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月と星の指輪 これから屋久島の海を渡ります!

月と星の指輪 18k yellow gold, diamond, shell

 

月と星。

大好きなモチーフを指の上で見渡せるジュエリーが出来上がりました。

 

月部分は屋久島の海からいただいた夜光貝を使ったもので、

その色彩がとても月の輝きに近しく思え、

屋久島に来て以来ずっと夢中になって夜光貝で月を作り続けている。

 

ゴールドで作ったリング本体部分と組み合わせる前に

最後の磨き作業を終えると今回も美しい色彩が現れた。

 

 

ケースに入れて、これから海を渡る前の指輪。

 

夏の強い日差しを浴びると、

夜光貝がフレッシュな輝きを放つ、

というのが最近の大発見で、

こうして外で眺めることが多くなりました。

室内の照明でも素敵なので、

昼も夜もたくさん使える予感!

 

今回はサイズを合わせ、オーダーメイドでお作りさせていただきました。

大切な記念となるジュエリーにと声をかけていただきましてありがとうございました!

 

 

 

月と星は

屋久島にいても、大阪にいても、ブラジルにいても、

どこでも、みんなにとって、

とても身近な存在だと思う。

 

絶え間なく、優しい輝きで包み込んでくれる月と星をモノに変えて

身につけたり、近くに置いたりするのは遥か昔からとても自然なことだっただろう。

特別な親しみを感じるのです。

 

月が人生のテーマの一つです!という方々もたくさんいて、

実はわたしもその一人であります。

特に何をするわけでもないけれど、

ベートーベンは“月光”を好んで聴いたり、

斉藤和義さんは“月影”を好んで聴いたり、

お好み焼きは大阪“風月”に行き、

ついつい月を贔屓にしてしまい、

ジュエリーもまた、月モチーフをたくさん作ってきた。

そうしているうちに、気がつけば

周りにも月を好きな人たちが集まってきた。

 

ちょうど先日、月モチーフのピアスを作たけれど、

ネックレスやピアスのように、自分では見えないところに月、

というスタイルも神秘的でグッときます。

でも、やっぱり自分でもそのモチーフを見渡していたい!

というときも。

 

あ、月だ。

ふとした瞬間に一息つけるような。

そんなジュエリーに憧れて、

月と星の指輪を作りました。

 

月仲間の皆さまに、

海が好きな皆さまに、

屋久島の記念に、

大切な思いを詰め込んで、

たくさんの皆さまに、手にとっていただけると幸いです。

 

 

月と星の指輪 18k yellow gold, diamond, shell

 

 

 

最後に夜光貝のキラキラ。

やっぱり海が似合ってました。

 

月と星の指輪 from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.

 

 

 

海とジュエリーが出会う場所 屋久島でつくる結婚指輪

夕暮れ時、

出来上がった指輪を持って、海へ。

屋久島の海 夕暮れ時 オーダーメイドマリッジリングのモチーフ 屋久島海とジュエリー

お二人の指輪を作っているときは

屋久島は夏の真っ只中で

夕暮れ時、作業がひと段落しすると決まって海に通っていました。

 

結婚指輪作りのオーダーを頂いて、

お話を進めるうちに、

お二人も海が大好きだということがわかって、、、

最後はやっぱり指輪を海に持ってこよう!

そう感じたのはとても自然なことでした。

 

シーグラスを手に 屋久島の海バック 屋久島海とジュエリー

いつものビーチ。

 

オーダーメイドマリッジリング 屋久島の浜辺で ゴールド プラチナ 屋久島の海モチーフ 屋久島でつくる結婚指輪

pt900, 18k champagne gold wave ring with hammered texture

 

彼がプラチナで、彼女がシャンパンゴールド。

スクエアシェイプ、すっきりと細身のスタイルです。

 

手に馴染むように、お二人の暮らしに寄り添うように、

心地よいつけ心地にはこだわりました。

 

表面を金槌でコンコンと叩いて凸凹にしたのは

有機的な質感を与えたかったから。

体の一部となるような指輪を作りたかった。

 

角度2 オーダーメイドマリッジリング 屋久島の浜辺で ゴールド プラチナ 屋久島の海モチーフ 屋久島でつくる結婚指輪

夕暮れ時の太陽の光が砂に反射して、

きらきらと

お二人の指輪を祝福しているようでした。

 

最後に

綺麗だった島の空をお二人に。

屋久島の海 夕暮れ時 屋久島海とジュエリー 

ご結婚おめでとうございます!

楽しい指輪作りをありがとうございました。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

 

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オーダーメイドマリッジリング、プラチナ、ジュエリーのアトリエ、屋久島の海モチーフ 屋久島でつくる結婚指輪

プラチナ、スクエアでアウトレートのアウトライン、キラキラ模様。

 

この夏を散りばめた、海のキラキラ結婚指輪。

今日はメンズのリングが出来上がりました。

すっきりとシンプルなスタイルがやっぱり大好きです。

 

シンプル、結婚指輪作りにずっと夢中!金槌でキラキラ模様をつけた日。

 

2.0mmと細身ながらも、

しっかりとボリュームを持たせて仕上げると

確かで、心地よいフィーリングを感じることができた。

うん、

これはずっと長くつけていただきたい一本です!

 

リングの表面には

光の強いところ、黒の濃いところがあって、

この光のコントラストか高いのがプラチナの特徴でもあるのです。

重さがシルバーの約2倍あるので

大人っぽい重厚感があるのが嬉しい。

 

 

オーダーメイドマリッジリング、プラチナ、ゴールド ジュエリーのアトリエ、屋久島の海モチーフ 屋久島でつくる結婚指輪

pt900, 18k champagne gold  with hammered texture

 

さっそくレディースのリングと並べてみました。

柔らかなカーブと抑揚をアウトラインに与えたレディース。

対してメンズはストレート。

シャンパンゴールドとプラチナの素敵な組み合わせ。

 

「いつも好きなテイストがバラバラで。。」

と言ってくれたお二人の指輪は

こんなにもお揃い感たっぷりに仕上がって、

なんだかとても、あたたかい気持ちになりました。

 

素材やカタチが微妙に違っても

二つが揃って初めて一つとなるような。

そんな結婚指輪のスタイルが大好きです。

 

この指輪を選んでくれたお二人はどんなカップルなのだろう。

お会いする機会があれば、お話ししてみたいことがたくさんある。

海を越えてお電話で進めてきた指輪作りもそろそろこれで終りとなりますね。

慣れない作業にお付き合い頂きまして本当にありがとうございました!

 

デザイン作りの過程では

彼も彼女も、わたしも、海が好きで波乗りをやっていることが

お話しするうちにわかってきたりして。。

お酒飲んだ前後でサイズが変わった出来事もあったりして。

一つ一つ細部をお二人に合わせてゆく作業自体も楽しく、

今となってはなんとも名残惜しいような!

わたしにとって、とても大切な時間となりました。

 

明日も天気が良ければ

最後に海にこの指輪を持って行こう。

そして、

その海を越えてお二人の元にお届けしよう。

 

あと少し、楽しい時間は続きます。

 

屋久島の海、空 屋久島海とジュエリー オーダーメイドマリッジリングのモチーフ

 

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屋久島の海、空 屋久島海とジュエリー オーダーメイドマリッジリングのモチーフ

火曜日の海

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエにプラチナリング 屋久島でつくる結婚指輪

火曜日のアトリエ

 

今日は金槌を使って指輪の表面にキラキラ模様をつけた日。

金槌の表面に作った凸凹模様を

スタンプするようにして思い切り打ちつけてゆきました。

 

金属にテクスチャーをつける金槌はいくつか持っていて、

いつもその都度ふさわしい表情を与えてくれる金槌を選ぶことにしています。

数えてみると、

私が持っている金槌は5本あった。

一本につき2つの面があるので、

合計10種類の槌目模様を持っていることになります。

 

大きなカーブ、突起の強いもの、ピカピカ、ゴリゴリ、

様々な表情があって、

この模様は全部手作業で作ったもの。

 

酸素トーチで金槌の先端を真っ赤に熱し、焼きを入れて。

ヤスリを使ったり、ドリルを使ったり、石に打ちつけたり。

そうやって自分だけの形が出来上がった。

中には大先輩より受け継いだものもある。

このような道具は一生使うことになるだろう。

 

金槌って一番シンプルな道具なのかもしれません。

はるか昔から変わらない作業に、ずっと夢中です。

 

 

 

お二人の指輪作りに選んだ金槌は

少し小さめで、シャープな先端を持つもの。

 

叩いていると、

平たかったリングの表面が波打ってきた。

海のキラキラが現れるかな?

 

 

Untitled from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.

 

 

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オーダーメイドで作りました。ありがとう!月のかたちの小さなピアス。#屋久島暮らし #ジュエリー作り

月形のピアス ジュエリーのアトリエ ゴールド インペリアルトパーズ 屋久島でオーダーメイドジュエリー

オーダーメイドで作りました。

月のかたちの小さなピアス。

 

ゴールドの月と

インペリアルトパーズの組み合わせ。

月とそのヒカリを一つとしたジュエリーに

“月のあかりピアス”という名前をつけました。

 

 

「オーダーメイドでピアスを作って欲しいのです!」

と声をかけていただいたのがピアス作りの始まりだった。

「結婚指輪は海と山をモチーフだったので、次は月でどうでしょう!?」
(*巻末リンクに結婚指輪編)

彼女と月のピアス。

イメージが思い浮かんだのは自分でも驚くほどに一瞬のことだった。

月が石を抱くようなスタイルの直付けピアスは

わたしにとっても新しいデザインの誕生で、

作りたい気持ちがいっぱいで、ドキドキに包まれた。

 

 

屋久島での暮らしは月なしでは語れない!

というほどの不思議な引力がありまして、

これまでも月にまつわるジュエリーをたくさん作ってきた。

そこに彼女のストーリーが出会って、

新しいジュエリーが生まれた。

 

そして。

出来上がったピアスを手に取っていると、

このイマジネーションが

次へとバトンタッチされてゆく未来がうっすらと見えてきた。

それはなかなか素敵な光景だった。

 

 

moonlight earrings from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.

左右のピアスは

作品として味わいを持たせるために

左右の石の色を少しだけ違う2個の石を選んでセットしました。

オーダーメイドならではの楽しみがあります。

 

角度を変えると月のあかりがキラリ。

 

指の上 月形のピアス ジュエリーのアトリエ ゴールド インペリアルトパーズ 屋久島でオーダーメイドジュエリー

トパーズの大きさが約2.0mmなので

全体は3.5mmほどと、ホントに小さい!

ずっと付けっ放しで、

体の一つとなるようなジュエリーが作りたかった。

 

 

オーダーメイドが良いのは

何と言っても今に自分に必要な、

ピタリと寄り添うジュエリーを手にすることができるからだろう。

 

理想のジュエリーのイメージがあるときもある。

そして、カタチを超えた何か、その向こう側にあるものを身に付けたい時。

そんなときもぜひ声をかけていただきたい。

ずっと長くつけるジュエリーになると思います。

 

 

 

屋久島の月夜 海、空 屋久島日々の暮らしとジュエリー オーダーメイドジュエリーのモチーフ

作業が終わって夕暮れ時、ふとした拍子に出会った月。

 

曇りの日や昼真っだったり

見えないときも多々あるけれど。

ああ、月はいつも、ずっと近くにあるのだなと感じた瞬間。

 

素敵なジュエリー作りをありがとうございました。

今日も屋久島にありがとう。

 

 

オーダーメイドのご相談
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

プラチナでつくる“山リング、海リング” お二人が海を越えてギャラリーまで来てくれました。

 

屋久島 海のある暮らしから生まれました。海のリズム、海のたゆたい シャンパンゴールド 波リング

屋久島の海、水平線 屋久島海とジュエリー オーダーメイドマリッジリングのモチーフ

島の夏には曇り空でふんわりとした景色もあります。

今日はそのような海でした。

 

日々色を追求している裕子さんに言わせると、

この微妙な感じにたまらなく惹きつけられるらしい。

確かに味わい深くて、

無心でいつまでも眺めていられるような。。

この島に暮らすようになって、

空も海も、実にたくさんの色に満ちていることに気がついた。

オーダーメイドマリッジリング ジュエリーのアトリエ シャンパンゴールド 屋久島でつくる結婚指輪

k18 champagne gold

 

シャンパンゴールドのリングが完成。

同じ九州にお住いのお二人にお届けする結婚指輪、その1本目。

海のたゆたいの印象をアウトラインに閉じ込めました。

角度2 オーダーメイドマリッジリング ジュエリーのアトリエ シャンパンゴールド 屋久島でつくる結婚指輪

角度を変えてみると、

そこにはたくさんのリズムがあって、

金槌で叩いたリング表面に光が乱反射して、

晴れた日の水面のようにきららと光っている。

 

実はこの感じ、

屋久島でとても馴染み深い情景そのものでもあって、

海のあるここの暮らしから生まれたジュエリーなのです。

 

そのモチーフから

時には、「海リング」と呼ぶこともありますし、

時には、「波リング」と呼ぶこともあります。

カタチのないリズムをずっとカタチにしたかった。

 

 

手に持って オーダーメイドマリッジリング ジュエリーのアトリエ シャンパンゴールド 屋久島でつくる結婚指輪

レディースのリングということもあって、

手に取ると、それはとても軽やかで。。

 

細い部分は約1.3mm幅。

そして一番太い部分が2.2mm幅。

彼女と相談して決めたのは

スッキリそして丈夫に毎日着けられるバランス感。

彼女だけの黄金律がここにあります。

 

手に持って 角度2 オーダーメイドマリッジリング ジュエリーのアトリエ シャンパンゴールド 屋久島でつくる結婚指輪

この向きで指につけると、

カーブの効果があって

指がよりスッキリと見えるというのも嬉し。

 

試しに指の中でくるくると回して見ると、

場所によって違った表情が現れるのも楽しく感じました。

 

それにしてもこの夏に、海のジュエリーを作るって

気持ちが良いものですね。

「波乗りが共通の趣味で!」

と電話で話してくれたお二人も今頃に行ってるのかな?

オレも海に通いながら、

もう少しこの指輪作りを続けます。

 

屋久島のハイビスカスを手に 木漏れ日 屋久島花とジュエリー オーダーメイドマリッジリングのモチーフ

こちら屋久島サウスでは

ハイビスカスは生垣に多く使われていまして、

その種類も原種っぽいスリムなものから、

オレンジやピンク、大きなものまで色とりどり咲き始めている。

 

暑い日は

なぜだかハイビスカスの赤が心地よく感じられ、

アトリエの生垣から一輪いただいて

作業机に飾りました。

 

最後に波リングのキラキラ

18k champagne gold wave ring from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.

 

制作記はこちら

たゆたいをリングに与える日。海の揺らめき、シャンパンゴールド波リング。制作編

自然のリズム、感じるライン。屋久島夕暮れ色×シャンパンゴールド結婚指輪 制作編

シャンパンゴールドとプラチナと海。キラキラ、夏の結婚指輪作り編!

たゆたいをリングに与える日。海の揺らめき、シャンパンゴールド波リング。制作編

屋久島の海 海中 屋久島海とジュエリー オーダーメイドマリッジリングのインスピレーション

海の揺らめき

水面のたゆたい。

 

定まることなく、変化し続けるさまは

海とともにある島の時間そのもののようだ。

 

結婚指輪を生まれてから2回目に作ったとき

この水面の揺らめきを模して、リングのデザインを作ったのをよく覚えている。

(ちなみに一番最初に作った結婚指輪は自分用でした。)

 

それ以来

この揺らぎのフィーリングが気に入って、

ずっと長く作り続けている。

デザインが変わり、素材が変わり、

つけてくれる人の数と同じ数だけ、新しい指輪が生まれてきた。

 

今日はそのたゆたいをリングに与える日。

 

シャンパンゴールド、波リング、キラキラ

よく考えてみるとこのスタイルは初めてのアレンジだった。

 

 

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ ゴールドリング、金槌を手に 屋久島でつくる結婚指輪

シャンパンゴールドのリングと金槌。

そしてコンコンと叩くアクション。

必要なのはとてもとてもシンプルな組み合わせではあるけれど、

一度進むと戻ることができない作業だけに

背筋が伸びる!

 

強く叩いたり、

リズムをとってみたり、

時には勢い余ることもある。

全ての瞬間を含めたものが表情となるこの仕事。

手作業だけが生み出すことのできるテクスチャーがあります。

 

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ ゴールドリング 屋久島でつくる結婚指輪

今日のたゆたい。

ありがとう。

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ ゴールドリング 屋久島でつくる結婚指輪 角度2

うまくキラキラが現れて、ほっと一息。

そして、

ここからさらなる造形を始めることにしよう。

 

後ろには本番前に彼女に合わせてお作りしたサンプルリングがあって

そのイメージに近しくなるよう、

これから次なるステージを進めてゆきますね。

 

手を加えるたびに、指輪にスピリッツが吹き込まれてゆくのは

いつまでたっても面白いものです。

 

 

 

 

最後に、今週の思い出。

海には毎日のように通いました。

素敵な週末となりますように!!

Untitled from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.

自然のリズム、感じるライン。屋久島夕暮れ色×シャンパンゴールド結婚指輪 制作編

屋久島の百合 雨のしずく 屋久島花とジュエリー オーダーメイドマリッジリングのモチーフ

夏のユリと夏のしずく。

 

今日の屋久島は雨。

こんな日は朝夕と涼しくなるのが

島の夏であります。

 

始まったばかりの指輪作りが待ち遠しかったのもあって、

しとしと雨の音で、早い時間に目を覚ました。

 

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 手に結婚指輪の素材 シャンパンゴールド 屋久島の緑バック 屋久島でつくる結婚指輪

メンズとレディース、

どちらから先に作ろうかと一瞬考えて

手にとったのはシャンパンゴールド。

まずはレディースのリングから作り始めることにいたしました。

 

海を越えて声をかけてくれたお二人の結婚指輪作り

最初の第一歩です。

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ ゴールド 屋久島でつくる結婚指輪

鉄鋼ヤスリでガリガリ。

シャンパンゴールドの角ばった素材を削り落としています。

 

これはリングの中に細いところと太いところを作る

下ごしらえ的作業でありまして、

彼女とここまで何度もお電話で打ち合わせを重ねてきて、

そこで生まれたデザインが今こうしてカタチになり始めている。

最初はゼロから始まった指輪作りなので、もうすでに嬉しくなっていた。

 

彼女と一緒に作り上げたイメージは

緩やかな波のようなアウトライン。

自然のリズムを感じるライン作りにはこだわりました。

 

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ シャンパンゴールドのリング 奥に見える屋久島の貝殻 屋久島でつくる結婚指輪

削り落とした線をリング状にすると

角度2 オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ シャンパンゴールドのリング 奥に見える屋久島の貝殻 屋久島でつくる結婚指輪

抑揚のあるアウトラインが現れた。

 

ここからさらに手を加えて、

もっと研ぎ澄ませていこう。

海のリズムに近づいてゆこう。

 

屋久島の海、空、ソテツの影 屋久島海とジュエリー 屋久島でつくる結婚指輪

夕暮れ時、

ピンセットを置いて、海へ。

 

山から強く吹いていた風。

海面に反射して眩しかったヒカリ。

見上げると雲がすごいスピードで流れてて。。

 

夏はやっぱり好きだ。

 

西の空に感じた黄金色のまどろみが

なんとなくシャンパンゴールドに似ているような気がしました。

 

シャンパンゴールドとプラチナと海。キラキラ、夏の結婚指輪作り編!

屋久島の海、空 夕暮れ時 屋久島海とジュエリー オーダーメイドマリッジリングのインスピレーション

長く続いたデザイン作業がひと段落して、

次の制作との区切り目に海に出かけた。

 

8月最初の日の海。

涼を求めてサウスの仲間も集まっていた。

海面はガラスのようにクリアだった。

 

 

ジュエリーのアトリエに貝殻 屋久島海とジュエリー 屋久島でつくる結婚指輪

今日のコレクション。

アトリエに戻り、新しく始まる結婚指輪作りの準備を始めました。

オーダーメイドマリッジリングの素材 ジュエリーのアトリエ ゴールド、プラチナ手に持って 屋久島でつくる結婚指輪

pt900, 18k champagne gold

 

今回お二人に用意したのは

シャンパンゴールドとプラチナ。

 

品のある輝きの中に、柔らかさがあって、

どこか有機的の漂う二つの素材は

永くつけると体の一部となるようで、

わたしもずっと夢中になっています。

 

手にとってくるくると回してみると、

二つの異なる組成の金属が

キラキラ共鳴しあって反射しあって、

まるで一つのヒカリのようでした。

 

pr900, 18k champagne gold at studio from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.

 

ゴールドとプラチナのキラキラを眺めていると

今日の海と重なり合って、

ふと、

お二人も海が大好きだと言っていたのを思い出した。

 

うん、楽しい指輪作りになりそうだ。

今日から夏の結婚指輪作り編です!

 

屋久島のハイビスカス 雨のしずく 屋久島花とジュエリー オーダーメイドマリッジリングのモチーフ

みなさま素敵な8月を!

夏にありがとう。

月、シダ、雨のしずく、いつものモチーフが現れた!屋久島に暮らして、ジュエリーを作ること。

屋久島の森から望む海、空 屋久島日々の暮らしとジュエリー オーダーメイドマリッジリングのモチーフ 

穏やかだった今日の海。

 

台風が屋久島まで戻ってくる!

ということで、

かなり身構えていたのだけど、

過ぎてみれば拍子抜けするくらい穏やかな二日間だった。

海にもついに、うねりはやって来なかった。

 

変わっていたことは

トンボが飛び交い始めたことくらいで、

「まったく読めない状況ですね!」

「急にドスンときそうです」

「飛行機キャンセルしたけど、屋久島は案外普通のようですね!」

友人たちとはそんなメッセージを交わし、

いつもよりもかえって静かなを過ごしておりました。

屋久島の百合 雨のしずく 屋久島花とジュエリー オーダーメイドジュエリーのモチーフ 

 

今年のユリはホントにすごいのです。

家の庭に、道路脇に、

歩けば視界に入ってくるくらいで、

島に10年暮らした中で一番のアタリ年であることは間違いない。

 

今日のお気に入りは

雨上がり、森の中に咲いていた1本。

 

 

オーダーメイドマリッジリングのデザイン風景 ダイヤモンドリング、プラチナ結婚指輪 屋久島でつくる結婚指輪

さてさて、アトリエです!

ずっと描きたかったデザインがいくつかあったので、

朝から頭をクリアにして机に向かい、

コーヒーをドンとpcの脇に置いて、

結局日が暮れるまでここでデザイン作業に没頭していました。

ふんわりした印象が紙の上に現れる瞬間が面白いのです。

 

指輪のアイデアをカタチにしていたら、

月だったり、

シダの葉っぱだったり、

雨のしずくだったり、

いつものモチーフたちが現れた。

 

自然の中に暮らして、ジュエリーを作る。

というスタイルを思いついたのは

ずいぶん昔に収集していたインディアンジュエリーにインスピレーションを受けたことがきっかだった。

広い空や大地に囲まれて暮らす彼らのスタイルが

ジュエリーに映し出されていたのが素敵に思え、

オレも同じように自然の中に暮らすと、どんなジュエリーが生まれてくるのだろう!

ある意味とてもシンプルなことに興味いっぱいだった。

 

そして今、屋久島でジュエリーを作ってます。

ちょっと運命的な感じになりますが、

巡り会いや流れって、あると思います。

季節の移り変わりがあって、

花や月、トンボが飛んで、

声をかけてくれるみんながいて、

わたしがいて、

それが出会う瞬間ってホント奇跡のようではあるけれど、

同時に確かで揺るぎないことのようにも感じます。

 

今回の台風もそうだけど、

今と同じ状況でデザインするこはないのだろうなあ。。

そう思うと、

目の前にあるジュエリーの絵がとても愛おしく思えてきた。