさって一安心。

明日からはいよいよ指輪の造形作業です。

くるり、指に纏うようなイメージで!

 

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屋久島のシダ 屋久島森とジュエリー オーダーメイドジュエリーのモチーフ

作業が始まる前に、

森に散歩に出かけ、緑を深呼吸。

 

オーダーメイドエンゲージリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ 屋久島のシダモチーフ プラチナ 屋久島でつくる結婚指輪

プラチナの薄い板を切り抜いて

かたどっているのはシダの葉っぱ。

アトリエでは新しいジュエリー作りが始まっています。

 

シダの葉っぱは屋久島の暮らしの中でとても身近な存在で、

私にとっては、屋久島といえば、

みたいな象徴的なアイテムで

シダの葉っぱをモチーフにしてこれまでいくつものジュエリーを作ってきた。

そうするうちにジュエリーを介して全国各地から

シダ好きの仲間が集まってきた。

 

「彼と出会った国の象徴がシダの葉っぱで!」

つい先日まで結婚指輪をお作りしていた彼女が言ってくれた。

「そのシダをモチーフにして婚約指輪を作って欲しいのです。」

 

国の象徴としてのシダ?!

それって日本で言うところの桜の花のような。。

シルバーファーンと呼ばれるシダは

ニュージーランドではもっとも親しまれている植物だという。

 

屋久島に来てからも、ニュージーランドで暮らしていた方とよくお会いしていたので、

屋久島ーニュージランドって近しいところがあるのかなあ。。なんて、

シダの葉っぱのおかけで急に親しみが湧いてきた。

 

今はオーストラリアに暮らすお二人は

ニュージーランドで出会って、

今、わたしがお二人のために屋久島で指輪を作っている。

それが案外不思議じゃなくて。。

とても自然に感じるのはなぜだろう。

 

うん、屋久島にもシダはいっぱいある。

毎日シダを見ながらこの指輪を作ることにしよう。

オーストラリアに届ける婚約指輪

シダの葉っぱをくるりと指に巻くようなスタイルです。

 

角度2 屋久島のシダ 屋久島森とジュエリー オーダーメイドジュエリーのモチーフ

 

しずくギャラリーで彼岸花。 3人で屋久島に! 家族の時間とジュエリーと。

焼き島しずくギャラリー 庭に彼岸花 屋久島花とジュエリー オーダーメイドジュエリーの販売

台風が去ったあと、

しずくギャラリーの庭で彼岸花が咲きました。

まだまだ暑い屋久島ですが、

少しずつ少しずつ、次の季節の準備をしています。

 

屋久島しずくギャラリー 庭 オーダーメイドジュエリーのお客様 屋久島でつくる結婚指輪

ギャラリーでは

千葉から友人が八ヶ月になったお子様と一緒に訪ねてくれた。

 

「次会うときは3人でギャラリーに行きますね。」

最初会ったときはまだ結婚されていなかったお二人とは

結婚指輪、婚約指輪、ネックレスも、ベビースプーンも一緒に作ってきた

歴史があるのです。

 

それらのジュエリーのモチーフには

シダがあって、しずくがあって、お花があって、

お二人の屋久島での物語が詰まっているようで、、、

いつも素敵な時間にご一緒出来て、ありがとうございます!

 

 

 

屋久島しずくギャラリー 庭 オーダーメイドジュエリーのお客様 と結婚指輪 プラチナ 屋久島でつくる結婚指輪

お二人がつけてくれているプラチナリングとファミリー。

この指輪、今ではたくさん作っているシダシリーズの第2作品目なのです。

 

まだ数年しか経っていないけれど、彼の指輪には小さな傷がついていて、

その傷にもちょっとしたエピソードがあって、

今日ひさしびりに指輪と再会したとき。

お二人とともにジュエリーも時間を経てきたのだなと、感慨深く思ったりした。

 

ご家族や屋久島の季節、そしてジュエリーの移ろぎを前にして、

確かに育まれてゆく時の流れを感じました。

 

 

 

屋久島しずくギャラリーのディスプレイ お花の指輪 ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド 屋久島でつくる結婚指輪

happy jewelry!

パールのしずくネックレス #リメイク #家族×ジュエリー

material:18k yellow gold, pearl
size:全長約15mm

お手持ちのジュエリーをリメイクして作りました。
オリジナルのデザイン。オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約1ヶ月。

ジュエリーを受け継ぐこと。リメイクして新しく!新月の日にパールのしずくネックレス完成

しずくのしずくネックレス #リメイク #家族×ジュエリー

material:18k yellow gold, diamond
size:全長約12mm

お手持ちのジュエリーをリメイクして作りました。
オリジナルのデザイン。オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約1ヶ月。

ダイヤモンドを受け継いでリメイクジュエリーを作りました。カタチの向こう側に何があるのか?

海と結婚指輪のある暮らし。感動をジュエリーに!

屋久島の海、空 屋久島海とジュエリー オーダーメイドマリッジリングのモチーフ

待ちに待った波がやってきた。

 

大きくて、美しいかたちの波。

ツルツルしていて、どこまでも続く波。

夢の中で描いていた波が

一年に一度、島に届くことがある。

今日はそんな日だった。

 

夜明けとともに北の河口に到着すると、

ちらほらと仲間も集まり始めていた。

 

最高の波は仲間と分かち合うのが良い。

島暮らしの中でシンプルで大切なことを学んだ。

 

それ以来、

島で出会った感動を

ジュエリーに、写真に、言葉に変えて

誰かと分かち合いたい気持ちでいっぱいになって、

気がつくとその誰かから

たくさんのハッピーを分けてもらっている自分がいた。

 

ジュエリーと、海と。

 

朝の海のあとアトリエに戻り、

結婚指輪作りを再開。

 

オーストラリアに暮らすお二人に届ける

指輪の造形作業がひと段落となりました。

 

シャンパンゴールドとプラチナのラウンドシェイプリング。

3.5mm platinum and 2.0mm champagne gold from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.

オーダーメイドマリッジリング 手に持って ジュエリーのアトリエ プラチナ、ゴールド 屋久島でつくる結婚指輪

メンズが幅3.5mmとしっかり。

レディースは幅2.0mmと繊細に。

 

お二人の指輪、実はここからさらに一工夫あって

お二人だけのオリジナルをデザインの一部として施すことになっているのです。

こちらが出来上がるまではあと少しお時間をいただくことに。

 

お二人の出会いにまつわるイメージ。

出来上がりが今からとても楽しみです。

木々の影の向こうに夕暮れ時の海 屋久島海とジュエリー オーダーメイドマリッジリングのモチーフ

夕暮れ時、

ルーペとピンセットを置いて、

また海へ。

 

帰り道、宮之浦はひらみやさんで

スコーンとあんぱん、牛乳を買って道の駅で休憩していると、

木々が海を囲むフレームのように見えたワンシーン。

 

 

一つだけの結婚指輪作り。その成形工程。

プラチナとシャンパンゴールド、一つだけの結婚指輪作り。その成形工程。

 

プラチナとシャンパンゴールド、一つだけの結婚指輪作り。その成形工程。

オーダーメイド結婚指輪の制作風景 ジュエリーのアトリエに指輪 ゴールド、プラチナ 屋久島でつくる結婚指輪

台風が過ぎた屋久島サウス。

今日は一日アトリエの中で過ごし、

結婚指輪の造形作業に没頭していました。

 

使った道具は鉄鋼ヤスリ1本と

紙やすり。

そしてわたしの手。

一つの作業が一つだけの製品を生み出す、

唯一無二のジュエリー作りがあります。

 

プラチナとシャンパンゴールドで作る結婚指輪。

その成形工程。

場面2 オーダーメイド結婚指輪の制作風景 ジュエリーのアトリエに指輪 ゴールド、プラチナ 屋久島でつくる結婚指輪

まずは左側、プラチナのリングから。

鉄鋼ヤスリでガリガリとおおまかなアウトラインを削り出してゆきました。

元は右側のように角ばっていたリングに繰り返し角度を変えながらヤスリを入れてゆくと、

柔らかい丸みが現れた。

 

オーストラリアにお住いの二人と

スカイプやメールでお話を続け、

そしてはるか海を越えてサンプルリングを送って、

細部に何度も打ち合わせを重ねてきた今回の指輪作り。

そうして出来上がったデザインが今、形になろうとしています。

ドキドキ。

 

場面3 オーダーメイド結婚指輪の制作風景 ジュエリーのアトリエに指輪 ゴールド、プラチナ 屋久島でつくる結婚指輪

続いて右側のシャンパンゴールドも。

一度進むと後戻りできない作用なので、

少しずつ少しずつ。

 

よく見てみると、

メンズとレディース、同じラウンドシェイプのデザインでも

アウトラインが微妙に違っているの、わかりますか?

 

スクエアっぽさを残しつつ、

表面が柔らかくラウンドするようなイメージが彼の理想でした。

そして、

全体が丸くラウンドするのが好きです!

と伝えてくれた彼女。

 

なぜだろう、デザイン作りでは

「ああ、そういう感じですね。」

とお二人のイメージと容易に通じることができた場面がたくさんありました。

 

それぞれ微妙に違う二つが並ぶと感じる、

どこか似ているような、近しいような

二つで一つ的な雰囲気ってありますよね。

お二人の指輪もそのように仕上げたい。

 

場面4 オーダーメイド結婚指輪の制作風景 ジュエリーのアトリエに指輪 ゴールド、プラチナ 屋久島でつくる結婚指輪

鉄鋼ヤスリを紙やすりに持ち替えて、

12o番、240番、400番

少しずつ細かい番手にスイッチしながら、さらに削り出す。

紙やすりといえど、

まだまだ造形的な段階であります。

 

メンズのリング幅が3.5mm

レディースが2.0mm

 

お二人はニュージランドで出会ったと話してくれました。

彼女はワーキングホリデーと言ってたかな?

実は、わたしも昔オーストラリアでワーキングホリデーやってて

その時

「海の前に暮らして、手を使って何か作って、波があったら波に乗ろう」

そう決めたことが今現実になっていて、

お二人の指輪を作っているのもまた感慨深く

おそらくお二人にとっても

今、オーストラリアが夢を蓄える場所なのかなあと思い、

時々遠くを眺めてしまう。

 

 

作業に没頭して、気がつくと周りが暗くなっていた。

今日はここまでにしよう。

 

明日も指輪中心となります。

みなさまもどうぞ素敵な夏をお過ごしください♪

 

 

 

 

 

 

 

台風の日、屋久島でどう過ごす? 旅してつくる結婚指輪。今日はしずくギャラリーで結婚指輪の相談会でした。

台風19号がやってくる直前の朝、

波が大きくなりすぎる前にいつものビーチに出かけた。

いつものビーチは島の南西側に位置するので、

南東方向から進んでくる台風の影響はまだ少なかったのか、

パラダイス的な雰囲気に包まれていました。

 

そんな時間を狙ってか、

サウスの老舗HONUのカタヤンとイサジロウオジサンも集まってきた。

イサジロウオジサンは本当のおじさんではなくて

ニックネームとしてのおじさん、であり

わたしよりも年下の青年で、

ヨットで沖縄まで渡った、とか、

ソーラーハウスに住んでいる、とか、

なかなか豊富なエピソードを持っているのですが、

彼のお話はまた今度。

 

なんにせよ、

台風の前はいつもこのような感じ。

しばしば、ぞくっとするほど美しい景色に出会うことができるのです。

 

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this morning before typhoon No.19

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そんな台風の日。

先日ギャラリーを訪ねてくれたお二人が

またまたしずくギャラリーに来てくれた。

 

前の土曜に結婚指輪のお話をしたのがきっかけで、

どんどん指輪のデザインのイメージが湧いてきたのだという。

昨日は縄文杉ルートを12時間ほど歩き、

その間にも屋久島と、この自然と深く接して来られたのだろう。

伝えてくれたデザインのイメージは

わたし達を取り囲む、自然の現象にまつわるものだった。

どれもがとてもシンプルなものだった。

「月や水、太陽、山、

などのエッセンスを指輪に刻み込みたいのです!」

お二人の突然のアイデアを聞かせてもらったオレ。

「なるほど!では、そのエッセンスをそれぞれ象徴するような天然石をセットするのはいかがでしょう? 」

今日は朝の虹のおかげだったのかな。

これは!というひらめきを見つけることができたのです。

 

台風で森や海に行けない日は

デザインや結婚指輪のことなど、

ゆっくりと里でイメージしながら過ごすのも良いものです。

お二人の素敵なアイデアに触れていると

どれもがお二人らしく感じられ、

とても自然体なもののように思えた。

 

相談会が終わって、ギャラリーの台風準備を終えて

からの、

今日のアトリエ。

今、オーストラリアに暮らすお二人に結婚指輪を作っています。

昨日準備した素材を丸く形成してリング状といたしました。

左側が彼のプラチナリング。

右側が彼女のシャンパンゴールド。

出来上がったリングを見て、これは!と感じ、

その二つを重ねてみると。

 

ピタリと合わさって、嬉し。

 

彼が18.5号で彼女が7.5号だと、

こんなにも大きさが違うのですね!

これはまさに、彼が彼女を包み込むようにだなあ、

2本のリングを眺めながら、妙に納得してしまった。

出会いって、ホント素敵です。

 

 

指輪作りはいよいよこれから造形の作業へと進んで参りますね。

 

お二人の指輪は同じラウンドシェイプなのですが、

デザインにの中にお二人の好みがしっかりと反映されているのがとても印象的。

違いがあって、そしてお互いのテイストが近しくなるように、

今回は交互に手を加えてゆきます。

 

オーストラリアと屋久島をつなぐジュエリー作り。 プラチナ×シャンパンゴールド、今日から海を渡る結婚指輪編です!

屋久島の木々を見上げる 緑いっぱい 屋久島日々の暮らしとジュエリー

今日の始まりは

空が晴れわたり、暑くて、いつもの8月らしい朝だった。

 

近所に散歩に出かけて、

木々の下から空を見上げると、

葉っぱの間から漏れる光が強くて、

眩しく、

夏の気配をまだまだ十分に漂わせていた。

 

そういえば、台風もやっていていいる。

 

屋久島のシダバック オーダーメイドマリッジリングの素材を手に 屋久島のシダモチーフ 屋久島でつくる結婚指輪

pt900 and 18k yellow gold in Yakushima green

 

今日から新しい制作が始まりました!

ガラスのトレーの中に入れたプラチナとシャンパンゴールドをアトリエの庭に持ち出すと、

木漏れ日の中で屋久島の緑と響き合っていた。キラキラ。

 

 

pt900, 18k champagne gold for wedding rings from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.

角度を変えると

明るく輝くところ、暗く落ち着いたところ、鮮やかな色彩、

様々な表情を見ることができる。

その特徴がゴールドとプラチナに際立っているのも、

結婚指輪の素材として多く使われることに、

やはり自然な成り行きがあるように思えた。

 

 

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 プラチナリング ジュエリーのアトリエ トーチの火 屋久島でつくる結婚指輪

まずは最初の第一歩。

プラチナの線はそのままだと、とても硬く作業に大変なので、

火を当てて柔らかくしています。

 

火を当てて金属を扱う工程は、はるか昔からずっと変わらない作業で、

もちろんずっと職人の手作業によるものだった。

火を使う作業。

ジュエリー作りではほとんど毎日がそうなのです。

 

長く打ち合わせを重ねて、お二人のために作ったサンプルリング。

これを横に置いて、本番を作り進めてゆきます。

 

お二人から指輪作りの声をかけていただいたのは

まだ雨の多く降る梅雨時の頃でした。

オーストラリアからのメールが届いて、

屋久島とオーストラリアを結んで指輪作りを始めることになりました。

 

お二人はニュージーランドで出会ったこともあり、

スカイプを使った会話では

屋久島、オーストラリア、ニュージーランドと

わたしたちに縁のある場所のことが話題に上がり、

それぞれの場所とお二人の時間を紡ぐようなデザイン作りを進めてまいりました。

そして、

その世界広しのデザイン作りをまとめていたのは

彼女とわたしの出身である関西弁だったのも楽しかった。

 

オーストラリアと屋久島をつなぐジュエリー作り。

今日から海を渡る結婚指輪編です!

 

オーストラリアと屋久島に通じ合うモチーフが、あったのです。

とても身近なところに!

屋久島の海、海面のキラキラ ぼんやり 屋久島海とジュエリー オーダーメイドマリッジリングのインスピレーション

夕暮れ時、海へ。

ジュエリーがあって、海があって、

いつもの夏の日にありがとう。

明日もまた、ジュエリーです。

お二人の雰囲気と近しさを感じました!結婚指輪の相談会で“シンプル シルバーリング”をお試しいただきました。

屋久島しずくギャラリー エントランス 屋久島の緑に囲まれて 結婚指輪の相談会

朝早い時間に指輪の仕上げ作業を終えて、

そのリングをお試しいただく待ちあわせの時刻になった頃、

しずくギャラリーを小さくオープンさせました。

 

小さく、というのは

ご予約を頂いて予定を合わせてお越しいただいての時間限定オープンだったので、小さく。

 

「日曜日なら家族揃って指輪を試しにいけます!」とお二人。

「じゃあ、昼前に11:00でどうでしょう?」オレ。

お二人は同じ屋久島の、しかもお隣の地域にお住いだったので、

待ち合わせもリズムよく決まったのです。

 

トレーにシルバーリング 屋久島の緑に囲まれて 屋久島でつくる結婚指輪

結婚指輪の相談会では特に、

お二人でのゆっくりとした時間の流れを大切にしています。

 

たとえば、オーダーメイドのジュエリー作りのきっかけが

お二人のイメージや、小さなひらめきであることは

これまで出来上がってきた結婚指輪を見るとよくわかる。

 

オーダーメイドの結婚指輪は

時間や体験的なもの、

お二人の、ということに価値観を移せば

最高のジュエリーなのかもしれません。

 

屋久島しずくギャラリー ジュエリーのディスプレイ シルバーリング オーダーメイドマリッジリングのサンプル 屋久島でつくる結婚指輪

2.3mm and 2.6mm round shape in silver

 

「シンプルで優しいスタイルが好きです!」

シルバーのリングをお揃いで

お二人が選んでくれた。

 

ギャラリーのディスプレイに置かれた

2本のリングを眺めていると、

お二人の雰囲気に近しい何かを感じることができました。

これがオーダーメイドの持つ力なのかもしれない。

 

そこに屋久島らしくワンポイント、

大切な日付とともにアイデンティティーを記すことにいたしました。

それは同じ屋久島に暮らすお二人と、

わたしの時間や体験を感じるものとなるにちがいない。

 

屋久島のハイビスカスと雨のしずく 屋久島花とジュエリー オーダーメイドジュエリーのモチーフ

お話を終えて、アトリエに戻ろうとしたら

スコールが降り出した。

激しく、短く降った雨のせいでモワッと蒸し暑い。

まだまだ夏なのだ。

丸ごとスイカ 椅子の上に 屋久島日々の暮らしとジュエリーと

アトリエに帰ると、

椅子の上に大きなスイカ!

夏はここにもありました。

 

皆さまもどうぞ素敵な夏の続きを。

今週もよろしくお願いします。

秋の気配?屋久島の柿。しずくギャラリーで結婚指輪の相談会。エメラルドは森の色

柿の実も大きくなり、暑さの中にも季節の移ろいを感じる屋久島です。

ディスプレイではゴールドのジュエリーが目を引きました。

柿の若い緑も。

エメラルドのような深い緑も。

屋久島を感じる色合いです。