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屋久島 日々の暮らしとお二人の結婚指輪作り。大好き、プラチナの輝きとは。

波はそこまで大きくなりすぎずに落ち着いている。どうやら台風は島の西側に外れて進路を取っているらしい。この季節は毎週のようにソワソワ慌ただしくなるのも島暮らし独特のリズムでもある。

今回は雨戸を閉めたり停電に備えたりはしないで済みそうだけど庭先のバナナだけは用心しておくことにした。収穫してみるとなかなかに重たいぞ!

そして台風前後には美しい空や海に出会えるのも、島暮らしのあるある。色鮮やかな屋久島時間に包まれて、お二人の結婚指輪を作っている。

屋久島 日々の暮らしとお二人の結婚指輪作り。波のリズムのような。緩やかな時間のような。

島で暮らしながら海の向こうに暮らすお二人の結婚指輪を作らせていただける、そんな素敵な繋がりに恵まれて幸せに思う。いつもインスタグラムを見てくれていて本当にありがとう!

いよいよ長くご一緒いただいているオーダーメイドの日々もそろそろ折り返し地点なのか。これまでお二人とメールで交換したたくさんの言葉だったり、この夏のいろいろを思いながら今日も作業机に向かっている。

リングの表面は紙やすりで磨き上げる。荒いところから少しずつ細かく番手を変えてきめ細やかな光沢を与えていった。指先とリングとの距離がとても近くなる瞬間だ。柔らかに、そしてすっきりと。手作業から生まれる優しい手触り感が気に入っている。

リングは白く明るい部分と黒く沈む部分のコントラストが高く輝いている。プラチナ独特の光の強さかもしれない。とても細いスタイルだけど、これなら確かな存在を感じていただけるだろう。長くお使いいただく結婚指輪ですから。いつまでもこの輝きが変わらないプラチナを選んでいただけてよかったなと思う。

ザーッとふった通り雨で庭先の植物たちはキラキラの装飾を纏った。プラチナも、雨のしずくも、木漏れ日も、同じように心にグッと響を与えてくれて、自然が生み出す輝きをやっぱり大好きに思わずにはいられない。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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