激しい雨と深まる緑、花々の変化を追いかけていた。屋久島はやはり雨が似合う。
激しい雨と深まる緑、花々の変化を追いかけていた。屋久島はやはり雨が似合う。
屋久島サウスのアトリエです。造形の深まるリングを手にしてときどきお二人のことを思う。彼が選んでくれたのは17.2号、スッキリ細身のデザイン。まだお会いしたことはないけれど、好きなスタイルが伝わってくる。繊細さを際立たせるために、しっかり丈夫に仕上げなくっちゃ!とデザイン作りの時に思った。なのでプラチナは特別硬い配合で精製した。
最初は均一幅の予定だったデザインを、彼のリクエストで思い切ってリズムを持たせて仕上げたのも良かった。ほんのちょっとしたインスピレーションを信じて、お二人と一っしょにここまでやってきたような気がする。
これまでデザイン作りの時間が長かったので、なんだか名残惜しいような気持ちもありますね。始まった指輪作りのいろいろはここに。
さて、今日も移ろう季節とともに。指輪作りは中盤を過ぎたところくらいかな。
作業の合間に雨季の始まりを見つけた。今年もありがとう。
パンケーキは厚めに焼くのが気に入っている。薄くスライスしたバナナをたっぷり入れて。
磨き上がったプラチナリングの佇まい。確かな存在を感じるけれど、とても静かだと思う。
細いところ、太いところ、切り込み模様とリングのカーブ、角度を変えるたびに新しい表情を見せてくれるのも楽しい。作業台の上でくるくると回して遊びつつの、次は彼女のリング作りへ。素材は違いながらもお揃いのデザインなので、彼のプラチナリングを横に眺めながら作り進めていこうと思う。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
屋久島サウスのアトリエです。これから始まる造形を前に庭先で深呼吸。一度だけのタッチから生まれるオリジナル感を求めて。
今まで何度も作ってきたデザインのように感じるけれど、いつも新しい表情に出会うことができるのがオーダーメイドの素敵なところだと思う。出来上がるジュエリーはなんとなく彼と彼女に似ているような気もしてきたりして。海を越えてそして2020年から20201年にかけて、お二人とデザイン作りをご一緒した日々も懐かしい。そしていよいよ始まった結婚指輪作り。
まるで夏みたいな空や海のブルーを眺めながら、今日も作業机に向かっている。
ここがファーストタッチで、
ここまで数時間。休むことなく一気にヤスリで削りあげた。リングの表面に緩やかな波が打ち寄せているイメージ。
金属を加工していると、ときどきそこに大地の気配を感じることがある。土と触れ合う記憶。
作業の合間にはいつものビーチに。
水のリズムを感じて。
川を渡って海へ出よう。かたちのよい波も打ち寄せている。何本か波に乗ってから、また指輪作りを再開しよう。
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ナノハナのネックレス 18k yellow gold, diamnd
始まりの季節にはやっぱり菜の花が似合う。春風に揺られる菜の花を眺めていると、あたたかで力強い気持ちに包まれる。
菜の花をかたどった、ゴールドとダイヤモンドのネックレス。てんとう虫も集まってきた祝福感。
彼とはデザインやプレゼントの日程を相談しながら一緒にオーダーメイドの作業を進めてきたので、なんだかとても嬉しくて、グッとくる。小さなネックレスだけど、ここには大切な想いやあたたかな物語が詰まっている。
「4月から家を離れて仕事を始める妹を応援したいのです。」大切なジュエリー作りの声をかけていただけて嬉しかった。
屋久島からもおめでとうございます!ジュエリー作りを通してあたたかな瞬間にご一緒できるのは幸せなことだなと思う。
小さなゴールドのネックレスなのでずっと付けっ放しできるのもいい感じ。ときどきフワリと爽やかな風が吹きますように。
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屋久島サウスのアトリエです。結婚指輪はずっと長くお付き合いいただくものだから。つけ心地優しく、リズミカルで楽しいアウトラインとするために繊細な造形を加えておく。
去年の秋にデザイン作りが始まったお二人との結婚指輪作り。あれから冬を越えて、島が暑くなってきたタイミングに乗るように、毎朝海に通いながら作業を進めている。
お二人が選んでくれた波模様のデザインは、二つで一つに感じるほどにお揃い感がある。まだお会いしたことがないお二人だけど、息がぴったりなのは伝わってくる。素材や微妙なバランスは違っているのだけど、進んでいこうとする先が同じところに向かっている。
最近の状況のいろいろもあって、彼と彼女、そしてわたしと3箇所を繋いでデザイン作りした日々も思い出深い。
ほんのささやかなことでも、こうやって共に舵ををとって進んでゆけると、人生はとても幸せだなと思う。お二人の今までがあって、そしてこれからを感じるような指輪になればいいと思う。
こうやってお二人と一緒に作ってきたイメージが目の前で形になっていく時、あたたかな気持ちに満たされる。希望のイメージに包まれながら、今日も作業机に向かっている。
彼女のピンクゴールドをくるりと造形して、次は彼のプラチナをくるりしていくことに。
両端をつなぎ合わせてリングになると驚くほどに強くなる。
彼のプラチナと彼女のピンクゴールド。ピタリと合わさった。
もう夕暮れ時になったのか。庭先に出て空を見上げ、
お二人のリングを通して光を帯びてきた月を眺めている。
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夜明けの屋久島ノースへ。暑くなりそうな日曜日の始まり。今日はルーペとピンセットを持たずに1日を過ごしました。
屋久島サウスのアトリエです。屋久島から岐阜へ、海を越えてお届けする結婚指輪を作り始めている。お二人と一緒に作り出したデザインを数字に置き換えて、これまでのいろいろを思い出す。
オーダーメイドの作業では指輪が出来上がるまでの時間も愛おしい。お二人には秋にご連絡を頂いてから、メールを交わしたりサンプルリングを送ったりしながらデザイン作りを進めてきた。冬を通り越して、ほんと、ずいぶんと暖かくなりましたね。ここまでずっとありがとう。
待ちに待った指輪作りの始まりは海辺でお二人の素材を手にして。
そしてまた海から始まる1日。島のリズムを感じながらお二人の指輪を作り進めていこうと思う。
よく見るとポツンと小さな人がいる。海では友人たちと波に乗る。
浜辺で出会った初めての花と。
大好きな月見草と。一年ぶりにこんにちは。そしてアトリエに戻ろう。
さて、作業机では彼女のリングの造形から。ピンクゴールドに火をかけて柔らかに焼き鈍している。ここからは一度進むと戻れない道のりだ。集中を高くキープしていると心が平らになってくる。
ピンクゴールドの地金を叩いて伸ばし、削ってまた火をかけて、また叩く。昔ながらのリズムが心地よい。一つずつしか作ることができないけれど、一つだけであることを大切にしていたいと思う。
夢中になっていると、すっかり日も暮れてしまった。作業の手を休めて遠くを眺める。うん、明日もきっと良くなる。
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新しく始まる結婚指輪作りの準備をひと段落して、今日はいつものビーチに向かう。夕暮れ時になんとか間に合った。お二人が選んでくれた素材を柔らかな光の中で眺めながら、指輪作りのイメージを膨らませている。そういえば、ピンクゴールドは夕暮れ時の淡赤色のようでもあるなあ。プラチナは強弱を繰り返すクリアな光そのものだろうか。繰り返す波のリズムが心地よい。お二人が選んでくれたのはこの海にまつわるデザインだ。今日の海のように力強くて、でも静かで優しい指輪を作ろうと思っている。
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material: 18k pink gold, platinum
size:1.6mm-2.2mm wave, 2.3mm straight
Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.
こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。
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お二人が暮らす沖縄と屋久島。広い海を繋ぐようにオーダーメイドしたシダ模様の結婚指輪。同じ南の島同士で気の合うこともたくさんあったなあ。お二人との指輪作りのいろいろを思い出しながら。
出来上がったリングには植物の印象と海の印象が漂っていて、彼と彼女のお名前にもぴったりだと思う。プラチナとピンクゴールド。エメラルドがキラリ。お二人の物語が小さなリングにキュッと詰まっている。
アーカイブを辿ってみると、最初にメールをいただいたのは去年の秋だったのか。あれから屋久島では山茶花が咲いて椿も咲いて冬がやってきて、森では雪が積もり、雪が溶けてオウレンの花が咲き始めて春がやってきた。この頃見かけるようになったハイビスカスはもう沖縄でもいっぱいなのだろうなあ。長い間指輪作りにお付き合いいただいて本当にありがとう。
長く指輪作りをお付き合いすると、なんだか友人のような気持ちにもなるものですね。でもいよいよ海の向こうに指輪をお届けする時がやってきた。半年続いた小さな物語のエピローグには、指輪を手に森に出かけることに。
花々の祝福を通り抜けて。
柔らかに弾ける春を眺めながら。
木漏れ日の下でお二人のリングを手に取る。強くなってきた光がピンクゴールドとプラチナ、それぞれの色調を浮き上がらせている。軽やかなイメージなのに、しっかりと重たい。直線的だったり、リズムカルのカーブしていたり、少しずつ微妙にアウトラインが違っているからか、二つが寄り添いあって一つのようにも見えた。
いつも近くに自然を感じていたいから。きっとお二人も一緒だろう。大切なフィーリングを分かち合うことができて嬉しい。
つけ心地優しくなるように、じっくりと手作業で作りました。日々の暮らしの中でふと気持ちが柔らかになる瞬間があれば幸いです。
新緑の屋久島より、沖縄のお二人に。いつかこちらにも遊びに来てくださいね。そしていろいろ落ち着いたらオレも沖縄に行きたい。おめでとうございます。楽しいジュエリー作りをありがとうございました!
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屋久島の潤いに囲まれて、
お二人のご結婚10周年を記念するジュエリーを作っている。小さなペンダントのモチーフになってるツユクサの花。
雨降りを合図に始めた、水にまつわる二つのジュエリー作り。しずくの指輪はゴールドのリングにプラチナの粒々を装飾して、ツユクサのネックレスはプラチナのお花にゴールドの粒々を装飾する。
ご結婚10周年の記念にと声をかけていただいて、ツユクサをかたどった小さなネックレスを作っています。#屋久島でつくる結婚指輪
それにしてもご結婚だったり、記念日だったり、大切な思いの詰まったジュエリー作りは、みんなの幸せを分けていただいているようでもあるなあ。おめでとうの気持ちに包まれながら、今日も作業机に向かっている。
火をかけたり叩いたりの造形作業を終えて黒ずんだプラチナを綺麗に洗い流す。アトリエで火を使うときはキャンプ道具が登場するのが屋久島流。
最後の段階で磨き上げをかけていくのだけど、ここで柔らかな光沢に出会えるといつもながらに嬉しい。キラリと輝く何かには誰もが惹きつけられるものがあって、それは金属も朝露も天然石だって同じなんだろう。
これからセットするアクアマリンのブルーと。
春の海の印象と。
ジュエリーが出来上がることは、お二人にとっては新しい時間が始まることでもある。終わりのようでもあるけれど、あと少しで完成を迎えるのはとても爽やかな心地だ。ずっと長くつけていられるようにと、大好きなツユクサのネックレスを選んでいただけて嬉しかった。
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屋久島サウスのアトリエです。造形のひと段落したゴールドのリング越しに春をながめて。
小さいものには何でこんなにも惹かれてしまうのだろう。小花やしずくもそうだし、繊細なジュエリーもそう。あと、シマリスなんかもいた。
繊細さを作り出すための水面下、ジュエリー作りではルーペやピンセットは欠かかせない。集中を高めすぎてキューっとなることも多いけれど、ときおり遠くの山々を眺めるとフワリと力が抜けてゆくので助かる。刺激と癒しの共存が屋久島らしいところだなと思う。
さて、アトリエではしずくの指輪からバトンをタッチ。ご結婚10周年の記念にと声をかけていただいて、ツユクサをかたどった小さなネックレスを作っている。
炎で真っ赤に熱するとプラチナはフワリと緩む→柔らかになったところでカーブをつけてゆく→木槌で叩くとプラチナはまた硬くなって仕上がる。金属にも呼吸のようなものがる。ずっと長く丈夫にお使いいただくものですものね。金属のリズムに心を傾けながら、じっくりと作業を重ねてゆきたい。
そしてまた、窓の向こうを眺めて。山々に分厚くかかっていた雲が空へ解き放たれて、新緑の緑が発光し始めている。
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